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1796 アピールが認められるとき認められないとき |
2003/9/4(木)13:46 - 久間(くま) - 97.22.244.43.ap.livedoor.jp
草審判の久間です。
1)本塁に触塁し損ねた走者が、それを自覚
していて自分の意志で本塁に触れ直そうと
した場合、それをアウトにするためにはタ
ッグが必要だが、その場合はラインアウト
を考慮する。
上記はそのとおりです。走者が塁(本塁以外
の塁を含む)に触れないまま単純に塁をオー
バースライドしたりオーバーランしてしまう
失敗はよくあることです。特に野手の触球を
かいくぐった場合には見かける機会が多いも
のです。この際,走者が直ちにその塁に触れ
ようと努力しているのならば,野手はその走
者に対し塁の空過をアピールすることはでき
ません。彼は通常の"塁に触れていない"走者
なのです。
したがって,この走者をアウトにしたければ,
彼が塁に触れる前にタッグしなければなりま
せん。このときの走者のアウトは"タッグア
ウト"です。
また,走者がただ単に塁に触れていない状態
のときは,走路を考慮しなければなりません。
彼が本塁に触れないまま行き過ぎてしまった
走者ならば,貴方の仰せのとおり「3塁と
ホームを結ぶ直線の(ホームを越えた)延長
線の(両)3フィート以内」を走路とみなし
ます。
2)本塁に触塁し損ねた走者が、それを自覚し
ていないとき(ベンチに戻ろうとしたとき
など)は、タッグプレイでなく、アピール
アウトが成立する。
これもそのとおりで結構です。
走者が触塁せずに本塁を通り過ぎ,しかも彼
自身は正しく本塁に触れたと信じ込んでいた
ため触れ直しをせず,ダッグアウトへ帰ろう
としているのならば,野手には本塁の空過を
アピールする権限が発生します。このときは
本塁に触球して審判員に走者の本塁空過を訴
えればよいのです。
昔々,走者が塁に触れないで行き過ぎたとき
は,すぐに塁の空過というアピールプレイが
発生するものだと私は信じていたころがあり
ました。
走者が三塁へ三塁手のタッグをうまく避けて
スライディングしたのですが,彼は三塁に一
度も触れないまま二・三塁の延長線上である
ファウル地域へオーバースライドしてしまい
ました。
それを見た三塁手は三塁を踏みながら塁審で
ある私にアピールしました。
「走者は三塁を踏んでいません!」
その訴えを聞いた私は,三塁走者へアピール
アウトを宣告したのでした。
しかし案の定,試合終了後に私は審判技術指
導員からお叱りを受けました。
「君が下したアピールアウトは誤りだ。あの
ケースでは,アピールプレイは発生しない」
今にして思えば,愚かな判定をしてしまった
ものだと思います。
失礼致しました。
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