36 塁審はファウルライン外に構えます |
草審判の久間です。 2002年度からの審判技術変更項目のひとつに 一・三塁塁審の構える(立つ)位置の変更があげられます。 従来,一塁塁審は一塁のファウルラインを,また三塁塁審は 三塁のファウルラインをまたいだ格好で構えておりました。 これを改めまして,それぞれファウルラインの外側,要するに ファウル地域に両足を置いて構えるように変更となりました。 一塁塁審は右足,三塁塁審の場合は左足がファウルラインに 触れない程度の位置に構えます。 なぜこのように変更になったかと言いますと,審判員がフェア 地域で打球に当たらないようにするためです。 昨年までのようにファウルラインをまたいで立っていますと, 打球が塁審に触れたとき,その触れた場所がフェア地域であれば ときとして「テイク・ワン」が宣告されて,打者及び走者は一個 ずつ進塁が許されます。 ファウル地域で触れた場合はファウルボールとなります。 塁審が打球に触れた場所が明白であればよろしいのですが, ファウルライン際で当たったときは,しばしばフェアかファウル ボールかで混乱が生じます。 これを解決するために,一塁と三塁の塁審はファウルライン外に 立つことによって,もし塁審に打球が触れた際はいつもファウル ボールになるようにしたのです。 選手のみなさまも,当番などで一・三塁塁審をお勤めになるときは これからはファウル地域に両足を置くようにしてください。 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【35】 軟式野球審判技術の大幅な変更 2002/1/9(水)12:58 久間(くま) |
┣【36】 塁審はファウルライン外に構えます 2002/1/16(水)07:36 久間(くま) |
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