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4 守備優先です
2001/11/13(火)17:29 - 久間(くま) - ns.meiji.co.jp



草審判の久間です。

新装された審判フォーラムのご質問第一号が
これほどにも超難問とは…。
いきなり脂汗ですね,こりゃ。
(~ ~;)

野球規則には守備優先の原則というものが
あります。野球規則は常に守備優先で
つくられているのです。

内野ゴロや内野フライが打たれたとき,走者は野手の
妨げにならないようにその場を空けなければなりません。
例え,野手が走者の走路内で打球を処理しようとしていても
同じです。その際は走者は走路から外れて走塁する
ことができます。
たとえば打球をつかもうとしている内野手と走者が衝突
したような場合は,故意偶然の関係なしに守備妨害が宣告
されて走者はアウトになります。
「故意に衝突したのではありません!」
と走者が主張したところで通りません。打球を処理しようとしている
野手が優先なのです。

走者が野手の視界をさえぎって打球を見づらくするような行為は
私たちの草野球でもまれにみかけます。
しかしこれも守備優先ですので,例え走者と打球が接触していなくても,
また走者と内野手が衝突していなくても,走者が妨げとなった
ために野手は守備できなかったと審判員が判断すれば守備妨害
となって走者はアウトです。
私もこのケースで守備妨害を宣告したことが過去にあります。

捕手と投手を除く野手はフェア地域であればどこに位置しても構いません。
ただし,走者の走塁を故意に妨げるような行為は反則です。
球を持ってもいないのに,また球を処理しようともしていないのに
野手は走路をふさぐことはできません。
このような野手と走者が衝突したときは走塁妨害が宣告されることとなります。
また,外野フライを打った打者走者が一塁から二塁へ向かった直後に
一塁手と衝突した際は,一塁手は球を持っていないという理由で走塁妨害
となります。

妨害に関する規則についての解説はやりだしたらきりがありません。
今回は一例をあげただけですが,ご理解いただけましたでしょうか?
さらにご質問がおありのときは,ご遠慮なくご投稿くださいませ。

失礼致しました。


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【3】 走塁妨害、守備妨害について 2001/11/13(火)16:33 cafe bohemia
┣【4】 守備優先です 2001/11/13(火)17:29 久間(くま)

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