1691 なるほど…ここではゼスチュアと同意語ですね |
草審判の久間です。 7.06(a)【原注】。なるほど。鋭いご指摘で すね。 私もこの条文のことまで突き詰める必要があ りました。 私たち審判員の間では「シグナル」は確認の 合図,直ちにタイムとはしない宣告である, というように理解しています(講師から教え られます)が,それだけではこの条文は説明 できませんね。 7.06(a)【原注】でいうところの「シグナ ル」は「ゼスチュア」または「宣告」と同意 語として書かれています。 プレイが行われている走者に対して走塁妨害 が発生したときは,審判員はタイムを宣告す るときと同じ方法で,両手を頭上にあげて走 塁妨害のゼスチュア(または宣告)をしなけれ ばならない。 このように読んでください。 こうなりますと,ご質問にありました7.06 (b)【注1】文中の「シグナル」も「ゼスチ ュア」または「宣告」と解釈しなければなり ません。すなわち【注1】は, 左翼手が本塁へ送球したとき,打者走者は一 塁を過ぎたところで一塁手と衝突したので, 審判員は"一塁手を指差して"走塁妨害のゼス チュア(または宣告)を行った。 と読まないといけないことになります。 私も説明不足でしたが, 「審判員が両手をあげる走塁妨害のシグナル を行ったときは直ちにタイムとなる」 「審判員が両手をあげない走塁妨害のシグナ ルを行ったときは直ちにタイムとはならず, すべてのプレイが終了するまで試合は続けら れる」 以上のように条文は読んでいただきたいと存 じます。 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【1688】 野球規則・7.06(b)【注一】が理解できません。 2003/8/18(月)15:09 質問マン |
┣【1689】 シグナルはボールデッドの宣告ではありません 2003/8/18(月)15:53 久間(くま) |
┣【1690】 re(1):シグナルはボールデッドの宣告ではありません 2003/8/18(月)16:24 質問マン |
┣【1691】 なるほど…ここではゼスチュアと同意語ですね 2003/8/18(月)17:13 久間(くま) |
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