172 必ず安打になるわけではありません |
草審判の久間です。 私もその現場を見ていませんでしたので,確かなことは 申し上げられませんが,おそらく打球に触れた二塁塁審は 内野内に位置していたものと考えられます。 そして内野手がこの打球に追いつく前に塁審はボールに触れた のではないでしょうか。 投手を含む内野手に触れていないフェアボールがフェア 地域で審判員の身体に接触した場合,ボールデッド となります。そして,打者には安打が記録されて一塁が 与えられ,走者には一個ずつの進塁が許されます。 また,投手を除く内野手を通過していないフェアボールに 審判員が触れた場合も同様の処置がなされます。 上記の規則を裏返せば, 投手を含む内野手に触れたフェアの打球が審判員に触れましても ボールデッドとなならず,成り行きに任せることになります。 また,投手を除く内野手を通過した後のフェアボールに審判員 が接触しましてもボールインプレイということになるのです。 ここでいうところの,「投手を除く内野手を通過した」フェア ボールとは,内野手に触れることなく,その内野手の股間または 側方もしくは守備できる範囲の頭上を通過したものをいいます。 ですので,内野手のはるか横を通り過ぎていった打球は,内野手を 通過したとは言いません。 なお,このフォーラムの【5】もご参考になさってください。 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【171】 審判に打球が当たったら? 2002/4/3(水)18:51 カステラ |
┣【172】 必ず安打になるわけではありません 2002/4/4(木)07:43 久間(くま) |
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