987 re(2):どちらの自責点でもない |
N25星人さん、言葉足らずで申し訳ありませんでした。 ご指摘の設問は、二死、走者一・二塁ですが、便宜上、二塁走者を甲、一塁走者を乙とします。 この両者とも安打で出塁した走者とします。 ここで、投手Aから投手Bに交代して、打者丙が四球となり、満塁となった。 次に打者丁に対する投手Bの投球が暴投となり、投手Aの責任走者甲が生還した。 投手Aが続投したままで、上記のようになれば、当然投手Aの自責点となります。 しかし、投手Aの自責点に対応する走者甲、乙を一・二塁に残して、降板しています。その後、 投手Bの打者丙への四球で満塁となりましたが、このプレイには投手Aには責任がありません。もし、 打者丙が四球でなく、適時打で甲が生還すれば、この失点は投手Aの自責点となります。また、丙が 四球の後、丁が二塁打以上の打撃で、甲、乙ともに生還すれば、この失点は投手Aの自責点となりま す。 前にも述べましたが、投手Bの暴投は、投手Aの責任ではないので、投手Aにとっては、他の野手 の「失策」のように考えればいいと思います。 継投がない場合でも、二死、走者一・二塁の後、打者丙が二塁ゴロを打ち、二塁手の「失策」で満 塁となった場合、この失策でアウトの機会が3つになったため、この後の失点は投手Aの自責点とは なりません。 自責点の捉え方は、「10.00記録」で最も難解な部門であります。 規則書の熟読だけでは対応できません。記録については、あまり専門的なマニュアルもないようで す。小生が周知している限りのことでは、なるだけお答えしていきたいと思います。
〔ツリー構成〕
【983】 どちらの自責点 2011/9/25(日)21:43 N25星人 |
┣【984】 どちらの自責点でもない 2011/9/29(木)11:45 ZB |
┣【986】 re(1):どちらの自責点でもない 2011/10/28(金)10:46 N25星人 |
┣【987】 re(2):どちらの自責点でもない 2011/10/31(月)15:23 ZB |
┣【988】 re(3):どちらの自責点でもない 2011/11/2(水)01:58 N25星人 |
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