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−−−  野外恥辱3 恥辱の生産  −−−
「どこまでついてくる気だ?ったく」
 女の子の痴態を見せた後、彼女とは別れるつもりだった大輔だったが、まさかついてこられるとは思っていなかったので正直困惑している。
「いくらついてきても何もしないぞ!」
 それでも彼女は大輔のあとをついていく。
 電車を使ったり男しか入れないようなところを使ったりして何度も巻こうとしたが、彼女はぴったりと着いてくる。
 彼女を連れたまま仲間のところへ行くわけにもいかない。
 どうしたものかと悩んだ末、大輔は彼女の話だけでも聞こうとファーストフード店に入った。
「いらっしゃいませぇ。ご注文がお決まりでしたらどうぞ!」
 お決まりのセリフを吐く店員の正面に立ち、
「コーヒー、ホットで。おい、君は何にする?」
 彼女を呼び寄せて好きなものを選ばせる。
「じゃあ、シェイクのバニラ」
「だってさ。以上よろしく」
 そして大輔は金を払うと2つのカップが乗ったトレーをもって2階席へと向かった。
 彼女も当然のようについていく。
 2階席をざっと見回して人の少ない奥の席に着くと彼女を正面に座らせた。
「さて。話し合おうか。でないと展開しそうにないからね」
 コーヒーのふたを開けてブラックのまま一口飲む。
 シェイクに手をつける様子のない彼女の代わりにシェイクにストローをさし、彼女の前に置く。
「君みたいな娘は2通りいるんだ。1つはまた触ってほしい、もしくは辱めを与えてほしいと思っているタイプ。もう1つは仲間になって別の誰かを辱めたいと思っているタイプ。君はどっちだ?」
 どっちだ?と聞いてはいるが、誰かを辱めたい、と言ったときに彼女の身体がわずかに反応したので大輔はすぐに理解できた。
「ふ、ん…。おおかたさっきの一部始終を見て自分にサディストの気があると気付いたんだろ」
 実は彼女自身気付いてはいないが、図星だった。
 今朝方女の子が辱められているのを見て、それを自分と重ねて熱くなった。
 あのときの女の子が気が狂ってもおかしくないほど恥ずかしい思いをしていることを彼女自身が一番良く知っていたからだ。
 だから最初はア然としていたが、女の子が辱められていたところを思い出すたびに身体の芯が熱くなっていた。
 それどころか、女の子に辱めを与えている男に嫉妬すら覚えたのだ。
「あなたたちの仲間になれば、毎日あんなことが出来るんでしょ?」
 彼女がやっと口を開いた。
「…何か勘違いしてないか?仲間に入ったところで自分の獲物は自分で見つけるんだ。仲間はせいぜいサポートをする程度だ」
 ビデオカメラを回していたのもサポートの1つだったのだ。
「そんなの、仲間って言えるの?」
「ああ、言えるのさ。仲間だけの約束に則って動いているんだから」
 約束:仲間がしてほしいと思うことをしてあげる。
 たったこれだけだが、全てがこれに含まれている。
 例えばOK娘は共有し合う。また、OK娘でなくても触り放題の娘などの情報も仲間内には流される。
 仲間が捕まりそうになったら助けてやることもある。
 痴漢の最中や今朝のようなところをビデオに撮っておくこともある。
「私は女だから仲間に入れてもらえないってこと?」
「いや。女でも仲間はいるさ。痴女って知ってるかい?」
「じゃあ私でも入れるのね。どうすれば入れるの?」
「…入ることは可能だよ。だけど君にメリットがあるとは思えないな。今朝みたいなことは滅多にあることじゃないし、痴漢したいだけなら女性の君なら単独で十分なはずだ」
「…」
「女子高生の君が入ってくれば同じ学校のOK娘情報が大量に入ってくるからこちらとしてはメリットは大きいけどね」
「…OK娘って痴漢されたい女のことでしょ?そんな情報はないけど痴漢されても騒がない娘なら結構知ってるよ。そいつらを私の目の前で触ってほしいんだ」
 彼女の目の奥が輝く。
「ふー…ん。分かった。ちょっと待ってな」
 大輔は携帯を取りだしてどこかに電話をかけた。
「どもども、私です。ええ。え?はは、またいずれ。今日はですね、実は…」
 会ってみてほしいやつがいる、場所はどこそこ、とだけ伝えて電話は切られた。
「10分ほどで来るからちょっと待っててくれ」
 少し冷めかけたコーヒーを一口飲む。
 つられて彼女もシェイクを吸った。
「これから来るのは一応仲間のリーダーだ。彼は俺と一緒でガン黒コギャルの女子高生は嫌いでね。仲間になるために気に入られたかったらせめてその化粧を落としてきてくれないか」
 彼女はドキツい程ガン黒ではないが、軽く焼けていて濃い化粧をしているのだ。
 少々悩んで彼女はトイレに走った。
 一人でコーヒーを飲んでいると、彼女よりも先にリーダーが現れた。
「よお!久しぶりだな、会うのは。ビデオ見てくれてるか?」
「お久です、社長」
 リーダーはあるビデオ会社の社長をしている。
 既製のやらせビデオとは違い、人脈を駆使して本物の痴漢・強姦ビデオを手がけているのだ。
「会わせたいってのは…女か。女子高生?」
 テーブルに残っているシェイクとストローの先に残っている口紅だけで社長は瞬時にかつ的確に判断した。
「ええ。あまり仲間を増やしたくないし、コギャルなもんでどうかと思ったんですが、それなりに決意があるようなもんで」
 これまでの経緯を社長にざっと話していると問題の彼女が戻ってきた。
 大輔と社長が同時に振り返り、同時にあっけに取られる。
「え?え?」
 彼女の素顔を見て社長も大輔も思わず見とれてしまったのだ。
 最近の女子高生にはない素朴と言うか、純な美しさが見えたからだ。
「なんだ、すっぴんの方がむちゃくちゃ可愛いじゃないか。それで原宿歩いたらスカウトが黙ってないぜ」
「なんか恥ずかしいよ。すっぴん他人に見せるなんて久しぶりだしぃ」
 照れている素振りもまた可愛い。
「十分可愛いから照れることはないよ。さぁ座って」
 早速社長の面接が始まった。
 面接なくして仲間には入れない、ということはないが、社長を務めるだけあって人を見る目はしっかりしているのでいつの間にかにそう言うしきたりが出来てしまったのだった。
「君は昨日派手なパフォーマンスをした子だよね。どんな気持ちだった?」
「え!?見てた、んですか!?」
「ん、いやその場にはいなかったけどね」
 社長は何でもないことのようにスーツのポケットからハイエイトのカセットを取り出して彼女に見せた。
「?……あ!」
 少し考えて彼女は気付いたらしい。昨日の自分も今朝の女の子のようにビデオに撮られていたことに。
「ま、まさか、それって…」
 顔を真っ赤にして続きが言えなくなっている彼女の代わりに社長が答えた。
「主演女優は君。男優は彼だよ」
「そ、それをどうするつもりですか!?」
「これは私のビジネスでね。顔と股間にモザイクをかけて売るんだ」
 その2人の会話に大輔が割り込んだ。
「そうそう、これは今日の分です」
「今日?同じところで今日もやったのか?続けてはマズいといつも言っているだろう」
「それはアイツに言ってください」
 2人の会話を聞いて彼女はある考えに行きついた。
「まさか前々からこんなことをしてるんじゃ…」
「そうだよ。野外露出強制排便シリーズと言ってね。1本に1人。2〜30分程度なんだが、1本1万でも良く売れるんだ」
 実は表ざたにはなってないが、過去に十数人があちこちの駅で同じような目にあっている。
 そんなこんなを社長じきじきに教えられた彼女は結局仲間に加わることになった。
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 彼女ほど派手に痴漢をするものは仲間内では一人もいない。
 彼女の手口をビデオに撮りながら大輔はそう思った。
 同性だから怪しまれないのだ。さらに気付かれにくいスカートのめくり方も心得ている。
 大輔も追いつけないほどの素早さで乗り込んでターゲットにぴったりと張り付く。
 そして大輔が追いついてカメラを向けたときにはもうスカートがめくられているのだ。
 あっという間にスカートをめくったと思ったら次の瞬間、ターゲットのパンティは切り捨てられ、下半身丸出しになっている。
 そして尻を広げるようになでさすり、1分もしないうちに足を開かせて股下からターゲットの股間に手をはわして濡れさせる。
 数分のうちに何度もイカせ、最後のとどめに浣腸。
 快感の波間から浣腸によって一気に現実に引き戻されたターゲットの肛門に追い討ちをかけるようにアヌス栓。
 ドアが開いた途端にターゲットは走り出すが、彼女は悠然と歩いて行き駅の一角に立つ。
 するとしばらくしてターゲットの方から彼女に近づいてくるのだ。
 ターゲットはトイレに駆け込んだはいいが、アヌス栓が抜けずに困惑する。そんな矢先にトイレの壁のメモ書きを見て彼女の元に来ると言う算段だ。
 そして出したいのに出せない苦しさを味あわせながら人通りの激しいコンコースを抜け、人通りの少ない路上で排便を強要するのだ。
 彼女に言わせるとギャラリーは自分一人で十分とのことで、だから人気のないところへ行くのだそうだ。
 こうして痴漢していたのは彼女だと知られることもなく、彼女は何十人もの女の子、時にはクラスメイトをも路上排便の餌食にしていくことになるが、それはまたいずれ、別の話で。
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