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320 ストライクです
2002/6/19(水)18:33 - 久間(くま) - ns.meiji.co.jp


草審判の久間です。
くまの穴のご愛読感謝します。

球審の立っている場所からだと,打者のすぐ近くの
位置がどうしても死角になってしまいます。
ですから,打球が打者自身の身体に触れたか否か
ということが,はっきり申し上げてわからないケースが
多々あります。
塁審がいる試合でしたら,とっさに塁審がサインを
送って,球審を助けてくれるケースもあります。
私もこれまでに何度か助けられた経験があります。
塁審が自分の身体を何度も叩いて,打球が打者に
当たったよ・・・と。
けれども,単独で行っている場合はそうはいきません。
打者の動きを見て,打球が打者の身体に触れたかどうかを
判断します。
もし打球が触れていたら,打者は一塁へ向かって走らない
だろうから,そのときはファウルボールの宣告を行えば,
まあよかろう…と,考えています。
反して,打者が一塁へ走れば,打球は身体に触れていないな…
本当はこのような判断の仕方は決して真似してほしくない
ものです。が,しかし,この裏技とも言えるテクニックは
幾度となく私を救ってくれました。
自分の無能さを棚に上げるような判定方法ですが,何とも
お許しいただきたいと思います。

さて,新米監督さまは規則を誤って信じておいでのご様子です。
投球が打者の身体に触れたときは,死球もしくはボールまたは
ストライクが宣告されます。
今回の場合,投球は振ったバットに当たらなかったわけですから,
空振りのストライクが宣告されることになるのです。
ファウルボールとなるのは,あくまで投球がバットに触れたとき
だけです。
もしこのストライクが三つ目に当たる場合は,打者はアウトと
なります。
新米監督さまが身体に当てた投球はいくつめのストライク
だったのでしょう。

また,投球や打球の判定についてはアピールプレイではありません
ので,審判員が「聞く耳持たぬ」状態であれば,どんなに抗議
されましても判定が変更されることはありません。
また,聞く耳を持ってはならないプレイでもあります。
(現実問題として,聞く耳を持ったほうが正しい判定となるケースが
多いことはよく承知しております)

今回のケースでは何とも腹立たしいおもいをされたことでしょうが,
何卒我慢なさってください。
不利な判定を行った選手にもじゅうぶん納得していただける審判員
となれるよう,私も努力してまいります。

失礼致しました。


〔ツリー構成〕

【319】 ファールボールのアピールが却下されアウトに! 2002/6/19(水)17:35 新米監督
┣【320】 ストライクです 2002/6/19(水)18:33 久間(くま)
┣【321】 すみません、バットにボールが当たったのです 2002/6/19(水)21:32 新米監督
┣【322】 ああ,それならファウルボールですね 2002/6/20(木)02:04 久間(くま)
┣【324】 re(1):ああ,それならファウルボールですね 2002/6/20(木)02:28 くろぽん
┣【325】 re(2):アピールは聞き入れられないってこと!? 2002/6/20(木)13:09 新米監督
┣【328】 re(1):ファールボールのアピールが却下されアウトに! 2002/6/21(金)10:18 一選手
┣【333】 re(2):泣き寝入りですか、やはり納得できない 2002/6/25(火)13:31 新米監督
┣【334】 re(3):泣き寝入りですか、やはり納得できない 2002/6/25(火)15:05 一選手

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