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2003/5/15(木)12:09 - 久間(くま) - ns.meiji.co.jp
草審判の久間です。
自責点とするかしないかは色々な事例に照ら
し合わせながら考えなければならないため,
本当に難解ですね。
最初のご質問。
一死走者三塁。この走者は自責点となる要素
を持っています。
打者は三塁手前へ転がるゆるいゴロを打ちま
した。走者は本塁へのスタートもよく,打球
へ向けて前進してきた三塁手がゴロを捕らえ
ようとしたときにはすでに本塁へ達する直前
でした。あわてた三塁手は打球をつかむこと
に失敗,打者走者を一塁に生かしてしまいま
した。三塁走者はもちろん得点です。記録員
は打者走者の出塁を三塁手の失策によるもの
と決定しました。
以上のような状況ですね。
この場合,記録員は三塁走者の得点が三塁手
の失策と関係あるか否かを考えます。三塁手
が打球をつかむことに成功していたら三塁走
者は本進できなかっただろうと考えるときは
自責点とはしません。
しかし,三塁手がゴロを捕らえることに成功
していたとしても三塁走者は本塁へ達したで
あろうと考えたときは,自責点として扱いま
す。
貴方のご主張どおり,「エラーがなくとも
ホームインが想定される場合は」自責点と考
えて差し支えありません。
次のご質問。
二塁打で二塁に生きた走者Aが次打者Bの二
ゴロ失で三塁へ。続く打者Cが犠牲フライで
Aを三塁から生還させた。
上記の場合,通常でしたらAの得点は自責点
とは考えません。なぜなら,二塁手の失策が
なければ,Aは三進できていないとみなすか
らです。
けれども,打者Bのとき,二塁走者Aが投球
と同時に三塁へ向けてスタートしたとします。
Bはこのときの投球を打って二ゴロ。ところ
がゴロは二塁手の股間を通過して外野へ達し
ました。(いわゆるトンネルです)
Bは一塁に生き,Aは三塁へ到着しました。
続く打者Cは中堅手への犠牲フライでAを得
点させました。
このような場合,記録員はAの三進が二塁手
の失策と関係あるかどうかを考慮します。そ
して二塁手がたとえ失策しなくてもAは三塁
への進塁に成功していたと判断したときは,
犠牲フライによるAの得点を自責点とみなし
ます。
二塁手が打球を失策しなければAの三進は不
可能であったと記録員が判断したときは,自
責点とはなりません。
失礼致しました。
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