1783 打者走者の本・一塁間における走路について |
草審判の久間です。 野球おやじ様がなさったのと同様のご質問は, 私が出向いた球場でもときどき選手の皆様か ら頂戴する内容です。 打者走者が一塁へ向かう際の走路の定義につ いては,なかなか理解が難しいものと考えます。 フェアの打球を打った打者が一塁へ走る際の 走路というものは,ファウルラインの外側の 幅3フィート(91.4cm)内に限定されています。 (公認野球規則 6.05k) 「白線の内側(フェア側)を走らない様に」 と審判員(?)が貴方に言ったのは,内側は走 路として認められておらず,内側を走ること によって野手と衝突する危険が増すこともは らんでいるからなのです。 >右打席の場合でバッターボックスの前方に >立って打撃すると、1塁ベースまでの最短距 >離は必ず白線の内側になると思います。 そのとおりです。 ただし,上記の走路の定義が適用されるのは, 本・一塁間27.431mの後半13.716mだけに限 られています。 ですので,打者席を出て一塁へ向かう打者走 者は,最初の13.716mについてはファウルラ インの内側を走っても差し支えないのです。 打者走者は後半の13.716mにさしかかるまで にファウルラインの外側へ出るようにすれば 大丈夫なのです。 以上で回答になりますでしょうか。 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【1781】 撃った後の走塁について 2003/9/3(水)00:19 野球おやじ |
┣【1783】 打者走者の本・一塁間における走路について 2003/9/3(水)01:58 久間(くま) |
┣【1790】 re(1):ありがとうございます。 2003/9/3(水)23:29 野球おやじ |
※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.