`96/11/2〜4 西川名

 今回の目的地は西川名、房総半島の先っぽである。行く前に200本潜ろうかという人達から、去年は流れが強くて恐かったという話を聞いていたので怖いもの見たさも手伝ってかなりわくわくしながら行った。あと、今回は11月末からマブールに行く人の送別会も兼ねていた。

 朝長津田に集合し、保土谷バイパス→横横を通り一路久里浜港へ。ほとんど渋滞もなくほぼ予定どうりに久里浜港に着いた。久里浜港からカーフェリーで房総の金谷港まで約30分。客室が3階建てになっているせいかちょっと揺れた。無事金谷港につき一路西川名に向けて走り出した。約2時間ほどで今回の目的地でもある西川名オーシャンパークに着いた。荷物をおろしセッティングをしてでかけた。

1本目、Aポイント
 ボートに乗りポイントへ。ボートの上では「どうせ潜るんだからBCにエアーなんか入れなくていいぞ、逆に吸っとけ」とガイドさんが言っていた。ここのポイントは流れがきついので皆ロープにつかまって潜降するので最初っからBCにエアーが入ってなくても確かに構わない。そんなこんなでポイントに到着。いざ潜降してみるとほとんど流れはない。全然怖くない。体調15cmくらいのゴンズイ玉、ハタタテなどを撮りながら進む。途中クロアナゴが岩のなかにいた。けっこう大きかった。それからクマノミも見つけた。しばらく行くと今度は6、70cmのクエが何匹かいた。それらを撮りながら過ごした。

 あがってきてお昼を食べようと思っていたら、2本目がボートの都合で1時間くらいの休憩で行かなければならなくなり、お昼はお預けになってしまった。
 今日の二本目は、10/12の日記で11月号のDiverのモーターマリンのフォトコンに入賞したと書いたkちゃんの200本記念のダイビングとなった。コロンブスでは恒例になっているスタッフ特製のTシャツを着て、これまた恒例のごとく手足を捕まれて海に放り投げられた。

2本目、Aポイント
 1本目では行かなかった根に行ってヒゲダイとご対面。根と根の間にヒゲダイ、アジが群れていてけっこう凄かった。またビデオを撮るには格好の被写体、場所であった。途中kちゃんの記念ということもあって水の中でも記念撮影(カメラ&ビデオ)もした。潜降ロープまで戻ってくると何故か少し向こうの透明度がとってもよい。もしやと思うとその通りでサーモクラインで冷たい水の中に入ってしまって寒かった。ちょうどそこにアカエイがいた。

 あがってとっとと着替えて食べ損ねたお昼ご飯を食べた。今晩の泊りはペンション。そのペンションはサービスと目と鼻の先ほどの距離のところ。機材をしまって宿まで歩いて行った。

 取り敢えず夕食まで時間があったのでオーナーが先にお風呂を入れてくれたのでお風呂に入った。夕食はけっこう豪勢で松茸の土瓶蒸しなどが出てけっこうお腹いっぱいになった。夜は明日まだ潜るのでちょっとだけ飲んで寝た。

 明けて翌日、今日は波左間海中公園で潜ることになっていたので支度をして出かけた。サービスで準備をしていると約2名昨日のサービスにブーツを忘れてきたらしいという。取りに行ってくると言ってくるまでかっとんで行った。時間がそんなに無かったので間に合うかなぁと言っていたら、ぎりちょんで本当に戻ってきた。

1本目、高根
 餌づけされたコブダイがいるというので楽しみに潜った。潜降ロープを下まで行ったところに餌付け用の餌が袋に入っていた。キャプテンが取って貝を割っていると、イシダイなどがたくさんよってきたのだが、コブダイは結局こなかった。一通り根を回って浮上した。

2本目、高根
 もう一回コブダイにチャレンジしよーということで高根に行った。同じ用に餌をまいているときに、ハナハゼとダテハゼとテッポウエビとが共生していた。ビデオで撮ろうとしたらハナハゼが穴に入ってしまった。たまには出てくるところも撮ってみようかと思ってジーっと待っていたら出てきそうな気配になったのでビデオを回していたらばっちり穴からハナハゼが出てきた。そうこうしていたのだが、結局コブダイはまたしても来てくれなかった。そのあとで、イソコンペイトウガニを見つけてくれたので見ながらビデオで撮った。キャプテンが持っていたバッテリー外付けのライトで照らしてくれたが、残念ながら明るすぎてハレーションを起こしてしまった。

 結局残念ながらコブダイ見ることが出来ずにサービスをあとにした。

 お風呂に入り夕食を待つ間にペンションにあったマリンダイビングを見ていると、なんとうちのキャプテンがフォトコンで立石昭賞を撮ったときの号があり、皆でキャっきゃとさわいでいた。夕飯のおかずは鍋だった。

 その夜に一人nちゃんが合流した。彼女は今年のマリンダイビングのフォトコンでビギナー部門に入賞し、Sea&Sea賞を貰っている。そのお祝いするから千葉までおいでと誰かが呼んだらしい。明日潜るかどうかわからないが、もしかすると潜るかもしれないと言うことで彼女の機材は車に積んではあった。しかし、呼ぶ方も呼ぶ方だが来る方も来る方である。結局そのこのお祝いと、マブールに行く人の壮行会を兼ねてその晩は結局けっこう飲んだ。途中キャプテンが「明日潜る人はそろそろ寝なさい」と言ったのだが誰も寝なかった。

 次の日、恨めしいくらいに天気がよくなったが、昨晩飲んでいたので潜るのは止めた。帰りのフェリーに乗る頃からお腹の調子が悪くなり、帰り着く頃には動けないくらいに痛くなってしまった。昨日はそんなに飲みすぎたわけではないと思うのだが。

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