| 238 まれですが報告事例はあります |
草審判の久間です。 確かにめったに見ることのできない プレイですね。 けれども，きちんと野球規則として 存在します。 数少ないですが，実際にあったプレイです。 本盗した際，三塁走者が投球に触れてしまった ときの処置方法 (1) そのときの投球が第一・第二ストライク， または第一・第二・第三ボールに該当する場合 このときは通常通り打者のカウントを増やします。 その後，球審はタイムを宣告して三塁走者の得点 を認めます。と同時に，他の走者を無条件で次塁へ 進めて，試合再開させます。打者は引き続き打撃を 行います。 (2) 無死または一死で，そのときの投球が第三 ストライクに該当する場合 このときも通常通り打者のカウントを増やします。 球審は打者にアウトを宣告し，タイムの状態にします。 三塁走者の得点を認め，(1)同様，他の走者を無条件で 次塁へ進めて，試合再開させます。 (3) そのときの投球が第四ボールに該当する場合 やはり打者のカウントとします。 球審はタイムを宣告し，打者に一塁を与えます。 三塁走者の得点を認め，これまでと同じく， 他の走者を無条件で次塁へ進めて，試合再開させます。 (4) 二死で，そのときの投球が第三ストライクに該当 する場合 球審は打者にアウトの宣告を行います。 打者が一塁に達する前にアウトになりましたので， 三塁走者が第三アウトより早く本塁に触れていても 得点は認められません。 攻守交代です。 以上のように処置されます。 ご質問の例に当てはまるのは(1)または(3)ですね。 そのときの投球がストライクであるかボールであるか によってこの後の処置が決定します。 失礼致しました。
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