1970 妨害ならば三塁走者がアウトになります |
草審判の久間です。 一塁手と打者走者との衝突は,打者走者が一 塁でアウトになった後の出来事です。 ですので,この衝突を成り行きに任すのでは なく守備妨害と判定するのであれば,それは アウトになった走者の行った妨害としなけれ ばなりません。 審判員は二ゴロによる打者走者のアウトを宣 告しておきながら,協議の結果打者走者に対 して守備妨害によるアウトを重ねて宣告して しまったのです。 つまり審判員はすでに死んでいる打者走者を 二度も殺してしまうという誤りを犯してしま ったのです。 守備妨害というものは,通常妨害を行った攻 撃側選手に対してアウトを宣告するものです。 けれども今回のケースはすでにアウトになっ た打者走者による妨害行為です。 ですので,今回の場合は守備の対象となった 三塁走者をアウトにしなければならなかった のです。 (公認野球規則 7.09f) 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【1969】 守備妨害について教えてください。 2003/10/13(月)21:30 新米監督(教員) |
┣【1970】 妨害ならば三塁走者がアウトになります 2003/10/14(火)00:11 久間(くま) |
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