| 1334 打者の足の位置が問題です |
草審判の久間です。 バットに球が二度当たるということは起こり そうで起こらない，でも起きるときはよく起 きるような気がします。 ご質問の例も，まさにそのようですね。 打者がバットに球を当てたとき，打者の足が どこに位置していたかが問題となります。 最初の件 二度目にバットに触れたとき「バッターの足 は左はBOX内」であったのですね。 片足でも打者席内に残っているときでしたら， バットが二度触れましても打者はアウトにな りません。ファウルボールが宣告されます。 二度目に触れた後の打者の走塁は考慮しません。 次の件 左打者が投球にバットを最初当てたときの打 者の足の位置はどうだったのでしょうか。 もし一度目のときでしたら，打者の片足が完 全に打者席から出ていれば，それは反則打球 となります。 でも球審は反則打球の判定は行わなかった様 子です。 ということは，打者が最初に投球にバットを 当てたときは，両足は打者席内にあったので しょう。 では二度目に当たったときの打者の足の位置 は？ >2度目のケースは2度目が当たった時は、右 >足は明らかにBOXをでて… と，ご質問に書いておられるとおり，左打者 の右足は二度目に球がバットに触れたときは 完全に打者席から出ていたことなのでしょう。 では，左足はどうだったのでしょうか。 右足は打者席から出ていても，左足はまだ打 者席に残っていたのではないでしょうか。 ご質問には残念ながら左足の位置については 書いてくださっておられませんが，ここでは 左足の位置が重要なポイントとなります。 もし左足の一部分でもまだ打者席内に残って いるときに打者が所持したバットが球に二度 触れたということなら，それは守備妨害とは なりません。ファウルボールが宣告されます。 球にバットが二度当たったことによる打者へ のアウト宣告。 それは，打者の両足が完全に打者席から出て いた…という条件が必要です。 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
| 【1333】 バットへ2度あたる、打者と打者走者のわかれめ 2003/6/24(火)12:27 射手座 |
| ┣【1334】 打者の足の位置が問題です 2003/6/24(火)13:49 久間(くま) |
| ┣【1335】 re(1):打者の足の位置が問題です 2003/6/24(火)16:07 射手座 |
※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.