2日目(10/8)
 朝おきて窓を開けたらあめぇ;_;しかし、朝食を取っていることにはあがった。
 ホテルを出る準備をしていたら携帯が鳴った。こんな早くに誰だろう?と思ったらコロンブスの友人のIさんからだった。
 渡嘉敷にわたるフェリーケラマの出港が10時だったので宿を8時半に出た。もっとも、フェリーが出港する泊港までは歩いて5分とかからない目と鼻の先なので出港までには十分時間が合ったので、とまりんを散歩して、スーパーでシークワサァのジュースを買った。

 9時過ぎにはフェリーへの乗船ができるようになったので荷物を預けて乗船をした。9時半ころにまた携帯が鳴った。今度は同じコロンブスの仲間のA嬢だった。IさんもA嬢も去年は一緒にこの船に乗っていたのだが今年は都合でこられなくて残念がっていた。

 泊港を出港したフェリーケラマは泊大橋の下をくぐり一路渡嘉敷へ。出港直前までは船室内の椅子で寝ていたのだが出港するところをビデオに撮ろうとごそごそとおき出し一番上の甲板にいたら、結局渡嘉敷に着くまでずっと甲板にいた。(^^;
 途中、海は波もほとんどなく穏やかで、天気もよく、手すりもたれかかって海を見ていると船の航行でできた白い泡に自分の影が写り、泡の白さ、影の黒さ、海の青さ、がきれいなコントラストを構成していた。

 11時半ちょっと前にほぼ予定通りの時刻にフェリーケラマは渡嘉敷港に着いた。今朝まで降っていた雨とまた曇り出した天気のせいか、去年とは港の中の海の色が違う。去年はもっと淡い黄緑でほんとにバスクリンをぶちまけたような色だったが、今年は確かに緑なのだが去年よりも色が濃い。
 1年ぶりに渡嘉敷に上陸。お世話になるシーフレンドさんのお迎えの車に荷物を積み、バスに乗り込んで島の反対側、阿波連にあるお店へ向かった。途中、何個所か台風の爪痕が見られた。渡嘉喜地域を見下ろす場所を通った時に、こんなの去年あったかな?と思われる何かの建物への入り口があった。(これは帰りに通った時に何かが判明する)
 1年ぶりのシーフレンド。去年食事をした場所はショップの一部となり、食事は少し離れたホテルシーフレンドの食堂を利用するようになっていた。シーフレンドの申し込み用紙を書き込んでいる時に、今回お世話になるタットさんとこうじ君の紹介があった。
 器材を器材置き場に置きに行き、荷物を部屋に入れて昼食のためホテルシーフレンドへ向かった。初めて入るホテルシーフレンド。入ってすぐ左にバーカウンターというかラウンジというか、そのようなものがあった。ちょうどシーフレンドの社長がどこかの取材を受けていた。その奥にある食堂で昼食を食べていたらまた雨が降り出してきた。

 雨は少し小降りにはなったがまだ降っているなか準備をして1本目に出発。サービスにいる時には船はシーフレンドII号だと聞いていたのだがシーフレンド号に乗せてもらった。1本目だからサービスなのか、たまたま空いていたのか、ボートダイビングスペシャリティーをするのにジャイアントスライドでエントリーできたほうがいいのか、理由はよく分からないけど、乗れるんだから別に理由なんて気にしない。

【1本目】ハナレビーチ前
 ポイントに着くころには雨も何とか上がった。シーフレンド号の後部デッキからジャイアントスライドでエントリー。うう、やっぱり暖かいよぉ。\(^^)/
 一番最初に入ったので全員のエントリーシーンを撮影しようかと思っていたのだけれど、タットさんが潜降するよって言ったのでスペシャリティーを受ける組みは撮影できなかった(実際にはスペシャリティーを受ける組みが潜降してくるまでアンカーのところで待っていたので撮影していてもよかったのかもしれないけど)。
 移動を開始してすぐの根にモンガラカワハギがいたので撮影していたらみんなと離れそうになってしまった。こうじ君が待っていてくれたのではぐれはしなかったけどちょっと反省。こうじ君にごめんなさいしてみんなのほうへ。
 去年と同じ根に着いてそこでフリー。キンメモドキやらノコギリダイやらたくさんいる。抜群の透明度とさんさんと降り注ぐ自然光。やっぱりなんてたってこれがだよなぁとか何とか思いながらビデオをまわす。あっち撮ったりこっち撮ったり。残念ながら今年は、下が砂浜、上が海面、済んだ海の向こうにぽつんと浮かんだハマフエフキって構図の絵は、ちょうど良い位置にハマフエフキがいなくて撮れなかった。
 根の近くでビデオを撮っていたら何か口のあたりがちくちくする。なんだ?と思ったらホンソメワケベラにつつかれていた。(^^;

 上がってきて空を見上げてびっくり。エントリーするときに合った雲はどこ行っちゃったの?ってくらいに雲がなくなった青い空だった。(今にして思えば潜降して移動を開始したときに既にかなり海の中がかなり明るかったってことはその時からもう晴れだしていたんだろうなぁ)と。
 さんさんと輝く太陽、降り注ぐ光でポイントからの帰りの海はバスクリンのお風呂のような淡いグリーンでとってもきれい。これぞ南の島!って感じだった。

【2本目】儀志布水路
 渡嘉敷島の北の端と隣の儀志布島の間にあるポイント。かなたに男岩の岩が見える。
 ここはサンゴが流れに沿って道の様になっている感じのところ。入って感じたのは透明度のよさ。ビデオのファインダーに映る映像も今まで一番くっきりしているように感じられた。
 移動を開始してまもなく隣にいたK君が中層を指差すのでなんだ?と思ってみたらマダラトビエイだった。そのまま行ってしまうかと思いきやしばらくホバリングしたり旋回したりしていた。ちょっと遠かったのでいくら透明度が良いとは言ってもビデオの映りはあまりよくなかったが、実際に見た感じはとてもきれいだった。マダラトビエイをK君が見つけた時に向いていた方向からすると、僕らの頭上を通って行った感じだった。もうちょっと早く気がつけばもっと近くで見られたのに...
 1本目では気がつかなかったのだが、今回は白色化しているサンゴがいくつかあった。全部真っ白な奴、半分くらい白い奴、等など。が、一面真っ白って言うようなことはなくポツリポツリといくつかが白かっただけで後は元気そうだった。

 夕食はホテルシーフレンドで取った。なんか、あれよあれよと言ううちにテーブルの上にたくさんのお皿が並んだ。去年はこんなにたくさんのおかずは無かったと思うのだが。とりあえずビールで乾杯。ただし、オリオンはおいてないそうでもうちょっとお預け。
 食事を終えたいったん部屋に戻ってログブック持ってバラックへ。やっとオリオンで乾杯。タットさんも交えて今日見たさかな達を肴に飲んでいた。話をしていたら今日はジャコビニ流星群の極大の日らしいというので、今度はペンションシーフレンドの屋上に上がり夜空を眺めていた。ダイビング終わったときには雲がなかったのだが、この時間にはかなり雲が出てきてしまってあまり星空は見れなかった。おまけにしばらくしたらあかるい月が昇ってきてしまった。それでも4つ大きな(長い?)流れ星を見ることはできた。でも、たぶん、流星群とは関係ないだろうな。

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