587 テイク・ワンが言えませんでした−草審判の誤審− |
草審判の久間です。 【571】で私は詰まりながらも「テイク・スリー」 の宣告ができましたと書きました。 ところが。 昨日9/21の試合ではとうとう失敗してしまいました。 大いに反省する意味も込めて,ここに投稿 いたします。 単独審判で行った私設リーグの公式戦です。 先攻チームの攻撃,走者二・三塁でのこと。 打者に対する第四ボールが捕手のミットに触れた後 円弧を描いて捕手の後方へ。 捕逸で走者本塁へ突入か!? と思いきや,何と球が消えた! 球はどこへ? 「久間さん,そこへ入りましたよ」と捕手。 「え?」 な,なんと,投球は捕手を過ぎた後,よりによって 私が腰に下げていたボール袋に納まったのです。 審判生活20年,初めてお目にかかるプレイでした。 最近珍しいプレイを目撃する機会が多いのですが, まさかこんなお笑い話みたいなことが現実に なるとは…。 私は両手を広げて宣告しました。 「タイム!」 続いて宣告します。 「四球ですので打者は一塁へどうぞ」 私が自分の誤審に気付いたのは,試合再開宣告の後, 投手が投球動作に入った直後でした。 「しまった!」 「二・三塁の走者を一個進塁させるのを忘れたぞ」 規則では投球が審判員のマスクにはさまったり装具に とまった場合はタイムとなって,走者は一個の 進塁が許されることになっています。 「あああ…。逆転の機会を潰してしまった…」 試合はこの後の回で適時打を出した先攻チームの 勝利で終わりました。 逃げの口上ですが,私の誤審は勝敗に直接影響 なかったのです。 私は試合終了時のあいさつのときに自分が誤審した ことを両チームに詫びました。 「この次はしっかりジャッジするので今回は お許しください」 しかし,今回だけは審判員のミス・ジャッジで試合に 負けたと言われても仕方ないな…。甘んじて受けよう。 終了時まで私はそう思っていました。 いつもごひいきにしてくださっている 「サタデー・ファインリーグ(SFL)」のみなさま,本当に ご迷惑かけました。 全国の皆さま。 私が世話になっている私設リーグSFLのホーム ページもよろしかったらのぞいてください。 最近オールスターゲームが行われてそのときの 試合の様子が写真で公開されています。 捕手の後ろに立っているのはもちろん私です。 (ちゃっかりと宣伝する私…。転んでもタダでは起きないな) http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/5615/ 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【587】 テイク・ワンが言えませんでした−草審判の誤審− 2002/9/22(日)07:58 久間(くま) |
┣【589】 re(1):テイク・ワンが言えませんでした−草審判の誤審− 2002/9/23(月)10:33 生涯1捕手 |
┣【590】 選手から信頼していただける審判員を目指して… 2002/9/23(月)11:57 久間(くま) |
┣【618】 当事者チームのメンバーです! 2002/10/1(火)16:55 berger |
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