555 怪我の防止に万全の注意をはらいます |
草審判の久間です。 私の地元である大阪では,危険と思われる 行為についてはその者が自分のチームで あるなしに関わりなく注意を喚起することが けっこう行われています。 特に一度怖い目にあったことのあるチーム は敏感ですね。 私の審判仲間もそして私自身も怪我防止と 危険排除には特に気を使っています。 攻撃が終わり守備につくチームは,控え 選手がダッグアウトに誰も残らないことが よくあります。出席人数が九人ちょうど だからです。その場合,バットが次打者席 に放置されたままだったり,ダッグアウトの 入り口に無造作に置かれていたりします。 私はそれらを必ず試合再開前にかたづける ようにしています。 投手が準備投球を行っているわずかの時間で できることですので,私は必ず実行します。 控え選手やマネージャーさんがダッグアウトに 残る場合でしたら,彼らがきちんとバットは 片付けてくれるので,私は大助かりです。 まあ,審判仲間の一人には守備につくチームの バットの片付けなんて審判員が行う必要なしと 言い切る人もいますけれどね。 でも怪我が起こってからでは手遅れなので 私はやってます。 野球が好きなのですから苦にはなりません。 小さなお子さんにはときどきハラハラさせられ ますね。 できることならば,お子さんはフェンスの外から 観戦してほしいと思います。 でもお子さんを連れて来る親御さんのご都合も あるでしょうから,私設リーグの試合や練習試合 ではダッグアウトにお子さんが入ることもやむなし と思います。 「ファウルボールにはくれぐれも気をつけて くださいね」 必ず声をかけるようにしています。 でも正直申し上げて,自分のチームの打者が 打ったファウルボールならまだしも,相手チームの 選手のファウルボールだったらどうするんだよ… と気になって仕方ありません。 何ヶ月か前の試合では生まれてまだ三ヶ月も経過 していないだろうというような赤ちゃんを抱いて いる若いおかあさんが一人でダッグアウトに座って いました。 赤ちゃんに打球が当たったらどうするんだ, 死んじゃうよ。 私は球審をやりながら終了後までビクビクして いました。 予想できる怪我を未然に防ぐことも審判員の重要な 仕事のひとつです。 失礼致しました。
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【554】 草野球の審判さんにお願い! 2002/9/9(月)14:16 白鮫捕手 |
┣【555】 怪我の防止に万全の注意をはらいます 2002/9/9(月)15:25 久間(くま) |
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