● 2022.4

4月24日(日)  偲ぶ日

 今年もこの日が来ました。
 ずいぶん時が経ったけど、切なくなるのは変わりなく。


 今年も花をお供えしました。
 今も彼女を思い出します。


4月22日(金)  梅棒『おどんろ』を観に行きました

 今日、ダンスメインのエンターテインメント集団、梅棒さんの舞台を観に行きました。
 場所は前回と同じく、大阪城公園内にあるCOOL JAPAN PARK OSAKA TTホール。前日は1日ガッツリ雨でしたが、今日は上天気。昼間の公演で、大阪城駅からまずはホール近くにあるパン屋さん、R.Bakerまでてこてこ歩き、友人と合流しました。


 舞台前にお腹を満たし、ホールへと向かいます。
 今回も、梅棒さんのファンクラブに入ってる友人が取ってくれたチケットで、とってもいいお席でした。
 前から3列目のほぼ中央。……よすぎですっ!!

 今回の舞台は、一時は時代の寵児としてもてはやされたり、あるいは人間に必要とされたりしてたのに時代の流れと共にうち捨てられた者たちが妖怪化した”Neo妖怪”。
 そんな彼らと仲よくなって、守ろうとする人間もいれば、妖怪たちを逮捕しようとする警察や、商用利用しようとする大企業の思惑が絡み合い、大事件に発展していく。そんな物語です。

 ファービー、タピオカ、エリマキトカゲといった、カラフルで悪戯な妖怪たちの動きもダンスも観てて楽しい。
 でも、ラストはちょっと切なかったんですよね。
 「お化けは死なない」なんて歌もあるくらいだから、Neo妖怪たちは死んでない。でも、せっかく仲よくなった人間たちとは、永久の別れをしてしまったみたいで……。
 個人的には、ラストはNeo妖怪と人間たちが再会を果たし、また仲よく楽しく過ごして欲しかったなぁと思いました。ちょっとしょぼん

 舞台が終わってホールを出ると、お外はまだ明るい時間でした。
 京橋の路上立ち飲み居酒屋とよに行ったらもう開いてたので、ここで一杯。


 このお店、かなりの人気店なんだけど、久しぶりでした。早い時間にもかかわらず、あいかわらずのにぎわいでした。
 お店の人曰く「コロナ前は9割が海外の方だった」とのことなので、やっぱり影響はあったのかと。
 コロナよ。早く完全終息してくれぃ。

 飲んだ後は梅田に出て、今月6日に完全リニューアルオープンした阪神百貨店や、同じく今月16日に梅田エストに新規オープンしたダイソーさんの新形態店Standard Productsを覗いたり。
 楽しい1日を過ごしました(^^)


 なんだかんだ言いつつも、世間は動いてるんだなぁと思いました。
 ずーっと家にこもっていると、新店オープンとかに情報としては触れられます。
 でもやっぱり、行ってなんぼなんですよね。
 おうちの中に引きこもってると、自分がさび付いてしまいそう。
 これからも、なんだかんだとキッカケを見つけ、感染対策には気をつけつつ、お外にも出て行こうと思ってます。


4月21日(木)  2022年冬アニメ

 4月も半ばが過ぎ、今年の春アニメもどんどん始まってます。
 そんな中ですが、今日は今年の冬アニメの感想など(^^)

 まずは、昨年秋から続いてた2クールものから。

 『鬼滅の刃―遊郭編―』 秋に『夢幻列車篇』の劇場版をテレビ放映したその後に、同じ『夢幻列車篇』をテレビアニメとして再編して放送。そこから続いての遊郭篇。
 もうね、すっごく楽しみにしてました! テレビアニメとして作り直した夢幻列車篇は、なんと言っても煉獄のアニキにまた会えたのが嬉しかった!! それだけに、別れもまた辛かったのですが……。
 煉獄さんを失って、鬼滅隊として生きる厳しさと辛さを改めて知った炭次郎たちの前に、新たに示された任務。本来だったら、蝶屋敷のアオイちゃんがつれて行かれるはずだったのを、炭次郎たちが志願していくことに。
 そして、似合わない女装……。もうここは、遊郭篇のアニメ化が決まったときから、楽しみにしてました! メイク次第で、メッチャ可愛くなるだろうに、あえて下手な化粧で似合わない女装にしたのも楽しや。そんな中、化粧を綺麗に落とされた伊之助が、わかっていたけど可愛いこと!!
 うって変わって堕姫とのバトルに入ってからは「これ、劇場版?」てなクオリティに目が釘付け。瞬きするのも忘れて、テレビ画面に見入ってました。
 堕姫とその兄、妓夫太郎の兄妹愛は、炭次郎と禰豆子ちゃんのそれと違うようで、やっぱり互いを思い合っていて、切なよかった。
 最後はほろっとしてしまいました。
 そして、禰豆子ちゃん。いえ。禰豆子様!!
 炭次郎の危機に、鬼としての力をより覚醒させた禰豆子様の格好良かったことっ!! もう、惚れます。もともとが、禰豆子ちゃんLOVEだったけど、ますます惚れ直します。
 あの蔑むような目で見下ろされたい、踏まれたい。ホンットーに、ステキでした(*^^*)

 続きましては、『王様ランキング』
 これもとにかく面白かった! 力のない弱っちい王子様が、最高の王様を目指すお話。
 耳が聞こえず言葉も話せない主人公は、私は初めてでした。そんな主人公ボッジが、暗殺者を生業とする種族の生き残りカゲと出会い、苦難を乗り越え成長していく。
 牧歌的な絵柄に少年漫画の王道ド真ん中なストーリーですが、ときどきかなり陰惨なシーンもありました。
 先王ボッスの力を、ボッジの弟ダイダ王子に引き継ぐときとか、全ての事件の黒幕だったミランジョの過去とか。
 でも、それも含めてよかったんですよね~。
 あとこの作品は、キャラクターが素晴らしかった。
 私的には、ボッジの義理の母親でボッスの後妻だったヒリング王妃が最高に好き! ツンツンしていて、カゲ曰く「ヒステリーボインばばあ」だけど、ものすご~いツンデレキャラなんですよね。
 実子ではないボッジのことも、我が子として深く愛している様が、ホントサイッコーによかったです(*^^*)
 オウケンの問題は解決しないままだったし、そもそも原作はまだ続いているので、アニメ2期もぜひやってほしいなと思ってます。

 『半妖の夜叉姫 弐の章』は、え~っとぉ……。
 1期のときにもあれこれ書きましたが、今期もまあ、なんと言いますか。
 『犬夜叉』が好きだから観てたし、1期ほどではなかったけど、なんで犬夜叉、かごめともろはの再会シーンで、ギャグ顔を入れちゃうのかなぁ。あそこはもうちょい、しっとりして欲しかった。とか。
 ただ、邪見様が殺生丸様の感情解説を、ときどきしてくれたのはよかったな。最終回の「うきうきしてらっしゃる」には、一瞬でメーター振り切れました(^^)

 アニメ化50周年記念作品として制作された『ルパン三世 PART6』
 初回は次元大介役として長年勤められていた小林清志氏の最後のアテレコということで、いきなりしみじみさせられました。
 小林清志様。長年の次元大介役、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
 渋みのある次元の声は、魅力的で本当に素敵でした。

 本編に入りますと、長らく続いたオープニングテーマは健在。画面もおしゃれで、仲でもルパンたち4人が食事をしていて、皆が同時に足を組むカットは特に好きでした。
 OP、EDはだいたい2回目以降は飛ばすのですが、このカット見たさに今期は毎回OPも見てました。

 でもって、2クール続いた『Part6』前半は「ミステリー」をテーマにシャーロック・ホームズとの対決を。後半では「女」をテーマにルパンのルーツに触れる物語が描かれました。
 私は後半が特に好き。
 ルパンに関わる女たちと、毎話織り込まれたキーワードが最後に伏線だったと明かされたストーリー展開が、すっごくよかったです!
 話自体は、それぞれ一見つながりがないような、1話完結型だったのに、最期にそれら全てが繋がっていたとわかったときには、もうっ!!
 1話完結型のお話の中、五右衛門がファッションモデルを務めた「サムライ・コレクション」と、不二子の女友達が登場した「二人の悪女」は、どちらも意外でよかったな。
 前半パートで押井守氏が脚本を担当した「ダーウィンの鳥」もミステリアスで好きでした。
 きっとルパンシリーズは、これからも描かれていくのだろうな。
 Part5で登場した銭形の部下の八咫烏もすっかり定着した感があるし、なにより今期に登場したホームズやモリアーティ教授には期待大。
 Part7がいつになるのか、楽しみに待ってます。

 『進撃の巨人』は、原作は読んでいたので、先の展開はわかっているのに、毎回ハラハラさせられました。
 特に今期は、始祖ユミルさんの登場から、ついにエレンの地ならしが発動するだけにヒリヒリ感がハンパない。
 故郷エルディアを滅ぼすかもしれないけれど、それでも人類の大虐殺は許されないと立ち上がるハンジさんやアルミンたちの葛藤には胸が痛みました。
 ただ今回、『Final Season』と銘打ってたので、いよいよ今期で完結かと思っていました。
 番組改編期の4月に入り、放送がそのまま続くと思っていたら、まさかの「完結編 2023年放送」って……。ちょっと、ビックリしました。
 ここから先の展開は、人と人。国と国とが争うことの愚かしさと虚しさが見事に描かれていたので、ロシア、ウクライナ問題が起きてしまっている今こそ、放送してもらいたかったのに……。
 一ファンとしては、一気見できないのも残念。でもこれで『進撃の巨人』の世界がまだ続くと思うと、救われたような気持ちもあり。
 エレンがどんな最期を迎えるかはわかっているけど、落ちつかない気持ちのまま次の放送を楽しみに待ってます。
 あと、リンホラではなくなりましたが、今期もOPEDはカッコよかった。特にEDの「悪魔の子」は、物語の内容に沿っているのと同時に、人と人とが争うことへのメッセージも感じられて、ものすごくよかったです。

 ここまでが、昨年秋から2クールで放送されてた分。
 ここから先は、今期1クール放送分の作品について。

 まずは、『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』
 『ジョジョ』アニメは、第1部以外は全て観ているので、こちらも楽しみにしてました。
 ジョジョシリーズでは初めてになる女性主人公。そして舞台は監獄。
 冤罪を受けるきっかけになったデート中、あんなに可愛かった徐倫が、収監されてからは凛々しいこと。
 フー・ファイターズのとぼけた感じも好きだなぁ。
 舞台は監獄だけど、囚人たちは自由な私服。おかげで荒木飛呂彦氏の独特かつハイセンスなファッションも楽しめます。
 残念ながら1クールで終わっちゃったけど、続きのアニメ制作もされてるとのことなので、2期目も絶対観ます!

 『錆喰いビスコ』はビジュアルが気に入ってみたのですが、これがもう大当たり!!
 OPからして、ちょっとMAPPAっぽいなと思ったんです。なんとなく『キルラキル』風味といいますか。
 からっと晴れた青空みたいに鮮やかな色彩と、空を飛ぶクジラに巨大カニ。そして主人公、ビスコたちが放つ巨大キノコ。
 まず、この世界観が最高でした。
 粗野な振る舞いが目立つビスコと、彼の相棒となった医者。大人しめだけど芯が強いパンダくんこと猫柳ミロのコンビもよかった。
 でも、でもね、第9話「きみを愛してる」の回で、えぇっとぉ……。
 もう、もうね、言っちゃったんですよ! ミロが!
 あれ、ビスコにですよねっ? ビスコに言ったんですよねっ!?
 しかもその回でビスコがターミネーター2しちゃったものだから、もうっ……。
 最終回までどうなることかと、ハラハラしまくってました。
 ミロってよくわかんないんですよね。
 ビスコに愛してるって言ったり、かと思ったら、姉のパウーとビスコの仲を取り持とうとしたり。
 最終的には、ふたりで旅立っていったからよかったものの……。
 あ。もちろん私はビスミロ派です。
 あぁ、よかった。思いもしないところから、いきなり飛んできた矢でぶち抜かれたような衝撃をいただきましたが、この作品、本当に観てよかったです。視聴リストに入れた私、えらいっ!! 堪能しました(*^^*)

 そしてこちらも観てよかったな、な『怪人開発部の黒井津さん』
 タイトルどおり、悪の組織の怪人開発部に所属する黒井津さんの物語。
 コメディ作品で、ほんとだったら狼男型怪人のはずだったのに、首領の趣味で女の子型に作られたウルフくんが可愛い。怪鳥型怪人カノンくんも、女の子型怪人ヒュドラちゃんも、チョコレート怪人メルティちゃんも、包帯まみれのマミーちゃんも可愛いっ。
 黒井津さんが所属するアガスティアは、悪の組織なのに素晴らしくホワイトで、絶対零度参謀メギストス様なんて、クールだけど部下思いったらないっ!!
 正直メギストス様の思いやりある発言に癒されるために、この作品を見てたくらいです。
 でも熱かった。
 正義の味方剣神ブレイダーや、二人組の魔法少女ピリアマギア(ただし片方は男の娘だ)とのバトルが以外と熱く、特に最終回なんて、日本征服を企む外資系秘密結社との戦いに、悪と正義が共闘して……もう熱いったらありませんっ!!
 なおこの作品、毎回実在するご当地ヒーローがゲストとして出ていましたが、社員旅行回では、実在ではない『天体戦士サンレッド』の面々が温泉街を歩いていたのも嬉しかったな。
 サンレッドにかよ子さん。ヴァンプ将軍はじめ、フロシャイムの面々と、ここで再会するとは思いませんでした。

 最後は『平家物語』
 これ、メチャクチャよかったです。
 まず題材が、ガチ古典。かなり真面目に作ってました。
 ヒロインで語り部でもあるびわは、アニメのオリジナルキャラクター。未来が見え、後に死した人の霊も見えるようになった彼女が、切なくて辛い。見知った人々が、愛着のある人々の滅び行く運命にあると知りながら、自分ではどうにもできないのがなんとも。
 観ている私も、平家がどのような運命を辿るか知っていただけに、安徳天皇が楽しそうにはしゃいでいるのを見てるだけで、辛いと思うことがありました。
 でも、画面が素晴らしく綺麗なんですよね。びわが奏でる琵琶の音と共に朗々と歌い上げられる戯曲も素晴らしかった。個人的には、今期1番楽しんだ作品だったかもしれません。
 そうそう。楽曲といえば、この作品はOPとEDもよかったです。
 伸びやかなボーカルが歌い上げるOPは素敵でしたし、『平家物語』という古典作品にはミスマッチなラップはメチャカッコよかったです!

 ということで、いじょ。2022年冬アニメの感想でした。

 今期の視聴作品数は少なめでした。
 冬季オリンピックの開催で、フィギュアスケートを楽しみにしてたので、時間捻出のために最初から視聴数を絞ってました。
 そこへ2月にコロナ陽性判定を受けて、入院、ホテル療養とバッチリ10日間家を空けたので、その間録画したのを観られず、さらにしぼった結果です。
 まあその分、読書は進んだのでよし。
 あ、あと今期、転生召還系ファンタジー作品も見てなかったな。この数年の流行りから、ひとつは見るようにしてるのだけど。まあ、こういうときもあるということか。

 今月から始まった春アニメは、転生召還系ファンタジーがてんこもりなので、既にその中からいくつかピックアップしています。
 でも、映画も観たいし本も読みたいしで、時間のやりくりは考えないと。
 ちと悩ましくもあるこの春です(^^ゞ


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