557 直ちにタイムを宣告して構いません |
草審判の久間です。 プレイの継続中はタイムを宣告できない ことが原則です。 ですので,プレイ中に選手が怪我を負っても そのプレイが一段落するまでは成り行きに 任せることになります。 しかし,選手の生命に関わるかもしれない 一大事の場合は,審判員はプレイの継続中 であっても直ちにタイムを宣告して構いません。 その場合,もしプレイが継続していたら どうなっていたかを審判員が判断し,その判断 どおりの処置を行ってから試合再開となります。 私も単独で審判を行った試合でプレイ中にタイムを 宣告したことがあります。 走者なしのとき,外野飛球を追った中堅手と 右翼手が衝突して二人とも転倒し,起き上がって こなかったのです。 打者走者が二塁へ向かっている最中に私はタイムと 叫びました。 二人は駆けつけた救急車に乗せられ,病院へ 運ばれました。 試合はそこで中止となってしまったのですが, もし再開できていたならば,私は打者走者に二塁を 与えるつもりでした。 スポーツに怪我は付き物とはいえ,日常生活や勤務に 大きな影響を及ぼすような事態だけは何としても 避けたいものです。 皆さまもくれぐれもご注意ください。 失礼致しました。
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【556】 【質問】石井投手早期回復祈願 2002/9/10(火)00:17 まがお |
┣【557】 直ちにタイムを宣告して構いません 2002/9/10(火)01:48 久間(くま) |
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