Dr. Harold Katzとの対談(2)・・
口臭治療を始めた動機について・最近の新しい試みなど



■Dr. Harold Katzとの対談(2)・・口臭治療を始めた動機について・最近の新しい試みなど: 名前:HONDA 12/19(金)21:47


口臭治療を始めた動機について・最近の新しい試みなど:




H:先生が口臭治療を研究するきっかけについて教えてください。

K:もともと、大学では細菌学を研究していた。ちょうどその頃、私の娘が、口臭について非常に悩むようになり、ついには学校に行けなくなってしまったんだ。実際、娘には口臭があったし、歯科的には問題なかった。歯医者でも解決できなかった。

私は、口臭の原因は、おそらく口腔内に存在する細菌の仕業に違いない、口腔内や喉周辺の細菌の働きをコントロールすれば娘を助けることできるかもしれないと思って、色々な専門情報を集めたり、リサーチを行い口臭治療の研究に入ったのだ。そのために必要な、素材も研究した。もちろん、娘の口臭を治した。娘は記念すべき第1号の患者だった。




H:日本の場合も、成人などでは最初に悩む時期は中高生であることが多く、その時に解決ができないと結局、成人になっても長く悩むことになると思います。

K:アメリカの口臭クリニックを訪れる患者も、悩んでいる期間は非常に長いのが特徴だよ。

H:口臭で悩み始める中高生の時に解決してあげることが重要ですね。

私ももともとは細菌学の研究がスタートですし、口腔内細菌学や口腔生理学から噛まない時の口をアプローチしていています。とりわけ青少年のひきこもりについては、私自身の娘が中学時代はひきこもっていた経験から患者や家族の気持ちが理解できるし、何とかしたいという動機ではじめたのですから、先生とよく似ています。



H:先生がすばらしいのは、患者の色々な小さな悩みにすぐに対応していく製品開発力ですね。しかも、きちっとした医学的な根拠に基づき効果があることがすばらしいです。日本がアメリカと違う点は、医療制度や市場の規制など色々な条件をクリアーしないといけないのと、開発には、多くの専門家の協力が必要なことです。でも、製品開発は大切なことだと思います。今まで、治療しようにも専用素材がなかったですから・・



K:患者のニーズにこたえていくことは重要なことだ。Dr.HONDAの漢方的アプローチや機能的アプローチは非常にユニークで是非アメリカでも普及させたい。サンプルを是非送ってほしい。(ほんだ歯科における最近の治療プロトコールと独自の検査キットや素材について説明をした。)



H:先生は次から次に患者の不安に対応できる素材を作り出し臨床応用されていますが、これは患者にとっても、我々にとっても喜ばしいことです。最近の先生の新しい取り組み、とりわけ、喉の奥や鼻臭への対応方法や、素材の紹介や治療方法、それから、これから開発されていくであろう治療用素材などを教えてくれませんか?



K:喉の奥の問題や舌の奥の不快・臭気に対しては十分対応できる。また、鼻臭に対しても新しく対応する治療用素材を作り出し成果が上がっている、これらについて紹介しよう。同時に、最近開発された画期的な無臭化が可能な細菌製剤について紹介しよう。これらは現在大学で基礎研究が終了し、すでにプロトタイプの製品があるので、先生も試してみるといいよ。専門文献とプロトタイプの製品を持ってかえってほしい。



(次回、KATZ先生の喉の奥と、舌の奥、鼻臭への直接的治療法。画期的な日本初公開の最先端バイオテクノロジーを駆使した新素材の紹介につづく・・・・)


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