221 昨日の岩村のスライディングは |
昨夜のG対Ysでの岩村のスライディングは、かなり不愉快に感じたのですが・・・。 1対1で迎えた4回表Ysの攻撃。一死満塁で9番ピッチャーのホッシズを迎えた場面。 G守備陣は、ホッシズを平凡なサードゴロに打ち取り、併殺を狙ってホームへ送球。 しかし、サードランナーの岩村が、本塁から一塁へ送球しようとしたG捕手の阿部の足元に強烈なスライディング。 完全に送球体制に入っていた阿部は、このスライディングを避ける事が出来ずに岩村と激しく接触。 あわや負傷か?!と言う、大変危険な場面でもありました。 このプレーで、本塁はアウトになったものの一塁は当然セーフになりました。 勿論、Gの原監督は、審判に「守備妨害だ!」と猛抗議。 しかし、この抗議は受け入れられる事はありませんでした。 Ysサイドの見方からすれば、次打者が1番真中である為、意地でも併殺は避けたい場面。 しかも、ゲームは中盤に差し掛かり、早めに勝ち越し点を取り、試合の流れを引き込みたい場面でもありました。 ですから、闘志あふれる岩村のスライディングは、勝利への執念として、ナイススライディングとなります。 しかし、このプレーを客観的に見ていた私は、かなり不愉快に感じました。(私はGファンではありません。) 本塁フォースアウト後、安部はスライディングの影響を受けない様に、一塁方向に大きくステップして送球体制に入っています。 三塁ランナーの岩村が、本来突入すべき本塁はがら空きの状態です。 にも関わらず、スライディングした足の方向は、あからさまに阿部の足を狙っていました。 言わば、併殺を阻止する為に、故意に足を安部に向けたと言う事です。 草審判の皆さん。私は逆にお聞きしたいです。 このプレーが守備妨害に値しないとしたならば、どんなプレーが守備妨害なのでしょうか? 突進してくるランナーに対し背を向ける(右利きなので)体制で一塁に送球しなければならない安部捕手は、 セカンゲッツーの時の様に、突進してくるランナーを視野に入れる事ができません。 だからこそ、一塁方向に大きくステップし、本塁を空けて、自己防衛の手段を講じています。 にも関わらず、ランナーが足を狙ってスライディングをしてきているのです。 サッカーで言うなら、背後からの危険なタックルと呼ばれるプレーです。 最低でもイエロー。厳しい審判なら一発レッドのプレーです。 「勝つためには何でもヤル」と言う泥臭いスピリッツは、勝負事の世界では必要不可欠ですが、 相手選手を怪我させてまで、やる必要性ってありますか? 阪神の矢野捕手もそうですが、怪我した方が損で、怪我させた方が得ってのはおかしい話だと思います。 なんだか、草審判の皆さんに怒っているような文面になってしまいましたが、そうではありませんので御理解ください。 ただ、プロ野球で横行する本塁でのクロスプレーって、最近何でもありじゃないですか。 その横行を許し、それが当たり前と言う感覚を作ったのは、プロの選手達では無くプロの審判に責任がある様に思います。 選手達は勝つために必死になっていますから、ある意味なんでもやろうとするのが当たり前です。 しかし、そのプレーの度が過ぎた時、それを戒め改めていく存在が、捌きの権限を持つ審判の役割ではないでしょうか? 最後に余談ですが、草野球界にも、なんでありなチームって多いような気がします。 勝利至上主義。常に上を目指す為には必要な心がけですが、度が過ぎれば野球以前の問題です。 今回の様なプレーは否定しませし、むしろ必要な姿勢だと思います。 しかし、もう少し分からない様にさりげなくやって欲しいものです。 相手チームに、「ちっ、上手い事やられたな。」と思わすように。 失礼いたしました。
〔ツリー構成〕
【221】 昨日の岩村のスライディングは 2002/4/26(金)21:02 新米主将 |
┣【222】 re(1):昨日の岩村のスライディングは 2002/4/26(金)21:07 新米主将 |
※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.