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1339 いずれの場合も振り逃げはできません
2003/6/25(水)16:44 - 久間(くま) - 203.22.244.43.ap.livedoor.jp


草審判の久間です。


(問1)
無死走者一塁。打者のカウント2-0。第三投
目のとき,走者は盗塁。打者は空振りしたが,
投球は捕手のミットをかすめ,後方へ転がっ
た。走者は投球の捕逸後に二塁へ到達した。
打者は振り逃げできるか?

(答1)
無死や一死で走者が一塁にいるときは打者は
振り逃げできないことはご存知のとおりです。
この場合の「走者が一塁にいるとき」とは,
具体的にどのようなときを指すのかと申しま
すと,それは「投手の投球当時一塁に走者が
いるとき」なのです。
もっと詳しく述べれば,問1の例では,第三
球目を投じる目的で投手が投手板に軸足を置
いたときに一塁に走者がいる場合が「投手の
投球当時一塁に走者がいるとき」に該当する
のです。
よって,問1のケースでは,走者の盗塁の有
無に関係なく,打者は振り逃げできないこと
になります。

(問2)
無死走者一塁。打者のカウント2-0。投手が
第三球目を打者へ投じたときに走者は二盗を
企てた。投手の投球動作が非常にゆっくりだ
ったことと走者の俊足が重なり,第三投目を
打者が空振りする前に走者は二塁へ到達した。
その後,捕手はこの投球を後逸してしまった。
打者は振り逃げとして一塁へ向かうことがで
きるか?

(答2)
問2の場合のように,第三ストライクが宣告
される前に走者が一塁から二塁へ到達するこ
とがありましても,振り逃げができない条件
というものには変更は生じません。
あくまで,問1と同じように「投手の投球当
時一塁に走者がいるとき」は打者は振り逃げ
ができないのです。
たとえ打者が空振り三振する前に走者が二塁
へ到着したとしましても,問1の例と同じく,
「第三球目を投じる目的で投手が投手板に軸
足を置いたときに一塁に走者がいる場合」は
振り逃げはできないのです。
走者の二塁到達は「投手が軸足を投手板に置
いた」後であることに変わりはありません。
よって,問2のケースにおいても打者は振り
逃げができないことになります。


失礼致しました。


〔ツリー構成〕

【1337】 振り逃げ 2003/6/25(水)14:55 でこ
┣【1338】 回答ではありません。 2003/6/25(水)16:14 Tinker
┣【1339】 いずれの場合も振り逃げはできません 2003/6/25(水)16:44 久間(くま)
┣【1340】 ありがとうございました 2003/6/26(木)17:04 でこ

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