7992 5.10(f),6.05(a)【原注】,7.04(c)は「倒れこんだら」 |
SPコーチさんがお示しの、 > −2007改正− > 6・05(a)【原注】正規の捕球の後、野手がダッグアウトまたはボールデッドの個所に倒れ込まない限り、ボールインプレイである > 【注】 我が国では、正規の捕球の後、野手がダッグアウトまたはボールデッドの個所に踏み込んでしまえば、ボールデッドとする。 > > 結論は、ラインを越えて地面を踏めばボールデッドです。 なのですが、実際に私自身が、このルールに関してグラウンドで喧々諤々した覚えがあるので、 とてもよく覚えています。 実は2011年の規則改正で削除され、解釈も改められました。 2007年度改正で加えられた5.10(f)【注】,6.05(a)【原注】の【注】,7.04(c)【注】はどれも同じ内容で、 「わが国では、倒れ込まなくても踏み込めばボールデッド」としていました。 おそらく野手の安全面からの配慮だろうと思います。 しかし、これらが2011年改正ですべて削除されました。 また、『公認野球規則2011』の「はしがき」にも、 「本年度、野球規則に関しては…(中略)…、捕球後にダッグアウトに踏み込んだ場合、 わが国ではボールデッドとしていたが、原文どおり、 踏み込んでも倒れ込まなければインプレイとした点である。」 とあります。 わが国独自の解釈ではなく、原文に忠実に、ということなのでしょう。 改めて現在の規則(2015年版)で確認してみましょう。 5.10(f),6.05(a)【原注】,7.04(c)の3つをすべて読んでみると、 ここでいう「ダッグアウト」とは、ベンチ・スタンド・ロープを張った先にいる観衆、 その他ボールデッドとなる個所全般を指しているようです。 規則本文のとおりに読めば、草審判さんのご質問の@については、 飛球の捕球後ですから、これらボールデッドの個所に倒れ込まなければ ボールインプレイということになります。 また、Aについては、私も草審判さんのお考えと同様、またSPコーチさんのご説明と同様に、 7.05(g)にしたがって、(三塁手の打球処理後の送球ですから)投球当時の占有塁から 2個の安全進塁権を与えることになると考えます。
〔ツリー構成〕
【7990】 ボールを捕え(飛球or送球)ボールデッド地域へ出た場合 2015/5/17(日)00:01 草審判 |
┣【7991】 re(1):ボールを捕え(飛球or送球)ボールデッド地域へ出た場合 2015/5/17(日)22:34 SPコーチ |
┣【7992】 5.10(f),6.05(a)【原注】,7.04(c)は「倒れこんだら」 2015/5/17(日)23:46 沼 |
┣【7993】 お世話掛けました 2015/5/18(月)20:31 SPコーチ |
┣【7994】 re(1):お世話掛けました 2015/5/18(月)22:44 草審判 |
※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.