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1227 故意落球の判定で構いません
2003/6/9(月)17:14 - 久間(くま) - ns.meiji.co.jp


草審判の久間です。

貴方の経験されたプレイに対して故意落球の
宣告を行うことの可否につきましては,私の
審判仲間の間でも意見の分かれるところです。
野手の技術不足から発生する凡飛球の落球は
決して"故意"ではないので,そのような例に
おいて故意落球の適用は相応しくない とい
うわけです。
確かに内野手が故意の併殺を狙って意図的に
飛球を落としたわけではないということが野
手の動作からわかるのでしたら,それは故意
落球の規則適用はできないかもしれません。
野手の"ずるい併殺の意図"を戒める目的で故
意落球の規則は制定されています。

しかし,私たちの草野球ではなかなかうまく
いきません。
内野手の技術不足からくる平凡な内野飛球の
落球が後をたちません。
もしこれらの落球を野放しにしておくと,攻
撃側は実に不利な状況に陥りやすいと言えま
す。すなわち,攻撃側が考えもしなかった併
殺が増える結果となるのです。
逆に守備側は内野手の不慣れが幸いした併殺
の機会が多くなります。

私は野手が失策することにより守備側が利益
を得ることに賛成できないのです。

そこで私たちの草野球では,内野手が意識的
に飛球を落球したのではないということが推
察されましても,その状況によっては故意落
球を宣告してボールデッドとし,打者だけを
アウトとする。
以上のような処置を行うこともあるだろうと
考えます。

「俺はわざと落球したんじゃない! だから
併殺は成立だ!」
このような訴えが野手から聞かれるかもしれ
ません。しかし,審判員は野手の技術レベル
についてまでは問うことができません。野手
の現実の動作から判断するしかないのです。

審判員によっては私の意見に賛成できない方
も多いとは思います。
しかし,私としては故意落球を適用した貴方
の判断に誤りはないと申し上げます。

なお,内野手の技術不足から発生した飛球の
落球におきましても,野手が手またはグラブ
以外の場所(例えば頭部)に飛球を触れさせて
落球したときは故意落球の宣告はできません。
また内野手が一切身体に触れることなく地面
へ落球した飛球につきましても,規則適用外
となります。

失礼致しました。


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