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1689 シグナルはボールデッドの宣告ではありません
2003/8/18(月)15:53 - 久間(くま) - 10.22.244.43.ap.livedoor.jp


草審判の久間です。

公認野球規則7.06(b)は,妨害の発生ととも
に即座にタイムを宣告しない走塁妨害の事例
について規定している項目です。
この点は質問マンさまもご理解くださってい
るとおりです。

【注1】にありますように,直接プレイの対
象となっていない走者への走塁妨害が発生し
たとき,審判員は走塁妨害の宣告は行います
が,即座にタイムの状態とはしません。プレ
イが一段落するのを待って,プレイの落ち着
いた後に,妨害を実際に適用するか,適用し
ないで成り行きのままとするかを判断します。
このときの審判員は,走塁妨害を行った野手
を指差して「オブストラクション」とコール
します。このコールは"直ちにタイムとはし
ない走塁妨害が発生しました"という宣告です。
このように,規則違反(今回の場合は走塁妨
害)が発生した事実だけをチェックする審判
員の仕草を「シグナル」と言います。
シグナルはあくまで審判員間の合図のような
ものであって,審判員の正式な宣告とは区別
されています。

貴方は
オブストラクションのシグナル=ボールデッドになるジャッジ
と考えておられるのですね。
正しくは,
オブストラクションのシグナル=ボールデッドにならないジャッジ
なのです。

走塁妨害の発生とともにタイムの状態とする
審判員のジェスチュアは,タイムの宣告と同
じように,両手を広げて上げる方法をとります。

>このケースでは「プレイが行われていない
>場合」で、ボールデッドになるようなジャ
>ッジはできないと思います。

貴方のお考えに誤りはありません。このケー
スでは審判員は両手を上げて走塁妨害を宣告
しません。指差しで宣告を行うだけです。こ
の指差しが「ボールデッドにならないジャッ
ジ」,すなわち「シグナル」なのです。

走塁妨害の宣告方法には二通りあるというこ
とをご理解ください。

失礼致しました。


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【1688】 野球規則・7.06(b)【注一】が理解できません。 2003/8/18(月)15:09 質問マン
┣【1689】 シグナルはボールデッドの宣告ではありません 2003/8/18(月)15:53 久間(くま)
┣【1690】 re(1):シグナルはボールデッドの宣告ではありません 2003/8/18(月)16:24 質問マン
┣【1691】 なるほど…ここではゼスチュアと同意語ですね 2003/8/18(月)17:13 久間(くま)

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