歯医者や大学病院の口臭外来でも解決できない口臭は非常に多いです。
歯周病や虫歯などが原因で誰にでもわかる口臭を起こしている人は、口臭外来では非常に少ないです。
第一、そんな患者は、普通の歯医者で十分です。
口臭外来で解決できなくなると、陽君のように大半は精神科領域として扱われます。
しかし精神科領域の専門でもない歯医者が最初にそのように判断することは間違いです。

精神科の先生は、心の病を救います。歯医者が口臭は問題なしといえば、精神科の先生は患者の言い分よりも、歯医者の言い分を尊重します。精神科の先生は、口腔生理は専門外だからです。よもや、臨床現場で鼻では認知できない口臭があるとは想像もしません。
したがって、精神科医は口臭が問題ないということを患者にわからそうとします。もっとも、心の問題は、口腔生理に影響を与えるので、心の問題を専門的にコントロールしていただく事は重要です。しかし、口臭の問題とは分けて考えなければいけない。歯科医が精神科領域に詳しくないのと同様に、精神科医は口腔生理学には詳しくないからです。

歯医者や、多くの口臭専門医は、口臭測定器や自分たちの鼻で確認できない患者の訴える深刻な口臭は否定します。
片一方で、自分達の鼻でも、口臭測定器でも計る事のできない生理的口臭は、堂々と認めます。さらには、多少口臭はあっても「社会的容認に範囲の口臭」として、治療しようとも思いません。
変だと思いませんか？？すごく、いいかげんで、歯医者や口臭専門医に都合のいい話です。一方で口臭は歯科で解決できると言いながら、とにかく自分たちが手におえなくなると、治療の必要性のない社会的容認の範囲の口臭とか精神的問題と言って逃げるのです。これは矛盾ではないでしょうか？これでは、患者はどこに行っても救えない・・・あの世に行くしかないと言う事になります。誰にも認められずに精神的に苦しみ生きる事は死ぬ事以上に苦しいことなんて考える頭脳はないのかな？
ほんとに、このような治療でお金をもらえるとしたら、楽な仕事です。


「社会が容認する口臭」とはなんでしょう？？
この場合の社会とは誰の事でしょうか？　社会が口臭を許さないから、患者は悩んでいると思うのですが・・・・・
この場合の社会は、きっと、歯医者社会や、口臭専門医の社会を指すのだと思います。

今まで「自臭症」として、陽君のように、精神科に行くしかしようがなかった多くの悩める人たちに、決して精神的障害ではなく、あなた方が悩んでいる口臭は、本物である事。
そして、必ず短期間で治るものである事を訴えていく必要があるのです。

学会で発表しても、患者は救えませんし、必要としている人に情報やメッセージは届きません。治せない事を学会でいくら論議しても解決しません。

もっとも確かなメッセージは、本当に治った人たちの体験やメッセージこそが、人知れず精神科にしか行くところがなく、しかも治らないまま自殺まで追い込まれていく若い将来ある人たちに勇気と希望を与えると思います。


私の言っている事が本当か嘘であるかは、この掲示板を見ていればわかります。
この掲示板は、全ての私の患者も書き込めることが可能です。私がいいかげんな事を書くと、患者はいつでも書くことも反論もできます。


現在口臭治療をしている大学病院や専門の病院は、これほどオープンなフェアーな掲示板は置けないでしょう。できれば、私よりは暇なはずだから、置いて欲しいですね。


何回も言いますが、どんなタイプの口臭も解決できる事を信じる事です。だから、希望を捨ててはいけない。