黄金週間に伊豆に行くのをキャンセルしたため約1カ月半ぶりのダイビング。前日ショップに行って聞いた話では結構水温があがっているとのことだったので、ドライにするか、ウエットにするか迷い、結局両方持っていった。今回はファン4人、講習3人、スタッフ2人の総勢9人、サンタマリア号にフル乗車で行った。

前日に行った富戸はもう既に透明度10mくらいまで赤潮の影響は回復していたらしいのだが、小田厚から西湘バイパスに出て海を見ると、......赤潮が残ってる。結局江ノ浦の状況は最悪。

天気は良かったので、ドライにするかウエットにするか真剣に悩む。「ウエイトいくつかみんな言ってねぇ」というのを横で聞きながら悩んでいたら、「何そんなに悩んでるの?」って聞かれたので「ドライにするかウエットにするか悩んでる」って言ったら「なぁんだ、ウエイトどうするかを何でそんなに悩んでるかと思った(^^)」といわれ、一緒に行ったメンバーに「天気が良くなるから平気平気、大丈夫だよ。」という誘いに乗って結局ウエットにした。

1本目

久しぶりにビーチなのもあって、エントリーのときに波打ち際でしりもちをついてしまった。スタッフに「三井さぁん、しっかりしてよぉ」と言われてしまった。なんとか海に入ったときに、やっぱり寒い、ドライにしとけばよかったとちょっと後悔。しかし思った程は冷たくなかった。
潜行時、赤潮の影響で足もとがやっと見えるくらいしか見えず、バディーとはぐれないように潜行する。下が見えないので海底がいきなり出てきてちょっとびっくり。
バディーとはぐれないように移動を開始し、まずはアオリイカの産卵しょうヘ。移動しているとなんとか透明度も少しよくなってあまり意識してくっついていなくてもバディーを見失うことはなさそうになった。産卵しょうには既にたくさんの卵が産みつけられていたけれど、イカの姿は見えず。あがってきいたら僕らに気がついてはなれてしまったらしい。少し待ってみたが戻ってこないのであきらめた。
タツノオトシゴがいると言われていたのでそれを探しに移動。いると言われていたところに行ってちょっと探したらいました。赤いタツノオトシゴ。去年の11月に千葉の西川名に行ったときにサービスにペットボトルに入れられたタツノオトシゴはいたけれど、海の中ではなじめてみた。カメラを持っているメンバーが撮り終わるのを待ってビデオで撮影。実はこの時タツノオトシゴが横になっていたので、図鑑で見るあの姿ではなく、ほんとにタツノオトシゴかぁ?と思っちゃいました。
さすがに動かずにじっとしていると、やっぱり寒くって、がくがく震えてしまった。

1本目を終えてあがってくると天気はドッピーカン。海洋実習の講習があるため、2本目までは十分な時間があるので、レジャーシートをひいてのんびりとお昼寝。海洋実習1本目が終わったので、お昼。御弁当が頼んであったはずなのが、サービスのスタッフが忘れていたので食堂でお昼にした。

2本目

水面での透明度は相変わらず悪い。1本目と同じコースでアオリイカの産卵しょうへ。待っているときに暇なのできょろきょろしていたら、自分の右側に何かおっぽのようなものを発見。辺りをよーく見ると、2つの目がありそこに魚がいることがわかった。ちょうど振り返ったらスタッフがいたので、おいでおいでして呼んで、ビデオライトを当てたら、彼女もわかったらしく上の砂を払いのけて、何がいるのか確かめようとしていたら、いきなり動いてちょうどビデオで撮っていた僕の体の下をすり抜けてどっかに行ってしまった。結局あがってから調べたら"コチ"だった。実は今までヨメゴチとか、ワニゴチとかは見て知っていたのだが、コチは見たことがなくあんなにひらぺったいものだとは知らなかった。
そんなことをして待っていたら向こうからなにやら来るので、アオリイカか?と思ったらカワハギ君だった。その後でついにアオリイカ(体長60cm)くらいのがやってきたのだが、僕らに気がついて警戒したのか、産卵行動に入らずに行ってしまった。
しかたないので卵だけでも見ようかと産卵しょうに近づいたら、この時期にしては珍しい(実は後から知った^^;)サギフエがいた。ヘコアユ以来の下向いて泳ぐ魚をビデオにも捕った。
で、もう一度タツノオトシゴのところへ行くと、さっきいたところにいない。何処行っちゃったんだろ?って探していたらちょうど岩の反対側にいた。今度はちゃんと図鑑のような格好をしていたので「おー、タツノオトシゴ、タツノオトシゴ」って思った。
で、1本目にタツノオトシゴがいた辺りにイザリがいた。何か緑っぽい初めて見る色だった。

アオリイカは残念だったが、タツノオトシゴが見れたし、天気も良かったし、まぁ満足のいくダイビングだった。

【END】

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