`96/8/24〜25 本栖湖

 夏といえばダイバーならダイビング。ただ一般には他にも海水浴、キャンプ等々。たまにはダイビングだけじゃなく何か+αをということで、今回は1泊2日でキャンプ&ダイビングとあいなりました。キャンプ場といえば高原に位置することの方が圧倒的に多いのですが、あたりまえながら高原には海はない。しか〜し、高原には湖はある。ということでどうせ+αでキャンプするなら、ダイビングも海じゃなくて湖でということで、富士山麓は本栖湖に行ってきました。

 朝6時に横浜を出発。夏休みも実質最後の週末(次の週はお子様たちは宿題の片付けに忙しい?)ということで富士で降りてからが大渋滞。結局本栖湖についたのは10時過ぎていた。まぁどおせ今回は1本/日しか潜らないからゆっくり支度をしてポイントへ。

 山の中の湖なので道路脇すぐが浜(?)になっていて降りるのが楽っていうところの方が少なく、案の定タンクを担いで獣道みたいなところを降りるはめに。器材をセッティングして背負って降りる方が楽そうだったのでとっととセッティング。そしてエントリー。当たり前なのだが淡水なのでスノーケルをくわえる口元がしょっぱくない。何か変な感じ。それに波がないので水面でスノーケルくわえてなくても全然恐くない。潜降も淡水なのですっごく簡単に沈む。ウエイトはいつもスチールタンクなら4kgなのだが、その半分の2kg、それでも重いかなって思うくらい。1kg玉をBCの左右のポケットに1つずついれたので、腰への負担は全然ない。腰の悪い人にはいいかも。

 水の中では、ギギ、ブラックバス、ハヤ、ニジマスなどが見られた。スタッフは水草が光合成してできた酸素の泡が見えることもあるっていってたけど、残念ながら見えなかった。海と違って流れがないので湖底の砂、泥を巻き上げるとそれがとれるのにかなりの時間を要するということで気を付けて進んだ。釣りブームの影響だろうかルアー、絡まって切れた釣り糸が結構落ちていた。釣り糸にホコリが積もっているさまなどは海では見られない、湖特有の景色であろう。あと空きカンもかなりの数沈んでいた。

 あがってきて皆で大爆笑したのが、2グループにわかれていた双方のスタッフの二人だけが、ギギを見ていなかった。淡水なので塩抜きをする必要もないので器材の汚れ抱け湖水で洗ってキャンプ場に戻った。

 キャンプ場に戻った僕らは早速夕飯の準備を始めた。買い出し班、火起こし班、調理班の3班にわかれた。買い出し班だった僕はカレーの材料を買いに出かけた。15人分もの食糧&飲み物、花火などを買いキャンプ場に戻った。お米は各自が持ってきていたのですでにはんごうで炊く準備はできていた。買ってきた材料を調理班に渡しカレーができるのを待った。その間にとりももの照り焼き、こふきいも、串焼きソウセージなどなど食べたいものを何人かが勝手に作り、カレーができるまでにつまみぐいをして待った。カレーもじょうじょうに出来上がり、はんごうで炊いたご飯も無事仕上がり、みんなで乾杯をした。その後、買ってきた花火をしたり、焚火を囲んでお酒飲んだり、夏の夜はふけていった。

 明けて次の日、朝ご飯は昨日の残りのカレーにうどんを入れてカレーうどんを食べた。そして片付けをして潜りに出かけた。

 今日のポイントは昨日に増してさらに険しい獣道を降りた。隣で釣りをしてる人を気にしながらそっちに行かないように潜った。途中約25mの長さがあるらしい流木が本当にそんなに長いのか見に潜降したが、水深17mですでに水温が15度まで下がってしまい、耐えきれなくなってそれ以上は行かなかった。しかし反対の先っぽは見えなかったのでたぶん25m位の長さはあるんだろう。途中でスタッフがギギを見つけた。昨日見損ねた反動からかその時の目はとっても嬉しそうだった。

 天気は良かったがあがってきたら多少寒かった。あったかい飲みものが欲しかったので、コーヒーでも作ろうかとクルマからストーブコンロと鍋を持ってきた。が、近くに水道もなく、クーラーボックスの中には水は入っていなかった。しょうがないのでコーヒーはあきらめてクーラーボックスの中に入っていたお茶をあっためた。これで何とか暖がとれた。器材をしまって、サービスでシャワーを浴びて、サービスの2階のレストランでお昼ご飯を食べて、キャンプ場に戻った。

 後かたづけをしてキャンプ場を後にした。帰りは東名にのるまでに富士の宮市内で渋滞したが、高速は順調に流れ横浜に帰った。

 キャンプ&ダイビング、思った以上に面白かった。淡水のダイビングもなかなか面白かったし、普段見ることのない魚を見ることができ、貴重な経験になった。

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