三次分家済美録（みよしぶんけせいびろく）

【概要】
　備後国三次藩主浅野氏歴代の世紀で、実録の形式をとる。
　21巻22冊からなっており、その構成は次のごとくである。

　すなわち、三次藩の成立から廃藩に至までの詳細な記録として、また三次藩浅野氏歴代藩主の詳細な伝記として三次藩の研究には根本史料の一つであり、浅野長矩室瑶泉院（阿久里）の動向も知れる。特に赤穂事件以後の彼女の足跡を知るには本史料が基本文献である。編纂方針は本家「済美録」に準拠している。
→赤穂分家済美録

【所蔵者】
東京都浅野長愛氏所蔵、広島市立中央図書館寄託。
［閲覧］不可。

【刊本】
広島県双三郡・三次市史料総覧編集委員会編『三次分家済美録』（ほぼ全文・昭和55年、広島県双三郡・三次市史料総覧刊行会）

（��018 2000/09/09）
（2000/10/31）