草審判の久間です。

審判員がストライクと判定するのは，
捕手が捕球した位置ではなくて，あくまで
ストライクゾーンという五角柱を投球が通過
した場合だけです。
捕手が捕球した場所がいわゆる「ど真ん中の
ストライク」でありましても，この五角柱に
少しでも触れていなければボールと判定
されます。
その逆で，五角柱に触れてさえいれば，
捕手が捕球した位置が地面の際であっても
ストライクです。
私が球審を行う試合でも，捕手がストライク中央
の位置で捕球した投球に対してボールと判定した
際は，捕手の多くの方はご不満のようです。
しかし規則どおりにストライクを判定することが
審判員の仕事なのですから，納得していただく
しかありません。
ご質問にありますように，変化球の場合は捕手の
捕球位置と球道とが大きく異なっている場合が
常です。
球審が判定するにあたり，投球はストライク
ゾーンを通過したか否かでストライクまたは
ボールと判断します。

私たち審判員の指導がおろそかになって，
選手の皆さまの隅々まで正しい規則が行き届いて
いないことも，ストライクゾーンの定義をあいまい
にしてしまっている要因のひとつであろうと，反省
しています。
細かい規則まではすべての選手の皆さまには説明
できないかもしれませんが，ストライクゾーン
については野球の根本になる取り決め事項ですからね。
選手の皆さまに重々ご理解いただけるよう，
草野球界への正しい野球規則の浸透に, 今まで以上努力
させていただきたいと，私は今回思いました。

失礼致しました。

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【59】 ストライクゾーン　その２ 2002/2/15(金)21:58 野球病患者

┣【60】 高低についても左右と同様に判定します 2002/2/16(土)08:01 久間(くま) ≪