379 故意の妨害ならば打者走者もアウトになります |
草審判の久間です。 無死や一死のとき、一塁走者は併殺を免れようと ピボットマンに対して激しいスライディングを 行う光景をよく見かけます。 この際、一塁走者はベースラインからはずれて スライディングを行わない限り守備妨害となる ことはありません。 もちろん故意に足を高く上げてスライディング したり、故意に激しくピボットマンと接触する ような危険行為をはたらいた場合は、たとえ一塁 走者がベースラインから離れていなくとも、 その走者とともに打者走者にも守備妨害による アウトを宣告することになります。 ご質問の(1)は、二塁で封殺された走者が 故意にピボットマンの一塁送球を妨害したと 判断されない限り守備妨害となることは ありません。 (2)は故意による一塁走者の妨害が明らか ですので、審判員は守備妨害を宣告して 打者走者もアウトとします。 具体的な宣告法としましては、 守備妨害が発生したとき、審判員は即刻 「タイム」を宣告してボールデッドにします。 その後「守備妨害」と宣告し、続いて妨害 を行った走者に向かって「アウト」をコール します。 守備妨害は発生と同時にボールデッドです。 失礼致しました。
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