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2008/1/15(火)21:22 - 外野席 - p32075-adsao12honb5-acca.tokyo.ocn.ne.jp
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> アマ側で最近目に付く投球動作の乱れにつき、特に次の点に関し再度各種団体に徹底
> を図るよう要請があった。
> @ ワインドアップモーションで、自由な足、体、腕が止まることの禁止(投球動作
> の中断にあたる)
> A 投手が投げる前に一度離れた両手を再び合わせたり、投げ手でグラブを叩いたり
> することの禁止( 投球動作の変更にあたる)
> B 投手がクラウチングスタイルでサインを見て、身体を起こし、それからストレッ
> チに入る。身体を起こすのとストレッチの開始と同時に進行すれば問題はないが、
> その間に連続性がないと投球動作の中断となる。起き上がったことで投球動作の
> 開始となる。
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沼殿、2007年全軟連の「通達事項」でしょう。
高野連では、この通達はありませんでした。
@については、2005年アマチュア規則委員会からアマ通達事項が出ています。
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《アマ通達事項》 正規の投球の徹底について
一部のプロの投手に見られる、手足をブラブラさせたり、ことさら段階をつけて投げる投球動作が、最近アマチュア
野球においてもプロ野球の影響を受けて大分目に付くようになりましたが、これはアマとしては一貫して「規則違反
だ」との解釈をしております。
つきましては、改めて平成17年2月9日開催の日本アマチュア野球規則委員会総会で確認されました。アマチュア
野球規則委員会の見解を下記しますので、正しい規則の解釈、正しい野球の普及、フェアな野球の徹底に向けて今後と
も推進していただくようお願い申し上げます。
日本アマチュア野球規則委員会の見解
(1) プロの一部に見られる、手足をブラブラさせたり、ことさら段階をつけて投げる動作は、規則8.01の"中途で止めたり、変更
したり"に抵触し、正規の投球とはみなさない。(規則8.01(a)(b)【原注】【注一】)
(2) 規則2.38【注】により反則投球となる。
(3) したがって、塁に走者がいるときはボークとなり、いないときはボールを宣告する。
以上のとおり、アマチュア野球では、"natural motion"とはみられない。このような投法を禁止し、今後とも、ア
マチュア各団体におかれましては、国際化も視野に入れながら、"規則破り"をしようとする投手に対して、正しい、フ
ェアな野球に努めるようご指導いただくと同時に、審判員はかかる疑わしき投球動作に対し厳格に対処されるようお願
いいたします。
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翌年2006年、プロ側も同調し、厳しくなったことはご承知のとおりです。
Aについては、2004年大リーグで問題となった“大塚投法”ですね。サンスポ紙面では次のように載っています。
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2004年5月1日(日本時間2日)パドレス・大塚晶則投手(32)に1日、クレームがつけられた。メッツのアート
・ハウ監督(57)に「不正投球」と指摘され、大リーグ機構に提訴された。この日も1回を3者凡退に抑えたものの、
不正と見なされれば、抗議された場面から再試合という可能性も出てきた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・略
<一塁塁審を務めていたリック・リード責任審判員>
「(大塚のフオームに関しては)すでに審判員の間でも話題になった。(抗議がなかった)昨夜以上にグラブと右手
は離れていなかったと思う。似た動作はマダックスやウッド(ともにカブス)もする。走者を置いた場面(セットポジ
ション)ならボークをとる」
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この投法については、高野連ではあまり問題視していないようです。
Bについては、既に1996年にアマチュア通達事項として出されております。
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クラウチングスタイル(crouching style前傾姿勢)でサインを見ている投手は、一連の動作で身体の前方に両手でボ
ールを保持しなければならない。身体だけ起してその後にボールを保持すれば、ボークとなる。
(1996年アマチュア通達事項)
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これについて、以下は私の走り書きです。
クラウチングスタイル(crouching style)でサインを見て一連の動作でセットに入らなかったことについての2006年
の春の講習会の話。高野連では、総本山での指導者講習会で「これはボークにとるな」と指導し(本山の指導者は199
6年のアマ通達が頭にあったかどうか私には知るよしもないが)、指導を受けた指導員は、これはボークにとるな、と
説明した。私は「え?これはボークだとアマ通達事項(1996年)があったでしょう」と質問したが、「・・・・・・・・・」。
だから、こういう姿勢が見られても、高野連では昨年からボークをとっていない。
2007年、夏の大会に向けて6月に講習会があった。私は、体調不良で参加できなかったが、クラウチングスタイル
でサインを見てその後、体を起こして間をあけてからセットに入る動作については、高野連では昨年から「ボークにと
るな」と指導したわけだが、2007年のこの講習会に参加し、大会に協力している協会(全軟連)の審判から「この動
作はボークと今年アマ通達があったでしょう」と質問を受け、部長は大変困ったそうである。(この話は、講習会に参
加した審判から聞いた話)なにせ、このような通達は、2007年度は総本山からはなかったのだから。協会の審判がな
ぜ詰問したか、上記の全軟連の通達事項でよくわかった次第である。
以下は、当然ご承知ですよね。
2007年プロ・アマ規則委員会発表の<規則適用上の解釈>
1. <ボールがユニフォームの中に入った場合>
打球または送球が偶然にプレーヤーまたはコーチのユニフォームに入り込んでしまった場合(あるいは捕手のマスク
または用具にはさまって止まった場合)、審判員はタイムを宣告して、ボールデッドにして、打者に一塁を与え、すべ
ての走者に対して審判員の判断で塁にとどめおくか、進塁を認める。このプレイで走者はアウトにされることはない。
なお、送球によってこのような事態が生じた場合、進塁させる基準は、送球が(最後の)野手の手から離れたときと
する。
2.<グラブにボールが挟まり、グラブごと投げ、これをグラブで受けた場合>
《ボールが守備側プレーヤーのグラブに挟まったケースについて》
打球または送球が野手のグラブに挟まった場合、ボールは生きており、インプレイである。野手はグラブ
にライブのボールが挟まったままそのグラブを投げることは正規のプレイで、ボールが挟まったままグラブ
を(グラブで)捕った野手は規則どおりにボールを保持したとみなされる。例えば、野手はボールを挟
まったグラブを持って走者または塁にタッグすることができる。これは正規のプレイである。
http://homepage3.nifty.com/2003kbsc/kisoku/kisokukaishaku.pdf
に書かれているアピール権消滅について
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1 ) 規則7 . 1 0 の解釈について
プレイが企てられた( アピールにための送球がボールデットの箇所に入ってしまった)後、アピール権は消滅するとなっているが、
MB L 及びプロ野球の解釈のように、プレイ再開後のいずれの走者、いずれの塁に対するアピールも認められなくなるのか、
あるいは条文から他の走者に対するアピール権は残るとも読める件について。
※プレイが企てられた後は、いずれの走者、いずれ塁に対してもアピールは認められない。
アピール権は消滅する。と解釈される。
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これは“野手のプレー”もからむわけで
これについては、規則委員会から明確な解釈は出ていません。規則委員もほとんど変わり、
先人のこれに対する我が国の解釈は以下のとおりでした。
↓
http://www.k-freed.com/baseball/rule_bbs2/srch.cgi?no=0&word=2433&andor=and&logs=23.txt&PAGE=20
こういう経緯も知らず、解釈を発表しないでいきなりこうだなんていわれてもね・・・・・。
現在の流れは向こうに合わせているわけで、古い我が国の解釈をどんと変えて発表すればいいわけです。
まあ、おもしろい規則委員会ですわ・・・・・。
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┣【1516】 おもしろい規則委員会 2008/1/15(火)21:22 外野席 |
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