徒然過去日記・2006年10月

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10/01〜02 パソコンまたも不調

2006/10/02 15:00
ジョニる?  以前、Accessを使っていると突然パソコンが強制終了されて電源が落ちてしまう、という現象が起こった。どういうことなのか結局判らなかったが、メーカーサイトのFAQを調べた家人が「一端電源コードを抜いてからまた差す」と復旧すると発見。その場はどうにかなった。
 ところがである。この2、3日、またまたパソコンが変なのである。ウィルス対策ソフトが上手く働いていなかったり、電源を落とす時に上手く落ちないソフトがあったり、ちょっと負荷を掛けると電源が落ちてしまったりする。

 きっかけは割にすぐ思い付いた。先日、亡くなった友人の作っていたサイトを丸ごと保存して、ご遺族の了解を得られたら新しいスペースに復活させようと思った。そのため、ディレクトリをそのままの形でサイトを保存出来るフリー・ソフトを、とあるところからダウン・ロードしたのだ。
 そのソフト、立ち上がりに時間が掛かるからスタート・アップに入れることが推奨だった。悪いこともなかろうと推奨通りのインストールをしたら、ウィルス対策ソフトと何かがバッティングしたらしい。仲の悪い猫同士のように、ことあるごとに突っ掛かっている様子が垣間見えるのである(汗)。

 サイトのデータをダウン・ロードしてしまったので問題の新ソフトにはもう用はない。面倒なのでアンインストールしたのだが、やっぱりウィルス対策ソフトの御機嫌は直らなかった。そればかりか、あちこちで悪影響が出たようで、調子がガタ落ちになってしまったのである。
 ダウン・ロードしたソフトにウィルスが紛れていたのだろうか。わたしもそれは考えたのだが、すぐ否定した。問題のソフトを落とす時にはウィルス対策ソフトはきちんと作動していたし、別に何もアラートが出たりすることもなかった。ダウン・ロードする元々のサイトは、小さいけれどマトモそうなソフト会社が運営している。ゲームやPC用ソフトの企画・開発・販売を行なっているらしく、問題のソフトは製品版が某密林でも買えるらしい。
 Vectorにも登録されているようだし、とりあえず、ここなら大丈夫だろう。そう思って選んだフリー版だったのだ。

 このまま不調が続くならリストアしかないが、LANの設定が面倒でやりたくないと、家人は出来れば避けたいらしい。本当は定期的に全部さらっぴん状態に更新しつつ使う方が良いに決まっているのだが、LAN設定の手順、大抵前回にやったことを忘れていて梃子摺るのである。
 どうしたものかなあと思い、ふと思い返していたら、あることに気が付いた。そういえば、前回の電源落ち騒ぎの時、FAQサイトには「本体に接続されているコード類を全部抜いて暫く放置」と書いてあったらしい。家人は、コード類を全部抜くのが面倒だからと、電源コードだけ外していた。アドヴァイス通り他のも全部抜いたら、ひょっとしてもう少しマトモになったりしないだろうか。

 昨夜お風呂に入る前にコード類を全部引っこ抜く。入浴後、アフター・バスの手入れも済ませてから再び差し込む。電源ON。今のうちにバック・アップが必要なものは保存しておこう。無事終わったら、じゃあメールでも読んでいよう。いつ電源が落ちても大丈夫なように、負荷の掛かる作業はしないで様子見である。
 そしてふと気が付いたら、電源投入から1時間近く経過していた。傍で見ている限りでは、もうちょっと頻繁に強制終了喰らっていたようだが、狙い通り復調してくれたのだろうか。一夜明けた今日、試しに連続運転試験をしているのだが、2時間半が経過した今も無事である。

 電源だけ抜くのと、他の接続コードも抜くのと、どう違うのか良く判らない。コードを繋いでいることによって、信号なり電源なりが僅かに行き来するということなのだろうか。コンピュータってフクザツだなあ…(汗)。
 そして全然関係ないが今日の画像。一昨日スーパーで見付けた「豆腐屋ジョニー」のヴァリエーション製品(?)。1個80gと使い切りサイズになっている。今までの190g入りのでも、わたしは食べちゃうので大丈夫だったのだが、多過ぎると考える人もいらっしゃったのだろう。
 画像はそのパックが3個セットになって多少割安で売られていたもの。味は変わっているのだろうか。食べ比べ、楽しみである♪




10/03 ラインナップ切り替え時期

2006/10/03 18:35
 相変わらずパソコンの調子が悪い。昨日、電源コード以外の接続コードも全部引っこ抜いて差し直したのだが、順調に動いていたのは6時間足らずであった。ふと気が付いてセキュリティ・ソフトのミニパネルを開いた時、「システム防御」が無効になっているとアラートを受けたので、設定ウィンドウで有効に切り替えたらその直後ぷつん。疑惑通り、セキュリティ・ソフトと何かがバッティングしているらしい。
 バレエ教室へ行く時間が迫っていたので、家人宛の晩御飯メモにその旨書き添えて家を出た。帰宅したら、セキュリティ・ソフトのメーカー公式サイトを吟味したらしい家人が「類似ケースが山ほどあるらしいよ、この分じゃじきにパッチがリリースされるんじゃないかな」と言う。なんだやっぱりバグかよ〜(顰蹙)。

 「システム防御」が無効な程度ならば放置しておいても大丈夫だというからほっぽっといたのだが、今朝見たら、今度は「ウィルス自動検知」が無効になっている。これは困ると思って有効に切り替えたらまたまたぷつん。ムカつく〜。こいつ朝から嫌がらせしとんのか?
 わたしとしては既に、セキュリティ・ソフトを違うのに変えちゃおうよという気分なのだが、家人が何と言うかは不明。どこのメーカーのも似たり寄ったりな部分はあるだろうし、何より、今ウチで使っているのは格安なのだ。高価いのを買い直して、不具合なり使い難い点なりが出て来たら、きっと余計に腹が立つだろうし…。
 ともあれ、またも全接続コードを引っこ抜いて放置。念のため5時間ほどそのまま置いておいてから再接続。起動したらやっぱり「ウィルス自動検知」は無効なままだった(顰蹙)。

 昨晩家人が「Spybotとバッティングしているという報告がある」と言っていたので、設定ウィンドウから「スパイウェアの検知」チェックを外してみる。一応こうすれば、Spybotとセキュリティ・ソフトと、独立して各自好きな範囲をパトロール出来るような気がするのだが…。
 再起動後3時間、今の所「電源ぷつん」は起こっていない。とは言え未だに「システム防御」は頑として無効のままだし、どことなく怪しい気配もあるような気がしないこともない。どうなることやら。やっぱりリストアした方が良いのだろうが、ここ暫くは忙しい時期が続くので、とても家人はそんな気にならないだろう。
 もちろんわたしもリストアなんて面倒なことは嫌である(不精者)。大体LANの設定方法知らないもんね〜(汗)。

 慌しい気分のうちにいつの間にか10月に突入しているのだが、10月と言うとTV番組その他も改変期であるらしい。ネット・ニュースの項目で「新しく始まったN○Kの“朝のTV小説”が好調」とあるのを見て、そういえばこないだまでの『純情きらり』は終わってたのか、と気付く(汗)。家人の出勤時間が早まったせいで途中からまったく観ていないのだが、最初の頃ちょっとだけ観た感じでは、何とも鬱陶しい物語であった。
 耐え忍ぶタイプのヒロイン役の女優さんが人気急上昇というので、何とはなしにちょっとうんざりした覚えがある。結局のところ、日本人は男女を問わず「大和撫子幻想」から抜け出していないのではないかと思う。「美しい日本」も「大和撫子」も「愛国心」も結構だが、幻想を幻想としてきっちり現実と区別して認識しないと、息苦しくて怖い世の中になってしまうと思うのだが。

 そして昨日、最寄駅近くのスーパーに立ち寄って大ショック。お気に入りの伊藤園「毎朝1杯の黒酢&野菜」が売り場から消えていた。そればかりでなく、無脂肪&あっさり味にハマっていたカルピスの「アミールのむヨーグルト」も忽然と消えている。哀しい話である(涙)。特に「アミールのむヨーグルト」の方は、ネット検索しても新しいページが引っ掛からない。
 ひょっとして生産中止になってしまったのだろうか。お気に入りのアイテムが消えることほど哀しく心細いことはない。出来ればリニューアルして再登場してくれることを望むのである。




10/04 ラッキー2発

2006/10/04 17:56
 嫌々ながら、1ヶ月に1度の皮膚科通いを済ませて来た。クスリの残量的には来週でも構わないのだが、来週は火曜日から母のお供で3泊4日の沖縄旅行。うっかり忘れていたが月曜日は祝日だった。今週の残りを考えると木曜日と日曜日は休診日だし、土曜日は半日診療な上に当然ながら激混みとなる。
 良く良く考えると結局、今日か明後日しかないのだ。面倒だから金曜日…とちらりと考え、何かハプニングがあったら予備日がないので、仕方なく今日行くことにする。7時に電話予約取得競争に参戦、折角繋がったのに通話中に携帯電話の電池が切れた(汗)。幸い今日はまだ空いている方だったのか、掛け直しても4番目が取れた。

 アトピーの調子は落ち着いているので診療はほとんど顔見せ程度。「最近はいかがですか?」「はい、調子良いです」「ではいつもの薬を出しておきます」と、ものの3分掛からずに終わる。今日はそれでも「少し痩せましたね?」の一言が挟まったが、所要時間の増加としては誤差である。こんなんなら別に、診療間隔は2ヶ月とか3ヶ月に1度で良いではないかと思う。
 飲み薬は28日分しか出せない決まりがあるそうなのだが、どうしてなのだ(顰蹙)。別の病院で別の診療科だが、家人は3ヶ月分くらい出して貰っているのに…。4週間に1度、何があろうと必ず通院しなければならないのは、ぐーたらなわたしに取ってかなりの気詰まりだったりする。

 クスリも貰って帰り道、いつも通るとあるT字路へ向かっている時だった。対向車線のトラックがパッシングした。ちかり、ちかりと2回。何だろう? ヘッド・ライトを点けっ放しにしていた訳でもないし、別にセンター・ラインを食み出して走ったりもしていない。ちょっと感じ悪い…と思いつつT字路へ差し掛かり、一時停止でスロー・ダウンしたところで交差点に立っているお巡りさんとパンダ車に気が付いた。
 おお、こんな所でネズミ捕りしてたんだ。このT字路、某巨大匿名掲示板のご当地スレでも書き込みがある程に有名なポイントらしい。一時停止違反や携帯電話ながら運転などをしていると「サイン会直行」なのだそうだ(汗)。完全に停止はしなかったのでわたしも一瞬「しまった」と思ったが、きちんとスロー・ダウンして左右確認したのでOKだったようで、サイン会に招かれはしなかった。

 ということはさっきのトラック、これを知らせてくれるためにパッシングしたのだろう。即座に意図を読み取れなくて申し訳ない(とほほ)。その上、ちらりと「感じ悪い」なんて思っちゃってごめんよごめんよ(汗)。
 大昔、まだバイクで週末ごとに実家と下宿を行き来していた頃、やっぱりこういうことがあったっけと思い出す。あれは鎌倉街道だったろうか、対向車がちかりちかりとパッシングしてくれて、どうしたのだろうと訝っていたら、暫く後に移動式速度チェック機(正式名称不明)を携えたお巡りさんの一団に遭遇したのだった。

 ああいう時に対向車にさり気なくシグナルを送れるような、余裕と心意気のあるドライヴァーになりたいなあ、と思う。その場ではハテナでも、通り過ぎてから「まあ何てご親切なお方」と感心させられるのは、心憎いばかりに控え目で格好良い。いやもちろん、ちゃんと運転し慣れた人は、あのパッシングの意味を即座に理解して「サンキュー」と返事くらいするのだろうが。

 帰り際、最寄り駅近くのスーパーに立ち寄る。今日は水曜で「野菜20%オフ」のクーポン有効日なのだ。狙いは甘楽富岡地区直送の野菜コーナーである。数ヶ月前から新設されたこの一画では、毎朝群馬県で収穫された野菜を山積みにしている。新鮮さは折り紙付き、加えて産直のメリットか、実にお買い得なお値段である。小松菜一把120円、モロヘイヤ一把100円、長茄子3本100円、ジャガイモやタマネギはそれぞれ大3個で120円などなど。
 しかも今日はそれらも20%オフなので、これが買わずに居られましょうかという気分である。駐車場が混雑する前に首尾良く到着し、じっくりと今晩の献立等考えながらお買い物。産直コーナーの入荷は毎日11時以降なので、それまで待たなければならないのだ。

 じりじりしながら店内を1周すること3度4度。11時を過ぎたけれど待望の産直野菜はまだ来ない。そろそろ来店から1時間以上が経過してしまう。駐車場が無料になる分の買い物はしたけれど、道路事情で今日は特別入荷が遅れているようだ。ダメ元で店員さんに入荷時間を訊いてみたけれどやっぱり判らないと言う。
 仕方ない、諦めて帰ろう。GET出来た分の野菜だけでも充分だし、産直野菜は明日、スポーツ・クラブ帰りに買えば良い。20%オフにはならないが、元々の値段がリーズナブルなのだから我慢せねば。

 未練たらしく産直コーナーに一番近いレジで会計を済ませ、持参の買い物袋に品物を詰め込んでいるまさにその時、待ち望んでいた野菜たちが到着したのだった。おーまいがー。あと10分我慢していれば…。たちまち人垣が出来た産直コーナーを見ながら、オノレの短気を悔やむことしきり。今から買ったってもちろん構わないが、もう今日の分の20%オフクーポンは使っちゃったもんな。
 とは言えやっぱり諦め切れず、品物を詰め終わってから再び買い物モード突入。ジャンボいんげん180円、クウシンサイ120円、ブロッコリー150円、さやいんげん140円をチョイス。ダメ元で先ほどのレジへ行き、さっきの野菜クーポンは有効にして貰えまいかと訊いてみる。産直野菜、1時間近く待ったのだし…。

 ラッキーなことにレジのお姐さんはわたしの顔を覚えてくれていたらしい。20%オフは快諾していただけ、わたしはホクホク顔で帰宅したのだった。
 トラックのお兄さんとレジのお姐さんのおかげで、今日は何だか良い気分である。ありがとうありがとう♪ わたしもさり気なく小さな心遣いが出来るような気の利いた人間になりたいと思う。鈍感なのでなかなかそれが難しいのだが(汗)。




10/05 そろそろ冷えて来て

2006/10/05 22:50
 日課のストレッチの時、ちょっと無理をすると筋肉を傷めそうで怖い。スポーツ・クラブのバレエのコマも、始まる前にもちろんストレッチをして身体を温めておかねばならないのだが、スタジオがどうにも寒い。もっと暖かくしてくれ〜と思うのだが、マシン・ジム部分から入って来る人は口々に「このスタジオ暑いね」とか「むわっとするね」とか仰る。皆さん暑がりなのだろうか。それともわたしが寒がり過ぎるのだろうか。
 バレエ教室のA先生などもっと極端で、レッスン時は真夏でもなかなか冷房を点けて下さらなかった。わたしたち生徒は、サウナのようなフロアで半ば朦朧としつつ、汗水垂らしながら跳んだり跳ねたり回ったり(まだ回れないけど)。レッスン後には、それこそレオタードを絞ったら水が垂れるくらい汗みずくになったものだ。

 夏場はしんどかったなあ、と思っていたが、最近寒くなって来ると「いや、レッスン時は暑いくらいの方が良いかも」と、A先生の主張に賛同してしまう。気温が下がって来ると、暖かかった時期と比べて、身体が全然伸びない感じがする。ストレッチを続けて身体は以前よりずっと柔らかくなっているのに、うっかりすると「筋肉に違和感」が出易くなる。
 特にわたしの場合、まだ前後も左右も完全な180度開脚は出来ない。つまり内ももや膝裏、ハムストリングスなどが固いのだろうと思う。冷えて来るとますますこの辺が固くなって、ストレッチの際に抵抗するような気がする。充分に解さないまま無理をしたら、ヘタをすると肉離れを起こしてしまうかもしれない。

 そんな訳で、脚を冷やさないために何が良いかなあと考えて、イージーに「レッグ・ウォーマー」はどうだろうと思い付いた。レッスンでも先輩たちが履いている、膝上〜ももくらいまである長いものなら、膝裏のスジやハムストリングスを冷やさないで済むのではないだろうか。
 困った時のオークション頼みで、早速某大手オークション・サイトで検索してみたところ、あるある。USEDで構わないのならそれこそ100円から。不思議なのは、どれも皆「かかとあり」のデザインであることだった。
 保温性の高い素材で出来た筒の端っこに小さな穴が開いているタイプである。バレエ・シューズを履いた上にレッグ・ウォーマーを重ね、シューズのかかとを穴から出すらしい。足の甲はそのまま本体と繋がっていて、土踏まずのところで引っ掛けて固定する仕組みである。

 いかにもダンサーっぽい出で立ちで格好良いのだが、自分がそういうものを履いた姿を想像するとふと不安になる。格好ばっかり本格的で、ちょっと恥ずかしいのではないだろうか。大体、わたしのような不器用なヤツが、土踏まず部分に布を履いてたりして大丈夫なのか? コケたりしたら怪我しそう…。
 基本的にバレエでは床に着地するのは必ず爪先からである。体重のショックを吸収するためにもそうしないと危険だし、そうでないと美しい動作に見えない。だから爪先さえしっかり出ていれば滑ったりすることはないのだろうと思う。けれどわたしはパリパリのビギナー。普通に歩く時は、ついついかかとから着地しちゃったりする。まあ、かかとも穴から出ているハズなのだが、あんな小さな穴では、ちゃんとかかと部分が全部出るものなのだろうか…。

 と言うことでまだ悩んでいる。足首のところで切れているようなタイプのレッグ・ウォーマー、探した方が良いような。でもでも、かかとで引っ掛けて履くタイプも格好良くて捨て難い。分を弁えるか、形から入るか。ううむどっちにしよう…。
 そしてなかなか先輩たちには訊けないのだが、あのレッグ・ウォーマー、踊っている最中にズレて来たりはしないのだろうか。先輩たちの細い脚なら大丈夫かもしれないが、わたしの脚、太いし…(悩)。




10/06 おやまにあーめがふりました

2006/10/06 19:50
 天気予報通り、東京地方は一日中大雨だった。止む気配もないのだが、明日の天気予報は晴れ。しかも予想最高気温は9度も上がって27℃だそうである(汗)。以降はずっと晴れだそうなので、今日が「秋の長雨」の最終仕上げなのだろうか。ともあれ、これだけ降ったらまた土砂崩れなどの災害が起こるかもしれない。被害に遭う人が居ませんように、と思う。
 昨夜家人とスケジュール打ち合わせをしていて判明した衝撃(笑撃?)の事実。明日からわたしは、どういう訳かメチャクチャに忙しいのであった。全部レジャー絡みの予定だというのがアホアホであるが、秩父宮へラグビーを観に行った帰りにバレエ教室へ直行したり、その翌日には沖縄へ発ったりと、トロいわたしにはなかなか厳しい。

 どうしてこんなに忙しくなってしまったのだろうとやや不思議だが、思うに予定を組んだ時にはハイだったか何かで「行ける行ける♪」と思ったに違いない。後から予定外のイヴェントが割り込んで来るわ、急なスケジュール変更も来るわで押せ押せになってしまったのだ。マージンは充分見てあったつもりなのだが、見込みが甘かった…。
 見込みが甘いと言えば、最近、呆れるしかないニュースが多い。飲酒運転で検挙されていた身内を隠していた県警は1つや2つではないらしい。酒気帯びで捕まった山口県警の警部補は「運転時の体内アルコール量の立証が困難」とかで依願退職。甘っ。飲酒運転がこれだけ問題になっている中で、なお酒を呑んで運転するだけでも正気の沙汰ではないと思うのだが。

 遺書を残して自殺してしまった北海道の小学生とその遺族には、1年経ってから教育委員会がようやく陳謝。最初は「いじめはなかった」と突っぱねて、遺書も公開しなかったと言う。ニュースで流れた遺書の内容には、わたし自身の辛い小学校時代が思い出されて胸が詰まる。席替えや遠足の班決め、わたしも大嫌いだったっけ。
 文科大臣に意見されたり、マスコミに大きく取り上げられたりしたことで逃げ場がなくなってから掌を返すとは、みっともないにもほどがある。別にいじめが発生することそのものは教育委員会の責任とは言えないだろう。今になって空涙を浮かべて謝罪会見するくらいなら、最初から「いじめの事実を把握出来ずに申し訳ない」とケツを捲ってしまえば良かったのだ。

 叩いても埃の1つも出ないような清廉潔白な人は少ないだろうけれど、何かヤバいことがバレたら可及的速やかに謝って、取るべき責任を取って出来る限りの償いをしちゃうのが、結局一番傷が浅くて済む気がする。誰かが本気になって調べたら、後ろ暗い過去など隠し切れるものではないのだろう。
 御本人のミスではないが、対照的な人として思い出すのが茨城ゴールデンゴールズの萩本欽一監督である。危機管理責任者となり得る人は、あの時の対応をぜひとも参考にすべきだと思う。誰も彼も、完璧に出鼻を挫かれたもんなー。

 さて念入りに体調を整えておかねば…と思ったのも束の間、今日これだけ冷えて、しかも低気圧がやって来ているためだろう、覿面にお腹を壊してしまった。昼頃から何となく調子が悪かったのだが、先ほどから見事にトイレとお友達である(尾篭な話ですみません)。そしてどういう訳か、アタマの中で「あめふりくまのこ」が回り続けて仕方ない。傘代わりに葉っぱを被った熊の子のヴィジュアルが家人だったりするのは内緒である(汗)。
 ええい情けない。こんなことでは明日、ドヴォルザークのレクチャー・コンサートに出掛ける予定なのに、置いて行かれてしまう(汗)。家人は今日は職場の新人歓迎会で遅くなるので、今のうちに、ホカ□ン付き腹巻をして○オフェルミンでも呑んで、お腹のご機嫌を取ることにしよう。




10/07〜08 まだまだやれるぜ

2006/10/08 14:00
 昨日は無事に予定通りのスケジュールをこなせた。すなわち、晴海トリトンスクエアで行なわれたドヴォルザークのレクチャー・コンサートである。川原千間さん、花崎淳生さん、美輪真樹さん、田崎瑞博さんの古典四重奏団が、ドヴォルザークの楽曲その他を教材に、「ドヴォルザークの魅力」について語るという趣向である。
 舞曲や伴奏についての話、転調についての話など、普段は楽曲のアナリーゼなど聞いた事もないので、非常に興味深かった。ドヴォルザークがいかに旋律の展開やアレンジ、各パートへの受け渡しが巧いか良く判った。
 大好きな「新世界より」第2楽章、和音がどんどん重なって曲の色調が変わるところ、あれは転調してたんだと今更ながらに気付く。わたしは移動ドでしか聴こえないタイプなので、うっかりすると転調されても判らないのである(阿呆)。

 過激な転調と言えば先駆者なのがヴァーグナー。例として出て来たのは『トリスタンとイゾルデ』の「愛と死」の部分で、メイン・トーカーの田崎氏は「本当はここに辿り着くまでには5時間聴かないといけないんですよね」とニヤリ。場内の爆笑を買ったのだった。
 そうなんだよなー。先日亡くなった畏友に影響を受けて、わたしは「オペラと言えばイタリアもの!」と言う刷り込みが出来上がっているのだが、仮にそれがなかったとしても、ヴァーグナーの楽劇はちょっと長過ぎるような。『タンホイザー』くらいがギリギリかなあ(短気者)。

 帰宅後は近所のスーパーへ買い物。珍しく手芸用品店に立ち寄り、レース編み用の鈎針やベルト芯、レースなどを買う。紺のシンプルなワンピースがあるのだが、どうにもお腹回りがだぶだぶなので、似た生地のリボンを使ってベルトを作ろうと思い立ったのだ。ちゃんと使えるものが出来るかどうかは神様のみがご存知だろう(汗)。
 ワンピース本体には黒の木綿糸を編んでベルト通しを作り、縫い付けて使うつもりである。鈎針編みくらいならば、幾ら手芸音痴のわたしでも、過去に多少の経験がある。ところが、昨夜ちょっとやってみたら、鉤針編みの作り目をどうするかさえ、キレイに忘れていたのだった(とほほほ)。

 一夜明けて飛び込んで来た衝撃のニュース。ジャイアンツの桑田真澄投手は、巨人でお膳立てした引退セレモニーを拒否し、他球団で現役続行の意思を固めたらしい。ちょっと暗いけど真面目で練習熱心な、怪我さえなければもっと凄い成績を残したであろう元エースに対して、やっぱり首脳陣は冷た過ぎるなあ、と感じる。
 コンビの片割れ、清原選手がせめて桑田投手の半分も真面目に練習していたら、今頃は語り草となるような記録を打ち立てていただろう…とは、ウチでの共通した意見である。

 こういう顛末、3年前だったかの、川相昌弘選手(大贔屓)の時を髣髴とさせるのである。こうなったら、オファーが来ているという話の楽天ゴールデンイーグルスに移籍して、もう一花咲かせて欲しいと切に願う。チームを率いる野村監督ならば、桑田投手の実力をもっと引き出して、活躍の場を用意してあげられると思うのだが。




10/09 怒涛の5日間

2006/10/09 10:30
 これから秩父宮へワセダ vs 立教の対抗戦を観に行き、帰り際にわたしだけバレエ教室へ直行。家人の晩御飯は、昨日のうちにチキン(骨付き)カレーを作ってある。さっきサラダも作り終わった♪
 21時頃に帰宅する予定なので、それから猛ダッシュで洗濯。その間に荷造り。日付変わって10日の朝5時には、羽田空港へ向けて出発である。行き先は、ピカピカ青い空と青い海が待っている、沖縄だ〜♪

 どう考えても今晩、眠っている暇がないのだが、空港までのクルマの中と飛行機の中でちょっとだけ眠れるから大丈夫だろうか。帰りは13日深夜なので、14日まで日記はお休みいたします(宿泊先の宿に通信環境があれば更新するかも)。
 では、行って来ます♪




10/10 沖縄からこんばんは

2006/10/10 19:03
 という訳で、宿のネット環境がOKだったので、日記の更新が出来ることになった。
 現在は北谷町のとあるホテルで、家人のノート・パソコンの慣れないキイ・ボードにイライラしながら書いている。文字入力中にいきなりカーソルが移動してしまうのは一体全体どういう理屈なのだ(顰蹙)!

 朝5時に家を出発し、10時くらいに那覇空港に到着。手配通りレンタカーに乗って那覇市内に入り、まずは首里城を見学。中国と日本と琉球のテイストが混ざり合った、独特の建物や展示物を観て回る。東京を出る時は寒いくらいだったのに、那覇はまだまだ夏であった(汗)。
 帰宅後、家人が撮影した石垣の画像をアップしようと思っているけれど、文化財を破壊し尽くした先の戦争について、やっぱり遣り切れない思いを感じずにはいられない。折りしも今日は、1944年10月10日に沖縄全体を襲った大空襲「10・10空襲」の62回目の記念日だったらしい。
 燃えない素材の石垣が、元の部分と復元後の部分、これだけはっきりと見分けられるほど、ともかく徹底的に爆撃されたのだ。木造家屋は、人の命は、どれだけ酷い目に遭ったことか。どんな理由があろうとも、一般民衆にこういう仕打ちをすることは、人間として許されないと思う。

 そこここで聞こえる『ちゅらさん』を思い出すイントネーションに思わずにっこりしつつ市内を走ると、ともかく目立つのはレンタカーであった。特にヴィッツのレンタカー率の高さは異常なほどである。あのヴィッツもこのヴィッツも「わ」。しかも、普段はちょっと見掛けないような、マイナーなカラー(オレンジとか紫とか緑とか)が多い。
 ひょっとして、あんまり売れ行きの良くなかったカラーを、レンタカー用に流しているということなのだろうか(気の毒)。

 首里城内のレストランで食べた「じーまーみー豆腐」と「海ぶどうサラダ」に大感激。美味しい〜♪ じーまーみー豆腐は大豆の代わりに落花生で作った豆腐で、ちょっともちもちした感触と独特のピーナッツの風味が活きている。感動的にわたし好みの味なので、東京でも手に入ると嬉しいなあ、と思う。
 海ぶどうは海草の一種で、キャヴィアのようなぷちぷちした塩味が口の中ではじけるのが快感である。キャヴィアよりもくどくないし、ほのかな海草の風味がまたサラダに合う。こちらも東京で(以下略)。

 ホテルにチェック・インした後、近所のジャ○コに少々買出し。おお〜、品揃えが沖縄っぽい〜(当然)♪ さんぴん茶とか、しーくゎーさーのジュースとか、こーれーぐーす。もちろんじーまーみー豆腐も海ぶどうも並んでいた♪ 思わずプッチンするタイプのじーまーみー豆腐を買ってしまった(汗)。今夜の夜食か、明日の朝食のオマケに食べようと思う。流石にこれを東京に持って帰るのは無理だろうし。
 そういえば那覇市内で、ガイド・ブックに載っていた「まんまるちんすこう」も買って来たのだった。「粟国の塩味」とか「沖縄珈琲味」とか「黒糖チョコ味」とか、沖縄風味の利いた一口サイズのちんすこうが各種揃っている。つい欲張って4種類も買ってしまった(汗)。しかもチェック・イン後、つい我慢出来なくて1個開けてしまった(汗)。

 沖縄の食べ物、わたしの口にはかなり合う感じである。東京に戻ったらきっと相当肥えているのではないかと思う(とほほほ)。




10/11 阿嘉島

2006/10/11 22:50
 今回の旅行のメイン・イヴェントである。母の希望で、阿嘉島へ行って来た。父の名前と母の名前から1文字ずつ貰うと「阿嘉」になるので、まだ父が存命だった頃、いつか2人で行こうねと約束していたらしい。島の名を知ったきっかけは『マリリンに逢いたい』だったという。阿嘉島に住む犬のシロが、お隣の座間味島に住むマリリンと恋仲になり、3kmの距離を延々と泳いで通った実話である。
 阿嘉島に行ったら、シロの銅像が建っていた。座間味島にはマリリンのが建っていて、お互いの方を向いているのだという。何だかちょっと微笑ましい話で、帰ったら早速『マリリンに逢いたい』を観てみようと思ったのだった。

 那覇から阿嘉島へ渡るには、フェリーに乗るか、飛行機で慶留間島に飛び、橋を渡って阿嘉島へ入るしかない。フェリーの時間があまり都合良くなかったので(ダイヴィングする訳ではないから所要時間は2時間程度で良い)、行きはセスナで帰りはフェリー、という行程となった。
 昼頃、那覇空港からエア・ドルフィンのセスナに乗って出発。SKYHAWK2とか言う(名称不確実)小さな飛行機で、定員は4名。パイロットを含めて4人なので、わたしと家人と母で定員一杯である。今まで乗った中で、間違いなく一番小さな飛行機だった。コ・パイ席に座っちゃったよ〜♪
 帰宅したら画像をアップしようと思うけれど、上空(結構低い)から観た沖縄の海は、この先一生忘れられないくらい美しかった。もう涙の出そうな、信じられないようなきれいな海だった。日焼けさえ出来ればダイヴィングしてみたいなあ…(残念)。

 慶留間島から阿嘉島へ渡り、波止場近くの渚へ散歩。真っ白な砂はたぶん全部砕けたサンゴ。これも話には聞いた事があるけれど、実際に見たのは初めてで、非常に感心した。もう1つ印象的だったのは、波打ち際まで行っても「海の匂い」がしないこと。わたしの知っている海辺(九十九里とか江ノ島とか)では、波打ち際に行けばちょっと生臭いような独特の匂いがするものである。
 阿嘉島の波打ち際は、ほんの微かに潮の香りはするけれど、嗅いだことのあるあの「海の匂い」はしなかった。これってやっぱり海がキレイだからということなのだろうか? それとも「海の匂い」は実は「太平洋の匂い」で、東シナ海にはないものだとか。いやでも、日本海(石川県)でも同じような匂いはしたのだけれど(悩)。

 ぼーっと海を眺めて座っているだけで妙に静かな気分になる時間を過ごした後、フェリーで本島へ帰る。家人の提案で「沖縄ぜんざい」を食べ、ホテル近くの沖縄料理屋さんでまたもじーまーみー豆腐と海ぶどう、小さい魚の載った豆腐(名称忘却)、その他名前を忘れてしまったが塩漬けの三枚肉とかタコライスなど沖縄料理を堪能。
 ついでに母と2人でアロマ・マッサージを受けて身も心もリラックス。担当のエステティシャンの方に、「パパイヤちゃんぷるー」と「ナーベラーちゃんぷるー」、「中味汁」等を推薦して頂いて帰って来た。明日はちゅら海水族館に行く予定なので、昼ご飯にはぜひ試してみようと思う♪




10/12 美ら海水族館

2006/10/12 22:40
 万座ビーチホテル&リゾートまで行って、海中散歩を楽しめる潜水艦(?)に乗る。日焼けすると後がアトピー大爆発になるので、ダイヴィングは出来ないのだが、海の中のお魚たちは眺めたい。その我が侭を叶える素敵なプランである。船底(キャビン)のぐるりがガラス張りになっていて、客は水面下を観られる仕組みの船である。
 見学コースは30分で、最初は「たったの30分?」と不満に思ったのだが、実際に乗ってみたらそれが限度だと痛感。いや、お魚たちは見事なのだが、微妙な船の揺れが胃袋を不穏に揺らすのである(汗)。しかも今日はかなり風が強かった。出掛けに乗り物酔いのクスリを買って行こうと思っていたのに、それもキレイサッパリ忘れたし。

 その後「琉宮城蝶々園」を見学してから本日のメイン「美ら海水族館」へ。巨大なジンベイザメやマンタを眺め、ミナミバンドウイルカたちのショーを楽しんで過ごした。この水族館、真面目に全部観ようと思ったら丸々1日掛かるだろう。半日しか居られなかったのがちょっと残念。
 歩き回って疲れてしまったので、ちょっとだけ予定していた「OKINAWAフルーツらんど」もしくは「パイナップルパーク」は省略。パインの食べ放題がマンゴーの食べ放題だったら、どんなに疲れていても絶対行っただろうけれど(汗)。

 今日から宜野湾コンヴェンション・センターで「第4回世界うちなーんちゅ大会」が開かれているそうで、その影響か、ホテルからほど近い場所でもストリート・ミュージシャンさんたちが鐘や太鼓を打ち鳴らして楽しそうである。エイサー踊ってたりするのかなあ、と思ったら、オペラ・グラスを取り出した家人は「踊ってはいないみたい」とのこと。
 カー・ラジオでも度々インフォメーションが流れていたし、ちょっと魅力的なのだが…。昨日の夕方は国際通りでパレードがあったらしい。阿嘉島からの帰り道で余裕がなかったので観には行かなかったが、4年に1度の大会で、相当に盛り上がっているようだ。
 明日は旧海軍司令部壕やひめゆりの塔に立ち寄り、東京へ帰る予定。疲れたので今日は少し早めに寝ようっと。




10/13〜14 沖縄旅行最終日〜帰還

2006/10/10/14 20:30
 糸満市の旧海軍司令部壕と平和祈念資料館へ。「泥沼」という言葉しか思い付かないほど、太平洋戦争末期の沖縄の状況は凄まじい。上陸した連合軍が補給物資を運ぶために鉄橋を突貫工事で作っちゃう一方で、糧食もない日本軍は手製の槍でまだ戦おうとしている。どう考えても太刀打ち出来るハズもなく、正気の沙汰ではない。
 大田海軍司令官は最後に長文の電報を打って「沖縄県民かく戦えり。県民に対し後世特別の御高配を賜らんことを」と残し、壕の中で手榴弾自殺したそうだ。その心意気には感じるところもあるけれど、どうせなら降伏勧告が来た時に、とっとと降伏しちゃえば良かったのに、と思う。

 連合軍の捕虜になったら男は全員殺されて女は乱暴される…皆そう信じていたのだろう。ジュネーヴ条約なんて知ったことではないかもしれないし、事実、占領軍の横暴も後日頻々と発生する。とは言え、当時の日本は「国際戦争のルール」を知らない野蛮人と思われても仕方なかったかもしれない。
 民間人が避難していた南部の防空壕に、撤退して来た日本軍が押し寄せて来たせいで大混乱になったとか、軍人も民間人も同じ壕に犇き合っていたために全員まとめて殺されたとか、挙句に日本軍人が民間人を殺したとか、もうメチャクチャである。沖縄県の人口が、戦後は戦前の75%にまで減ったと言うから、その凄まじさが良く判る。

 こんな酷いことを、言い古されている言葉だろうけれど、もう2度と起こしてはいけないと思う。非常に身勝手な考えかもしれないけれど、どうしても戦争をやりたいなら、偉い人と軍人さん達だけでやってくれ、と思う。民間人を巻き込まないで欲しい。流れとしてはどんどんその逆に、犠牲が出るのは主に現地の民間人だけ、になりつつあるのが怖い。
 部下の兵士達とか自国民の犠牲をいかに少なくするのかを考えるのが、戦争を指揮する人間の義務だろうと思う。出来れば相手国の民間人のことも考えて欲しいけれどそれは難しいのだろうか。
 少なくとも沖縄戦であんなに沢山の人が死なずに済む方法はあったハズだと思う。あれだけの犠牲を避けられなかった点だけでも、戦争責任者の罪は余りにも重い。最近になって遺族が「不当に貶められている」と言ったというけれど、それはちょっとなあ…。

 重苦しい気分を抱えつつ「玉泉洞おきなわワールド」へ。全国7位の規模を誇る鍾乳洞と、大層楽しみにしていたエイサーの演舞が目当てである。琉球音階のメロディと太鼓のリズム、指笛の合いの手。わたしはどれも大好きで、見ているだけでわくわくするのである。血が騒ぐ〜♪
 赤と青と黒の衣装も格好良いし、中国や韓国の伝統舞踊の雰囲気が漂うエイサーの踊りも大変好きである。太鼓を抱えたまま激しく踊るのは、相当稽古も積まなければならないだろう。踊り手たちの弾ける笑顔と汗びっしょりの熱演に大感動。

 演技の最後には観客参加の時間もあって、エイサーの手振り(カチャーシー)を教わった観客が続々と踊りの輪に加わって楽しそうだった。わたしと家人は遠慮したけれど、母は張り切って飛び出して行った。元気な人である…(汗)。
 サンバ(三板)と呼ばれるカスタネットのような楽器をお土産に買って貰い、今度来ることがあったらマイ三板で踊ってみようかなあ…などと思いつつ、楽しかった沖縄旅行を終えたのだった。本当に、出掛ける前に予想していた以上にハマってしまった。独特の優しいイントネーションは快いし、何だかテンポもゆっくりだし、あんなに暑くなければ本気で沖縄に住みたいくらいである。

 帰宅後、山盛りの洗濯物をどうにか片付け、出発前に冷凍しておいたカレーで簡単に晩御飯の手筈を整え、一服してネット・ニュースを見ていたら衝撃の報せ。「中日の川相昌弘選手、今期限りの引退を表明」。来シーズンからは中日の1軍守備走塁コーチに就任らしい。
 そりゃ、いつかは…と覚悟していたけれど(涙)。引退前にナゴヤドーム、行きたかったなあ…。




10/15 沖縄旅行の写真

2006/10/15 22:40
首里城の石垣の境目  10日に載せようと思って、面倒になって後回しにした画像が←である。首里城の石垣が、1944年10月10日の大空襲で壊滅的被害を受けた後、復元した時の境目。ロングの画像はこちら。境目がハッキリと判る。

 アルバムはYahooのフォト機能で作ってみた。
10月10日(初日)
10月11日(2日目)
10月12日(3日目)
10月13日(最終日)

 家人が撮ったものと、わたしが携帯で撮ったものが混ざっている。特に海の画像など実物は100万倍美しい。ホンモノの魅力が写し取れないのが非常にもどかしいのだが、その片鱗でも残せれば…と思って撮った。
 よろしかったらご覧下さい♪

 帰宅2日目、晩御飯後はCATVで中日 vs 横浜戦を観戦。試合後には川相昌弘選手の引退セレモニーが執り行われた。3年前に巨人から飛び出した時よりも、よっぽどサバサバした表情をしているように見えた。今度こそ、納得出来る心境での引退なのだろう。24年間本当にお疲れさまでした。ファンとしては寂しいけれど、今後は後継者育成に全力投球して欲しいと思う。




10/16〜17 突発的アクシデント

2006/10/17 23:53
 バレエ教室でご一緒させていただいているSさんが怪我をしてしまった。先週レッスン中に転倒したのだが、倒れる時に手を突いたタイミングがまずかったのか、指の骨にヒビが入ってしまったのだ。その時は大丈夫です、と仰っていたのに、帰宅後だんだん腫れて来たらしい。
 最古参メンバーのお1人なので、暫くの休養が非常に寂しい。せめてお見舞いメールを…と携帯メールを差し上げたのだが、良く考えると、指を固定している方に携帯メールなんて読みにくいこと甚だしいだろう。我ながら気の利かない奴だと、またちょっと自己嫌悪である。早く良くなって下さると良いのだが…。

 そういった怪我の話題と並列にするのはやや不謹慎というか、正直言えば我ながら呆れてしまうのだが、わたしも今日アクシデントに見舞われたのだった。
 ことの起こりは今朝、映画を観るために渋谷に向かった時のことだった。出掛けに、いつものローファーではなくて、たまたま気が向いて黒い布地張りのパンプスを履こう、と思った。相当昔に買った靴だが、ヒールの高さが丁度良いのと、足に馴染んでいるのでお気に入りの1足である。
 お気に入りの割には随分長い間放置していたのだが、大事に履いていたので外見はまだまだキレイである。久し振りだと思いつつ、元気よく駅まで歩いたのだった。

 駅に着くまでは何ともなかった。ところが電車に乗り込む時、左足を踏み込んだら何だか妙な具合にグキッとなった。おかしいなと振り返ると、電車の床に珍妙な黒い物体が転がっている。そして左足は、あるべき支えを失って、真っ直ぐ立つのが難しい。足を上げて靴裏を見てギョッとした。ヒールが折れている…!
 折れていると言うより、踵の部品が丸ごと取れてしまった感じ。慌てて床に転がる黒い物体を攫い取って席に着く。脳みそは善後策を必死になって検討中である。ええとええと。渋谷に着いたらコンビニに駆け込んで、出来るだけ強力な接着剤を買おう。完全に修理するのは無理かもしれないが、応急処置くらいにはなるかもしれない。

 渋谷駅で見覚えがあったような気がしたので、もし手近にミスター・ミ○ットが見付かったらそこへ行く…と脳内メモに付け加えつつ、左手にヒールを握り締めて居眠りながら渋谷到着。さて、さぞかし歩き難かろうが、みっともないので出来るだけ何喰わぬ顔をせねば。人波に紛れて降車し、ホームで状況確認しようとして立ち止まったらまたまた違和感に気付いた。
 なんと、右のヒールもないのである(汗)。ちょっと待て。いつの間に脱落したのだ。全然気付かなかったからヒール部品はどこかへ行ってしまったではないか。これでもう接着剤が手に入っても無駄である。待ち合わせの時間は迫る。どうしよう。今日1日爪先立ちで歩くのは真っ平御免だが、踵が爪先よりも下がった体勢を続けるのもしんどそうである。

 仕方ない、どこか靴屋さんに駆け込んで新しいのを1足買おう。いつも「靴流通センター」で格安のを買うわたしには痛い出費となりそうだが、背に腹は代えられない。
 ふと見るとコンコースに見覚えのあるミスター・ミ○ットがあった。踵部品がないのだから無理だろうと思いつつ、ダメ元で係のお兄さんに訊いてみる。「あのう、この靴、直りますか…?」
 案の定答えは「無理です」だった。そもそもこの手の婦人用ヒール、釘で打ちつけてある訳ではないので、ミスター・ミ○ットでは直せないらしい。元々本体とヒールは強力な接着剤で貼り付けてあったのが、経年劣化で粘着力が落ちたのだろう。

 結局、開店直後の靴屋さんに飛び込んで、ものの30秒で選んで新しいパンプスを1足買ったのだった。待ち合わせ時間にもどうにか間に合った。とは言え、予定外の「靴1足5000円」の出費は結構痛いのである(汗)。いつもだったらこの半額くらいの靴しか買わないのだが(とほほほ)。持ってて良かったクレジット・カード(涙)。
 そして良く考えたら、もう1足同じ時期に買った(ような気がする)黄色いパンプスが家にはある。こちらも暫く履いていないが、もしかしたら接着剤が同じような経年劣化を起こしているかもしれない。次に履く機会があったら、充分試してからにしないとな…(汗)。

 それにしても両足のヒールが折れるなんて初めてである。新しい靴はまだ足に馴染んでいないため、左足の中指には靴擦れが出来てしまった。そして歩き慣れていない靴で1日過ごしたら何となく腰も痛い。今日は早めに風呂に入って眠ることにしよう…(しょんぼり)。




10/18〜21 だいぶ疲れている

2006/10/21 17:14
 沖縄疲れが今頃出たらしい(汗)。家人は「あったかい沖縄から寒い東京に帰って来て、身体が気温の変化に付いて行けないんだろう」とコメント。心配して、ではなく、面白がってというか小馬鹿にしてというか、ほとんど嘲笑うかのような口調なのでムッとする。でも言い返せない…(とほほほ)。
 身体が重く、いつも眠気が抜けず、そしてダルい。火曜日と水曜日の夜は2日連続して、「風呂上りに“ちょっとだけメールしてから髪乾かしてストレッチして寝よう”と思っていたのに、なぜかそのまま床 or PC椅子で沈没」をやらかしてしまった。ただでさえ疲れているのに、そういう阿呆なことをすると、ますます疲労が募るのである。やれやれ…。

 友人と『カポーティ』を観に行ったのに、途中で意識が飛んでいる箇所もある。超哀しい。物語そのものは非常に面白かった。取材先である死刑囚への相反する心境に揺れ動くトルーマン・カポーティ(フィリップ・シーモア・ホフマン)が、もうとにかく痛くて哀しい。死刑執行を待ち望む気持ちと、どうにかして再審を勝ち取りたい気持ちと、双方に引き裂かれるのである。
 音楽がまた静謐で魅力的だった。大好きなアルヴォ・ペルトの作風にちょっと似ているので、期待してエンド・クレジットを読んだのだけれど、違う作曲家さんだった。しかしパンフレットによれば、音楽担当のマイケル・ダナという人は『ローズ・イン・タイドランド』の音楽も手掛けていたらしい。なるほど好みだった訳だ。
 出来ればもう1回、恥ずかしいから今度は独りで、ちゃんと観に行こうかなあ…と考えているのだが時間が取れるかどうか。

 ところでこの『カポーティ』で描かれるトルーマン・カポーティ、誰かを彷彿とさせるなあ…と思っていて、先ほどようやく気が付いた。魔夜峰夫さんの『パタリロ!』の主人公、パタリロ・ド・マリネール8世殿下(本当は陛下だけど)にクリソツではないか(笑)。小柄で特徴的な前髪、立ち居振る舞い、天才的な話術。一筋縄で行かない性格も何となく似ているような。
 もしも今後何かの弾みで『パタリロ!』を実写化するとしたら、ぜひパタちゃんにはフィリップ・シーモア・ホフマン氏にお願いしたいなあ、と思う。パタリロ・ド・マリネール8世殿下はまだ10歳、ちょっと年齢的に厳しいのだけれど(汗)。




10/22 胃痛(汗)

2006/10/22 23:55
 昨日の晩から胃痛に困っている。
 元々胃潰瘍持ちだし、ついでにピロリも飼っているので、時々痛むことはある。とは言え昨日は強烈だったし、痛む時間も長かった。参った…。
 想定される原因はおそらく2つ。沖縄土産に買って来た「黒糖ピーナッツ」か、もしくは晩御飯に食べた「ごぼうチップス」のどちらか。あるいは両方かもしれない。

 会社の同僚の結婚式とかで家人が(不承不承礼服を着て白ネクタイを締め)出掛けて行った後、昼御飯前に小腹が空いて、ついつい黒糖ピーナッツに手を伸ばした。名前の通り、炒りピーナッツに黒糖を塗してあるお菓子で、噛み締めるとジワーッと黒砂糖のコクのある甘味とピーナッツの風味が口中に広がる。黒糖キャンディはあまり好きではないのでやや敬遠していたのだが、こういう加工品は美味しいなと気に入ってしまった。
 思えば、この直後から「何だか胃がもたれるなあ」と感じていたかもしれない。後に家人が指摘したのだが、甘いものは胃酸の分泌を促すのだそうだ。そう言えば医者にもそんなようなことを聞いたっけか?(←トリ頭)

 披露宴で供された食事はフランス料理だったらしい。帰宅後の家人が憤慨しつつ語るに、料理が出て来るインターヴァルが長過ぎる上、ひと皿の量が(家人の基準では)哀しいほど少なかったのだと言う。名のあるホテルでの披露宴だし、持ち帰ったメニューを見ると9品もあるので、他の出席者は違う感想ではないかと思うが(汗)。
 目の前に皿をズラーッと並べて片っ端から食べるのが好きな家人、もったいぶって1皿ずつ出されるフレンチや会席やらは大嫌いなのだ。満漢全席なら喜んだに違いない(汗)。とは言え、メニューの9品のうち4品はジェラートやアイスクリーム、フルーツやケーキなどの「お菓子系」で、家人の基準では「食事メニュー」とはカウントしない。
 さらにオードヴルとスープとサラダは家人の胃袋にはささやか過ぎるだろう。家人が「食ってるそばから消化しちゃったよ!」と主張したのも、あながち大袈裟ではなかったのだろうか(汗)。

 会場に相応しく、非常に披露宴っぽい披露宴だったそうで、持ち帰った引き出物もちょっと豪勢だった。家人の名前がラベルに印刷されたスパークリング・ワインの小瓶が1本。これは名札代わりに、銘々の座席に置いてあったらしい。ちょっと気の利いた演出だと思う。良く見たら金箔入りだった(びっくり)。
 さらにティファ○ーのフルート・グラス(ペア)。このグラスでスパークリング・ワインを飲んで下さい、という趣向だろう。演出としてはお洒落だが、ウチではまず使わない代物である。キッチンの場所塞ぎとなるのが今から明白なので、3ヶ月ほどほとぼりを冷ましてからオークションに出してしまおうと意見一致(鬼畜)。

 お菓子があってドラジェがあって、新郎新婦のプロフィール紹介パンフがあって。披露宴の最中、退屈し切った家人が携帯メールを寄越すほど、来賓のスピーチは長くて無意味でつまらない。まあ、一般的過ぎるほど一般的な「披露宴」だったのだそうだ。
 そんな訳で、胃も心も満たされないまま帰宅した家人、「ちゃんとしたメシを喰いたい」と主張。最近お気に入りの自然食ヴァイキングの店「はーべすと」に行くことになった。有機野菜や低脂肪の鶏胸肉、豆腐などを中心にしたメニューが並ぶ、ヘルシーで美味しいお店である。食べ過ぎたら意味がないのは当然だけれど。

 ここの定番メニューの「ごぼうチップス」が、わたしの弱った胃袋の負担になってしまったようである。薄切りにしたごぼうと小じゃこをからりと揚げ、少々塩を振っただけのシンプルなものなのだが、これが実に美味い。昨日もついつい食べ過ぎてしまった。食後のコーヒーを飲みながらお代わりしてポリポリ…。
 これがどうもマズかったらしい。食事の終わり頃、突然強烈な胃痛に見舞われた。食べ終わったらスポーツ・クラブのS支店へ行って運動しようと予定していたのだがとてもそれどころではない。近場のドラッグ・ストアに駆け込み、「ガス○ー・10」を買って呑んで、効き始めるまでの長かったこと…(汗)。

 今日になっても不調は続いている。おかげで予定していたワセダ vs 日体大の大学ラグビー対抗戦の試合、観に行けなかったのだった(涙)。
 だいぶ楽になったので、明日は復活出来ると良いなあ。




10/23 余計なことを

2006/10/23 23:50
 してくれちゃったなあ…と、この2週間弱、時々悩んでいた。
 何かと言うとアレである。デア○スティーニが先日創刊した『隔週刊ビーズ・アクセサリー』。今月の始め頃、TVCMをうっかり目にするという痛恨事をやらかして以来、自重に自重を重ねていた。自分の性格は自分が一番良く知っている。何せマッハの飽きっぽさを誇るのだ。こんなの買ったって絶対やらない。
 買ってはいけない。絶対買っちゃ駄目だってば。書店で見掛ける度に、鉄の意思(当社基準)を発動していた。

 それがグラつき出したのは沖縄旅行から帰ってよりである。阿嘉島で、本当に綺麗な貝殻を幾つか拾って帰ったのだ。砂地ではなくて全部珊瑚が砕けて出来た真っ白い渚に、お土産屋さんで売られているように可愛らしい巻貝が幾つも幾つも転がっている。
 サザエのようなゴツゴツした貝のクチを塞いでいたのであろう白い(時々茶色の)円盤は、うっすらと渦巻き模様が入っていたりして実に愛嬌がある。

 最初は単に、自宅の食器棚の空きスペースにでも置いて飾ろうと思った。気に入った巻貝を4個と、サザエ(仮称)の蓋を幾つか、ティッシュに包んで持って帰った。ホテルの洗面所で良く漱ぎ、中に詰まっている砂を洗い出した。乾かしたら、渚で見た時よりもずっと綺麗だった。
 これをただディスプレイするだけってのも何だか勿体無いなあ…そう思ったのが運の尽き。この辺に2箇所穴を開けて、細い皮紐を通したらシンプルながらも味わいのあるチョーカーが出来ないかな、とか、いやいやそれより穴は小さめのを先っぽに開けて、金具を付けて、ペンダントにする方が可愛い、とか。
 気が付いたら近所のホーム・センターでそれっぽい部品を色々買い込んでいた(汗)。

 散々苦労して巻貝の端っこに1mmほどの穴を開け(結局ペンダントが良いかと考えたのだ)、いつぞやバランス・ボードを作った透明ラッカーの残りがあるので、ついでだから貝殻たちを塗装。穴に合う適当な金具はどこに売られているのだろうとネット手芸店をあれこれ物色する。この辺で自分でも、そろそろ乗っ退きならない段階に足を踏み入れているな、という自覚はあった。
 まだ大丈夫だと思っていたのだが、今日買い物に出たついでにいつものように書店に立ち寄り、ふと「初心者のわたしが貝殻加工品をペンダント・トップにしようとしたら、押さえておくべき基本的テクニックとか、あるんじゃないかな?」と出来心が兆してしまったのだ。そして書店を出る時、気が付いたら『隔週刊ビーズ・アクセサリー』創刊号と特製バインダーの入った袋を提げていた。ガーーーーン(汗)。

 自慢ではないが本当に本当に飽きっぽい。そして自慢にもならないが手先は結構不器用である。さらに美的センスもあまりないので、「こんなアクセサリーが創りたい!」というイメージが湧いて来る訳でもない。今はただ「阿嘉島で拾って来た巻貝で、ペンダント・トップとネックレスを作ってみたい」という思い付きのみで動いているのだ。
 10号やそこらで一区切り付いてくれるのであればまだマシなのだが、創刊号を読んだ限りでは、どんなに少なく見積もっても30号は発行されるらしい。どーすんだよ(汗)。創刊号は半額とは言え、1冊1500円近くするのに、死蔵しちゃったらあまりに勿体無い。救いと言えば隔週刊なことくらいである。

 やれやれ、どうなることやら。昔まだピアスをしていた頃、ピアスの整理用に買った細かい仕切り付きのプラスティック・ケースなどを引っ張り出し、「よしこれでビーズの整頓はOKだな」などと考えちゃったりしているのだが…。
 続くかな? 続かないだろうなあ…(とほほほ)。




10/24 御家騒動

2006/10/24 18:30
 暫く前から変だなあと思っていた。「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」がリニューアルして「京都ジョニー」に変わったのも束の間、ある日突然、最寄り駅近くのスーパーの該当コーナーから「豆腐屋ジョニー」が消えたのだ。代わりにそこにあったものは「波乗りジョニー」という、形もネーミングもジョニーな豆腐。ただし、何だか違和感を覚えた。
 「風に吹かれて」も「京都」も、1個190gのパックが2つ連結した楕円形をしている。ずっと以前は仕切りがなくて、380gの細長い楕円形がドドン! だったらしい。スプーンで掬ってよそうタイプの豆腐であり、1個が大き過ぎて使い難いという顧客からの声が沢山届いたために、パッケージ2分割が実現したらしい。

 それが今になって何故元に戻るのだろう? パッケージ一新、味もかなり変わった「京都ジョニー」へのリニューアルは相当にちからの入ったものであるように思えたのに、こんなに短期間でまたリニューアル? ヴァリエーション商品にしては、大元の「京都ジョニー」なり「風に吹かれて」なりが全然見当たらないのもおかしい。
 試しに「波乗りジョニー」を1本買ってみた。やっぱり380gドドンは非常に使い難い。一辺に1個を食べ切るのならともかく、ウチでこの豆腐を食べるのはわたしだけ。大抵は昼御飯に190gのパックを1つ空けるというペースである。頑張れば380g食べてしまえないこともないが、そうすると他のものは何も入らなくなる。幾ら豆腐好きでも、そして栄養価の高い食品であっても、そういう食べ方はあまり良くない。
 同様の声(恐らく多数)に応えての2分割を、何故今になってやめてしまったのだろう?

 そしてパッケージには「男前豆腐店」という文字が一切入っていない。代わりにあるのが「三和豆友食品」。これは確か、「男前豆腐店」の兄弟分だったか親分だったか、ともかくそういう会社だったハズである。鮮度が命の豆腐、関東向けの品物はこの会社の工場で作っていたという話を聞いたこともある。
 とは言え、今まではちゃんと「男前豆腐店」という記述が、パッケージの目立つ隅にぺっかりと輝いていたのだ。何故今になって急に消えたのだろう?

 薄々予想はしていたが、やっぱり「男前豆腐店」、ある種の御家騒動的なことに巻き込まれているらしい。何がどうなってそういうことになったのかはさっぱり不明だが、「男前豆腐店」は「京都男前豆腐店」と「三和豆友食品」に改めて分離し、両者の提携関係も解消されてしまったようだ。
 「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」が何故わざわざ「京都ジョニー」に改名したのかも、これで何となく察せられる。基本的には関西中心に商品展開しているものの、関東向けの商品は那須だか清里だかに新しく工場を造り、そこで製造しているようだ。

 「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」と「京都ジョニー」を食べ比べた時には結構な差異を感じた。しかし「波乗りジョニー」を食べてみたら、どうも「風に吹かれて」の味に戻っているように思えた。これまた変だなと思っていたのだが、「三和豆友食品」が従来の「男前豆腐店」に立ち戻った(というか大元の権利か何かを継承した?)とすれば納得する。
 同じ味の差異と逆戻りが「男前豆腐」にも起こっているらしい。ググってみたらこんなページが見付かった。非常に気に入っている豆腐だっただけに、ゴタゴタを知らされるのは何だか哀しい。早いところきちんとした落とし所を決めて、ちゃんと関東でも気持ち良く「ジョニー」を食べられるようにして欲しい。個人的には「京都ジョニー」と「波乗りジョニー」、どちらもそれぞれに捨て難い。両方食べたい♪

 場所も場所だし、血縁同士のゴタゴタらしいし、何となく一澤帆布の御家騒動を思い出してしまった。あちらは最近になってようやく一件落着した(らしい)が、男前豆腐店も軟着陸してくれると良いな、と思うのだった。
 消費者の立場から言えば、折角の人のお気に入りを、下らん騒ぎで品切れだの製造中止だのするなよな(顰蹙)、という心境である。家族間のゴタゴタは他人には説明し難いドロドロや言うに言われぬ事情が渦巻くものなのだろうが、そこを何とか、穏便に穏便に、頼みますよ…(祈)




10/25 さ、寒い…!

2006/10/25 08:30
 思わずこんな時間に書きたくなってしまうほど今朝は寒い。日本シリーズの事前中継をしていた札幌の水野雄仁さんによれば、現地の気温は2℃足らずだそうである。吐く息が白かった。この数日、いよいよ秋も終わりで冬が来るんだなあ、と追われるような気分になってしまう。
 朝晩の冷え込みが辛いので、そろそろ何か暖房器具を出したいなあ…と密かに思うのだが、家人は鼻で笑いそうである。だいたいウチのリヴィングには未だに扇風機が置いてある。湯上りの家人の必需品なのだが、わたしからすると、折角温まった身体を冷やしてしまうなんて余りにも勿体無いと感じるのだった。

 本場の寒冷地の方には恥ずかしくて言えないだろうけれど、昨夜は布団の中も寒かった。これでは寝付けないと、半ば本気で「湯たんぽ出そうか」と考えたくらいである。結局、湯たんぽもホット・カーペットも11月に入るまでは我慢しようと決め、代わりに携帯用カイロ(貼るタイプ)を腰に1枚貼り付けて眠った。
 たった1個の小さなカイロでも、腰とか背中に貼ると非常に効果が高い。個人的な使用感では、全身をまんべんなく温かくするには、お腹に貼るよりも良いと思う。やはり人間の要は腰なのだろうか。ちなみに次点は背中(肩甲骨の間よりちょっと上くらい)である。相当寒い時でも、この2箇所にカイロを貼り付ければ乗り切れる。

 本当に寒かったら、別に11月に入る前でもストーヴなりホット・カーペットなり出せば良いのだろう。そうは思うのだが今までの経験上、寒い寒いとホット・カーペットを出した途端に「季節が逆戻りしたような暖かい日が続いていますが」てなことになるものなのだ。
 そして11月に入ればいよいよ周囲は年末に向けてのスケジュールを走り始める。家人の職場では早々に、忘年会の予定がもう2件も決まったらしい。慌しくて困るなあ。

 そうこうしながらも、わたしの中の呑気な一部分は、相変わらずデア○スティーニの『隔週刊ビーズ・アクセサリー』をどうしようか迷い中。創刊号をじっくり読んでみたら、付録のアクセサリーの作り方説明文がちょっと不親切なことに不満を抱いたのだ。まったくの初心者だったら、あの説明文でちゃんと仕上げられるかどうか。
 隔週に1つ新しい課題が増えるのも結構しんどいような気もする。創刊号を買うのをギリギリまで迷ったために、実はもう昨日、第2号が発売されちゃっているのだ。付録のビーズ整頓ケースはちょっと良いなと思うが、その為だけに1390円は…(悩)。
 製作中の「阿嘉島の貝殻アクセサリー」に必要な部品があれこれ足りず、チョーカー用センター・パーツやら、ペンダント・トップ用ねじ込み金具やら、挟み込むタイプの三角バチカンやら、ひょっとするとまたまたネット通販で買わねばならないかもしれない。やっぱり第2号はやめて、その分、要りそうな部品を買い込むことにしようか(悩・悩)。

 そしてさらに、友人に教えて貰ったビーズ・アクセサリーのキットに心惹かれている。千趣会の「ビーズ&ビーズ モアプラス」か「フェミニン・セレクト」と言うシリーズを買ってしまおうかどうしようか。こちらは月に1回の送付なので、『隔週刊ビーズ・アクセサリー』よりは時間的余裕がありそうなのも良い…かもしれない。
 どっちにしろ、やらずに溜め込む公算が大、な気もするので、だからますます悩むのだった(とほほほ)。




10/26 胃痛と心痛と

2006/10/26 22:15
 まずは、北海道日本ハムファイターズの皆さん、日本一おめでとうございます♪
 とは言え、わたしが応援していたのは、今シーズン限りで引退を表明してしまった大贔屓の川相昌弘選手が居る、中日ドラゴンズだった…(涙)。

 シリーズ5戦をTV観戦していて思った。セ・リーグのチームが短期決戦に弱いのは何故なんだろう。交流戦もそういう感じがあるし、去年のマリーンズ vs タイガースの時も、ノリが良かったのは断然パ・リーグ代表チーム。単にお祭野郎が多いだけなのだろうか。
 何となくセ・リーグのチームって「悪い意味でプロ」な人が多いのかもしれない、とも思った。野球に対する新鮮な情熱…そんな表現は在り来たりだけれど、パ・リーグの選手たちの方が、そういったものを備えている気がする。

 思えば第2戦、山本(昌)投手が「勝負か敬遠か」のシーンで勝負を選び、金子選手に逆転タイムリー・ヒットを打たれてしまった時点でドラゴンズの歯車が狂い出した。そして札幌ドームに場所を移した第3戦の8回裏、稲葉選手にまさかの駄目押し3ラン・ホームランを打たれた時、わたしは「このシーズンは終わった、ファイターズが優勝だ」と確信したのだった。
 家人は「まさか。まだまだ盛り返すチャンスはあるだろう」と言っていたのだが、見事というか残念ながらというかこの結果。わたしの予感、悪いものほど良く当たるのである(とほほ)。

 優勝決定の今日の第5戦も、ドラゴンズが得点出来そうな予感は皆無。さらにあろうことか、川相選手が代打で登場してバントを決めたシーンは、TVではちょうどコマーシャル中だったのだ…(爆涙)! 何なんだよ〜、最後に残った楽しみもパーではないか。
 もしかしたらそのまま守備に着いてくれるかも、という一縷の望みも虚しく消え、哀しみだけが残ったのだった。

 先日来どうも胃の調子が悪くて、今日もたった2粒「黒糖ピーナッツ」を食べたらそれ以後キリキリと胃が痛む。日本シリーズを観たら胃痛を忘れられるかと思ったのだけれど、それどころではない展開になってしまった。残念だけれど、ファイターズはこの大舞台で「いつも通りの野球」をやり抜いた。素晴らしいチームだと思う。本当に優勝おめでとうございます。
 中心人物の1人である新庄剛志選手も今シーズンで引退、8回裏のバッター・ボックスに立った時点からずっと涙が止まらないようだった。奇抜な言動と派手なパフォーマンスで「宇宙人」とも呼ばれていた新庄選手。わたしも度々驚かされたけれど、プレイやベンチの中の様子など見るにつけ、紛れもないその天才とその才能を裏打ちするたゆみない努力を感じたものである。

 新庄選手を見ていると、プロはかくあるべし、という気がして来る。得難い人材、今後も多分二度と出て来ないような稀有の人材だったろう。
 真似をしろとは言わないが、特にジャイアンツの選手たちとか、新庄選手から学ぶことは多いと思う。お疲れさまでした。でも「新庄剛志」がこれからどういう活躍をするのか、やっぱり目が離せない♪




10/27〜28 インターフェイス

2006/10/28 17:20
 昨日は胃痛が酷くてヘバっていた。主原因というか引き金は、一昨日うっかり2粒食べてしまった沖縄土産の「黒糖ピーナッツ」と思われる。胃に悪いもの=砂糖、油脂、固いものとファクターが揃っているためか、「今日は調子良いから平気だろう」と油断したらとんでもないことになったのだった(汗)。
 今の所、黒糖ピーナッツを我慢していればそこまで酷い胃痛は来ないのだけれど、あれが美味いのである。食べるためには、ちょっとマジメにピロリの除菌を考えた方が良いのだろうか(悩)。

 そして半分は自業自得なので家人は「情けない胃袋だなあ」と冷たいのだった。もうちょっと配慮があっても良さそうなのに、と恨みがましい気分になる。休日くらい僕が晩飯を作るよ、なんて事を言えとは思わないが、労わりのリップ・サーヴィスくらいタダではないか。
 以前、家人が尿路結石で四六時中うんうん唸ったり、会社で痛み出して早退して帰ったり、出勤直前に痛み出して急遽欠勤したり…なんて時、わたしは「情けない尿路だなあ」なんて一言も言わなかったのにさ(ぷんぷん)。

 ところで今日は珍しく某デパートへ買い物へ。先日家人の同僚さんが結婚なさったのだが、後日、「両親から“御車代”を預かりました」と披露宴出席者全員に金一封を配ったらしい。もちろん、披露宴の引き出物とは別である。「御車代」としてただ貰っちゃうには多過ぎる金額が入っていたので、これはお返しに何か贈らねばということになったのだ。
 お返しのお返しのお返しの…と無限ループ(しかも縮小再生産)になりませんように(汗)。

 ペアのマグカップなんか良いんじゃないか、ということで、ノリタケの品を選んだ。緑の地にゴルフ・クラブ入りエンブレムの付いた「ゴルフ」と、赤い地にライディング・ブーツ入りエンブレムの付いた「乗馬」。新郎新婦が揃ってゴルフ好きなので、本当は「ゴルフ」に赤と緑(もしくは青)の色違いがあると嬉しかったのだが仕方ない。
 出来ればウェッジウッドのペアのティーカップ&ソーサーにしたかったけれど、とても手の出る値段ではないのだった(がっかり)。「アメジスト」とか「ユーランダーパウダー・ブルー」とか、欲しいなあ…。

 さて品物選択は済んだので店員さんを探すがどこにも居ない。デパートならこういう時、必要以上に「どのようなお品物をお探しでしょうか?」と付き纏われるものだろう。ちゃんとカジュアル過ぎない格好もして行ったのに(家人はスーパー・カジュアルだったのでその所為か?)。遠〜くに姿の見える店員さんにアイコンタクトを試みるも失敗。5分くらい待っただろうか、痺れを切らした家人が店員さんを呼びに行った。
 在庫を探すのも手間取っているので「大丈夫かなあ」と訝しんでいたら、お会計の時には配送か持ち帰りかも訊かなかった。配送料が入っていないので、持ち帰りだと思われているらしい。ところが家人のつもりは配送希望である。
 今のうちに訂正してあげなよ…とヒソヒソ耳打ちするも、家人は「いつ気が付くか面白いから黙ってる」と性格の悪いことを言う。「デパートでそういう気遣いを出来ないようじゃ価値ないだろう」とまあ、確かにその通りなのだが。

 結局、係の女性(恐らくパートさん)が手提げ袋を持って来たところで「配送をお願いしたかったんですがね」と切り出し、そこでやっと配達伝票が登場したのだった。無論配送料金はまた別に徴収である。家人はわざと見えるように駐車券をピラピラさせていたのだが、それに気が付いて貰えたのも最後の最後だった。家人も大概意地悪だけれど、あの店員さんも使えな過ぎる。
 家人はしみじみと「デパートも落ちたものだなあ」と呟いた。あの店員さんが「2週間前からパートに入りました」ならともかく、名札は別に「研修中」でもなかったし、大体他の店員さんも客に気付かなかった点では同じである。

 物品販売等、客商売において、接客というのは「インターフェイス」である。品物の品質や値段には直接影響しなくとも、接客の良し悪しで顧客の満足度に多大な影響が出る。デパートでしか買えない物も多かった以前ならいざ知らず、今時は大抵の品物がネット通販で手に入る。ノリタケの同じマグカップも、探せばどこかで見付かるだろう。希望すればギフト包装も配送もして貰えたに違いない。
 そこを敢えてデパートに出向いたのは「○○デパートから贈る」ことが未だに一種の礼儀というか箔付けになっているからで、恐らくおいおいこういう礼儀も消えると思う。わざわざ外出することもなく自宅のPCからクレジット決済で手配出来るとなれば、これ以上に気軽な買い物はない。

 他にはない品物がある訳でも、他より安い訳でもない。デパートがネット通販に勝てるとしたら、インターフェイスがPCではなくて人間であり、人間にしか出来ない気配り目配りが可能だという点しかない。人件費削減で接客をパート・タイマーに任せるにしても、もうちょっと気を使わないと「デパートの存在価値」という点に関わってくると思うのだが。
 品物や値段以外に何か、立地や建物や雰囲気、内装だのアイテムだの店員さんだのに「そこでしか得られない何か」があるのであれば、たまたま出会った担当さんが多少使えない人でも、わたしは我慢して通うだろう。担当さんを「理想の店員さん」に育てるのも、顧客の楽しみのひとつと言えないこともない。少なくともわたしはそう思う。
 しかし陶磁器なら他の店で幾らでも買える。ネット通販の方がよっぽど気が利いていることも多い。今日の担当さんは「育てたい」とは思わないし、あのデパートに通わなければならない義理も動機もない。わたしがあの陶磁器コーナーに買い物に行くことはもう二度とないだろう。
 デパート、もうちょっと頑張れ。外商部など、本当にスペシャルな顧客相手ではもっときっちりした接客をするのだろうが。




10/29〜30 心配りが身に染みる

2006/10/30 16:06
 今回の胃痛は峠を越え、どうやら復調した模様。朝御飯後にも痛まなかったし、先ほど恐る恐る「黒糖ピーナッツ」を1粒食べてみたけど大丈夫だった♪ やった♪
 それにしてもいきなりどっと悪くなったのはやはりメンタル面の影響なのだろうか。身内に困ったちゃんが居て、半年も前に全部片付いたハズのごたごたを、以前の5割増しくらいにパワー・アップして再燃させてくれちゃったのである。自分が一番悪いのに、チラともそんな反省はせずに、周囲のせいにばかりしている。小さな不平不満をずーっとコボしている。

 いっそわたしが当事者ならば、乗り込んで行って膝詰め談判でも何でもして決着を試みるのだが、残念ながら今回の立場はむしろオブザーヴァー。とは言え当事者の身近な人間であるのも確かなので、手も口も出せないのに、悪化する一方の状況報告だけは入って来る。イライラが募ること甚だしく、この精神状態が胃に良い訳もない。
 人の振り見て我が振り直せ。今回のゴタゴタから得られるのは、昔から耳タコに聞かされたこの手の教訓くらいなものである。もしもわたしが今後、今回のようなゴタゴタの当事者になったら、絶対にもっと自分を客観視するんだもんね(決意)。

 ともあれ、そんな調子でわたし自身も愚痴愚痴していたな、と反省せねばならないこともある。一昨日の日記で「こっちは胃痛で苦しんでいるのに家人はお気楽だ」とコボしたが、家人はちゃんと配慮してくれているのだった。
 日記を書いていたのは家人がスポーツ・クラブに出掛けて不在だった時間帯。書き終わって、いつもより帰りが遅いなあ…と思いつつ待っていると、帰宅した家人は何やらシャワシャワ音のするレジ袋をぶら提げている。中を覗き込むと、紅芋ちんすこうとさんぴん花茶のペットボトル、島豆腐1丁が入っていた♪

 わたしが喜ぶと思ったのだろう、一番近くにある「わしたショップ」に立ち寄ってくれたのだ。「海ぶどうとじーまーみー豆腐はなかった。こっちで我慢して」と言う。ついさっきまで日記に愚痴を垂れていたわたし、大反省である。良いクマさんだよなあ♪
 クマ呼ばわりするとまた怒られるかもしれないが、こういう時の家人は本当に「くまのプーさん」のように愛嬌がある。お返しに何か喜ぶものを…と考えると、一番は勿論「晩御飯に美味しいものを沢山出す」なのだが、ウェイト・コントロールの都合上そうも言っていられない。こちらとしてもなかなかジレンマなのだった。
 ともあれ、色々なことに感謝。愚痴や不平不満ばかり言っていたら人生損するもんね♪




10/31 阿呆やっちゃった(汗)

2006/10/31 23:59
 レッスン中に転倒して両手の中指の骨にヒビを入れてしまったSさんを励ますお食事会を開くことになった。出席者はバレエ教室のT子先生、現存生徒のうち最古参のOさん、2番目の古参Sさん、比較的最近入会したKさん、わたしの5人である。会場の最寄り駅は、田園都市線とJR横浜線の「長津田」という駅だった。
 わたしはスポーツ・クラブのS支店(小田急線沿線)でバレエのレッスンを受けてから行くことにした。ネットの路線案内で検索すると、レッスンが終わってから電車に乗っても、充分余裕を持って長津田駅に到着出来る。S支店から長津田まで行くには2ルートあって、1つは小田急線で町田駅まで行ってそこでJR横浜線に乗り換えるルート。もう1つは小田急線で中央林間まで行って、そこから田園都市線に乗り換えるルートである。

 田園都市線ルートは乗り換えが多いので、JR横浜線ルートを選んだ。JR横浜線の路線図はこちらの一番下の図である。小田急の町田駅とJRの町田駅は少々離れているのだが、流石に何度か歩いたことのある街なので、幾ら何でもこの間に迷子になることもなかろう。ネット路線案内に出ている電車の時間を大雑把に入れておこう。とりあえず、最初に乗る電車の時間だけ間違わなければ良いのだ。
 レッスン終了後、身支度を済ませて予定よりも1本早い小田急線に乗れた。急行ではなくて各駅停車だったので、町田駅までゆったり座ることも出来た。小田急町田駅からJR町田駅までのルートも無事踏破(というほどのものではもちろんない)。切符を買って、横浜線のプラットフォームに降りて電車を待つ。順調順調。

 次発電車の予定時間が表示されている電光掲示板を見てふと違和感を覚えた。出発時間と所要時間を考えると、ネット路線図で確認した到着予定時刻とは微妙に違う時間に長津田駅に着くことになる。おかしいな。記憶違いだったか? そう思いつつ、深くは考えずにそのまま過ごした。本当は、心の声(違和感)にじっくりと耳を傾けるべきだったことを、その時のわたしは知る由もなかった。
 電車が予定時刻通りに到着、乗り込む。2駅しか乗らないのでドア付近に場所を取り、ドア上にある路線図を眺めた。…あれ? 「八王子行き」だとのアナウンスが正しければ、この電車、長津田には停まらないのか? しばし固まって考える。ヤバい、どうやら上りと下りを間違えて乗ってしまったのだ。道理で到着時間がズレていた訳だ。降りなければ!

 と思った瞬間、発車ベルが鳴り終わってドアがぷしゅ〜っ。しまった。動き出しちゃった(汗)。仕方がない、次の古淵駅で降りて折り返そう。予定では待ち合わせ時間5分前に長津田に着くハズだったのだが、その5分は古淵〜町田往復の正味の時間で消えてしまう。この時点で待ち合わせに遅刻することが決定である(涙)。
 とは言え反対側電車が来る時間によっては、ほんの1、2分の遅れで済むかもしれない。ジリジリしながら降車側ドア前に立つこと暫し。古淵駅に着いた時、反対側のプラットフォームにはかなりの人数の乗客が待っていた。折り返し電車、あまり待たないで良いかも…♪ と思った瞬間、反対側の電車も入線。ややや、それはちょっと早過ぎる(汗)。

 対面なら良かったのだが、反対側プラットフォームへ行くには階段を駆け上がって駆け下りなければならなかった。必死に走ったがタッチの差で折り返し電車には乗れず、ドアは無情に閉まったのだった(涙)。やれやれ仕方がない、次の電車を待とう。時刻表を確かめて、わたしは天を仰ぎたくなった。次の電車が来るのは20分後だったのだ。
 考えられる限りの善後策を検討したが、どう考えてもその20分後の電車に乗るのが一番早い。仕方ないのでメンバーの皆さんに携帯メールを打ち、20分もの遅刻予告をしてひたすらお詫び。次の電車が来るまでの20分間、わたしはずーっと「お前ったらなんてバカなの。以前も恵比寿駅に行こうとして、渋谷から山手線に乗ったら、次に停車したのは原宿だったことがあったよな」と我が身を呪っていたのだった。

 他にもJR千葉から隣駅の東千葉に行こうとして電車に乗ったら、次に停まったのは蘇我だった(路線違いな上に快速に乗っちゃったため)とか、明大前から幡ヶ谷に行こうとしたら間違って急行に乗ってしまって新宿まで連れて行かれたとか、同じようなポカは何度もやらかしている。何度もやっているのにちっとも学習しないのだ…(とほほほ)。

 幸い、メンバーの皆さんには無事合流出来た上「反対方向の電車に乗るなんてこと、誰だってやる失敗だよ〜」と慰めていただいた。え、そ、そうかな?(ちょっと安心)。お食事会は非常に楽しく、Sさんは想像よりも元気そうで、経過も順調そうである。良かった良かった。
 しかし帰宅後、ことの顛末を家人に話したら、案の定大爆笑されたのだった。「キミのバレエ仲間たちって、揃いも揃って何だかのんびりしてるよな〜」だそうである。反対方向の電車に間違って乗るって、良くある失敗なのかそうでもないのか、ちょっと判らなくなっているわたしであった(汗)。