マナーフォーラム - 過去ログ１(2001年11月12日No.0001～2007年3月5日No.2000)

1700 re(2):全員打ちについて

2005/9/4(日)02:41 - RED - fla1abw066.tky.mesh.ad.jp

まずはじめに言っておきますが、うちのチームの方針は「守備重視」です。
またチーム運営者（監督）は監督業のみ（選手ではない）です。

まず守備面。うちのチームでは選手に自分のポジション以外に１つか２つ、サブポジションを持たせています。
９人ギリギリの状態や９人以上いる状態で皆公平に試合出場をさせるために、とはいえやったことのない
ポジションを守らせると結果が出ないのは当然ですし、選手本人も不安になります。
打席に立つ数もそうですが、どちらかといえばやったことのないポジションをやらされ、そこで
エラーをしてしまうという恐れもあることから、うちの選手の意見では皆打撃面よりも守備で自分がやったことの
ないポジションを守らされるという方が不満だというのが多かったです。
それで、サブポジションも普段の練習に取り入れています。


次に、打撃面。ここが一番問題点ですね。うちの監督は「スコアブック」を参照に、誰が、いつ、
どの試合に出たかということをチェックします。ここで選手個々人の出場試合数、打席数を割り出します。
まず、試合１週間前には当然ですが選手の出席確認をします。ここで、その当日出席するメンバーで
オーダーを組みます。
ここでの重要なキーポイントは
・前の試合に参加し、何打席立っているか
・前の試合に参加できなかった人は、一番打席数の多い人とどのくらいの差があるか
・今現在、チームの平均打席数はどのくらいか
です。
それを確認した上でオーダーを組みます。
うちのチームはレギュラーという言葉は大会だけに存在し、練習試合はその日その日でオーダーは
変わります。もちろん、勝ちにはこだわるチームですが、ガチガチに経験者や上手い人だけで
勝ちに行くという意味ではなく「その日に集まったメンバーでベストプレーができるか」という
意味になりますね。
さて、控え選手はどうするか。ここですよね。
草野球は７回、球場の時間は２時間枠なので、監督は時間進行と打順の巡回数を特に要チェックします。
まず７回というイニングでは１イニング３アウトで最低２１人打者が立ちます。
これを９人で換算すると１人あたり約２、３打席。つまり全てアウトで抑えられて１～３番打者まで３打席、
４～９番打者までが２打席となるわけですね。
毎回毎回試合内容は違いますが、大まかなパターンがいくつかあります。
・打線が絶好調なパターン（パターン１）
・打線がやや回っているパターン（パターン２）
・打線がつながらず、アウトで抑えられているパターン（パターン３）
パターン１の場合、例えば４回でもう打線も３巡目突入か、というところで代打や守備交代から選手を
出します。
パターン２の場合が最も難しいでしょう、例えば３回で打線２巡目突入となる時がチェックポイントです。
ここから３回の攻撃に移る時、２巡目の打線の調子をチェックします。
もしつながりがよくもう１巡しそうならば９番打者まで２打席打たせ、その後交代。
もしつながりが急に悪くなり出し、４回もほぼ３アウトという感じなら次の５回から選手を交代します。
パターン３の場合、例えば３回までいまだにノーヒットでみな打順も１巡しかしていない
ところですが、「参加した選手を公平に使う」というモットーにより、４回からメンバーを
交代させます。
といった具合です。

打順も１～９まで適性や役割がありますが、いつ、どの打順で出てもいいように、
バントやエンドラン、盗塁などの小技は普段から練習しています。
またうちの選手もあまり打撃結果だけにはこだわっていません。
打撃だけが楽しくて野球をやっているわけではありませんし、打撃は所詮確率に左右されますからね。
（もちろん練習で上達はしますが）
逆に守備はやればやるだけミスもなくなりますし、草野球にエラーは付き物と言いますが、どれだけ
エラーを少なくさせるか、という気持ちさえあれば意外に初心者でも上達するものです。
守備率は打率に比べれば圧倒的に高いものですからね、そうでないと１イニングに３アウト取るのが
大変で守備の時間が長引いてしまいますから・・・
守備や走塁、投球も含め、全ての面から好プレーは出る可能性はありますから。

また全員打ちをやらない理由に、まず「集中力」というものがあります。
全員打ちをやると、試合にみんな出れるのでグラウンドに立っている選手は問題はないのですが
ベンチで待っている選手に「また打席が回ってくる」という変な余裕が生まれてしまうので
集中力が切れがちです。対戦相手で全員打ちを取り入れているチームに多いケースであり、
試合中にベンチでタバコや携帯をいじっている人もよく見られました。
逆に控え選手はどうか。「俺の出番まだかな？」「チャンスで回ってこないかな」
「いきなり打席がきてあの投手の球打てるかな」と、自分の出番を待っている時、意外なもので
試合に集中しているのです。ベンチでぼーっとする変な余裕を作らせないということになります。
長文、失礼いたしました。

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