草審判の久間です。

打者が投球を打ったが，バットをかすめて捕
手のミットに鋭く収まったものをファウルチ
ップといいます。
ファウルチップは空振りのストライクと同様
に扱われますので，タイムの状態とはなりま
せん。
(公認野球規則 2.34)

ご質問の例で，一塁走者が投手の投球動作開
始と同時に二塁へ向けて走り，その際の投球
を打者がファウルチップした場合は，走者は
一塁へ帰る必要はありません。
その試合の審判員は二塁への進塁に成功した
走者を一塁へ帰したそうですが，これは誤り
です。
また，ツー・ストライク後の投球をファウル
チップした打者には三振が宣告されます。も
ちろん打者はアウトになります。

ファウルチップに関する規則の貴方のご理解
には何ら間違いありません。

失礼致しました。

〔ツリー構成〕

【1062】 ファウルチップについて 2003/5/10(土)20:01 ド素人 ≪

┣【1063】 ファウルチップは通常のストライクとして扱います 2003/5/10(土)21:07 久間(くま)

┣【1064】 re(1):ファウルチップは通常のストライクとして扱います 2003/5/10(土)21:19 ド素人