草審判の久間です。

打球を処理しようとしている野手の妨げとなった
走者(打者走者)は，故意偶然の如何を問わず守備妨害と
なってアウトの宣告を受けます。
例え，打球を捕ろうとしている野手(今回の場合は捕手)
が走路内に位置していたとしましても，あくまで
守備優先なのです。
このとき，走者は野手の守備の妨げにならないように
野手を避けて走塁しなければならないのです。

今回のご質問の例ですと，守備妨害が宣告されて
打者走者はアウト。
ボールデッドとなって，各走者は元の塁へ帰されます。
また，打球がフェアであろうとファウルボールであろうと
それは関係ありません。
打球を捕ろうとしている野手を走者が妨害した時点で
守備妨害が成立します。

なお，併殺(ダブルプレイ)を阻止しようと打者走者が
故意に守備を妨害したと審判員が判断したときは
罪が重くなります。
妨害を行った打者走者がアウトになることはもちろんの
こと，本塁にもっとも近くにいる走者までもがその
とばっちりを受けてアウトとなります。

失礼致しました。

〔ツリー構成〕

【43】 これって守備妨害？ 2002/2/1(金)14:28 スピナッチ ≪

┣【44】 守備妨害となります 2002/2/1(金)18:53 久間(くま)

┣【45】 プロでは・・・ 2002/2/2(土)23:20 GIN

┣【46】 プロとアマチュアとでは異なることもあります 2002/2/3(日)01:40 久間(くま)

┣【48】 re(1):守備妨害となります 2002/2/4(月)16:41 スピナッチ

┣【49】 本塁周辺では妨害になりません 2002/2/5(火)00:20 久間(くま)