草審判の久間です。

審判員の一人にアクシデントが発生した際は
その審判員の判定範囲を他の審判員らがカバー
しなければなりません。
「三塁走者のタッグアップ確認は三塁塁審の仕事
だ。だから俺は知らないよ」
なんていうことは言ってはならないのです。
同僚の審判員が他の審判員を集めて意見を聞く
ということも時々あります。
「今のプレイ，左翼手が捕球した瞬間が遊撃手の陰
になって俺の位置からよく見えなかったんだ。
どう思う」
「ルールをど忘れしてしまった。どうだったっけ」
などなど。
意見を聞かれた際に「さあ，私はわかりません」では，
無責任です。
例えプレイが行われた場所から遠く離れた場所に
自分がいたとしましても，見たまま感じたままの
意見を率直に述べて，同僚を助けなければなりません。
ですので，自分の判定受け持ち範囲だけではなく，
球場の隅々まで見渡すことのできるように常日頃から
訓練するようにしましょう。

今回のご投稿のケースでも，三塁塁審が転倒した際に
すばやく球審が走者のタッグアップを彼に代わって
確認するというカバーリングがあったのでしょう。
息の合った仲間同士で審判員を勤めれば，安心して
打球を追いかけて内野を離れることができますし，
気分も実に爽快です。

失礼致しました。

〔ツリー構成〕

【264】 転んじゃいました 2002/5/19(日)06:48 久間(くま)

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┣【274】 上手に転ぼう！ 2002/5/23(木)09:07 久間(くま)