あけて三日目。今日の出発は10時。9時に起きてリゾート内のレストランで朝食をとった。メニューはアメリカンブレックファースト。食事をしていたらエノモトさんがやってきた。
 今日はムンジャガン島でダイビング。ムンジャガン島へ行くためのボート乗り場までクルマで約1時間半くらい。ほぼ海岸沿いの道をまた車窓からバリ観光しながら行った。途中ダンプカーを抜かすのにちょっと苦労していた。現地でダイビングサークル マリンキャッツの方4人およびエノモトさんのところのスタッフのさちこさんと合流。総勢9人のメンバーとなった。
 今日のボートはアウトリガーのない普通のボート。それなりの大きさがあり船上で器材のセッティングも装着もできる。2隻の船に分かれてムンジャガン島へ向けて出発した。

【1本目】Pulau Menjangan POS2
 1本目はボートをムンジャガン島のビーチへアンカリングして、そこからビーチエントリー。ビーチの砂浜はそのままドロップオフの上まで続いていた。その砂の白さはきれいだった。水面から中を覗いたらそこにツバメウオがいた。
 ドロップオフを壁づたい移動。左手に壁がすぐそのこあるのに何か左にいる。あん?この隙間に人がいるんか?と思ったらツバメウオ。ずーっとくっついてきていた。しばらく行ったところでアケボノハゼ発見。おー!である。水深22mくらい。高井さんはカメラを持ってはいたけどNICONOS。ワイドレンズをつけていたはずなのでこりゃ撮れないなぁ。残念。
 さらにしばらく行くと、エノモトさんが上の方を指さした。何だろぉと思ったらカメだった。マブール以来久しぶりに見るカメだった。さらに行くと今度はギンガメ出現。個体はそれほど大きくなかったけど、まん前、ホントに20cm位まで近づくことが出来てラッキー。行っちゃうかなぁと思ってると群れが向きを変えて自分の目の前まで着て向きを変える。そんなことが2回くらいあって結構ちゃんと見られて満足だった。

 ボートにあがりお昼ご飯を食べるため少々移動。ムンジャガン島とは「鹿の島」という意味らしい。それを裏づけるかのように移動途中、島の海沿いに野性の鹿が数頭いた。
 島の西側に桟橋がありそこにボートをつけて上陸。お昼はお弁当。これのおかずが結構辛かった。お弁当を食べ終えてちょっとお散歩。砂浜はセブのカビラオ島ほどではないがまぁきれいだった。

【2本目】Pulau Menjangan イールガーデン
 今度はボートですこし移動。ボートの上で餌付け用にバナナをくれた。「ツバメウオにあげるとパクパクってかわいいよ」と教えてくれた。今度はバックロールでエントリー。水中集合だったのでバックロール後水面へ浮かずにそのまま潜降した。
 まずはドロップオフを進む。またしても気がつくとツバメウオがついてきている。「あ、そうだ、バナナ」と思いだし、ポッケから出して餌付けしてみた。ちょうどツバメウオの口の大きさと、バナナの太さがベストマッチでバクバクバクって来る様はすごかった、し、かわいかった。
 しばらく行ったところで2匹のニチリンダテハゼを発見。お互いを牽制するようにせびれをピンッと伸ばしていてかっこよかった。その後でハタタテハゼも何匹かいた。
 ドロップオフと棚とのちょうど境目でジョーフィッシュ発見。誰かに見せてやろうと思いきょろきょろしたら須賀さんがいたので、呼んでこれこれと言おうとしたら引っ込んでしまった。ありゃ?という僕に彼は待ってれば出てくるでしょうと返してきたので、しばらく待っていたら出てきた出てきた。二人で確認して移動した。
 ジョーフィッシュを見る少し前から、はて?ここはガーデンイールがたくさんいるって言ってたポイントなのに砂地は?と思っていたのだが、移動しようとしてふと顔を上げたらそこは一面砂地だった。(^^;;その砂地にはたっくさんのガーデンイール達。かなり近寄ってもまだ頭だしている。ホントに手で捕まえられそうな位引っ込まない。
 その砂地の上を移動していたら、体の白い頭の黒いのが泳いでいたんで、なんだ?って思ったら砂地の穴におしりから入った。よぉく見たら、ジョーフィッシュだった。なんじゃ?ここの魚はみんな警戒心無いのか?
 最後安全停止している時にエノモトさんが真横に来て、横にあった岩の間に手を入れてなんかやってる。何がいるんだろぉって覗いたら、ハリセンボンだった。ちょうど僕の方に追い出してくれたので、7月のセブでは果たせなかった悔しさから、ちょっとかわいそうだがなんとか膨らませてやろうと思い逃がさないようになんとか手で捕まえようとした。案の定危険を察知したハリセンボンは膨らんできた。その針に触ったらやっぱり痛かった。でも、念願の膨らんだハリセンボンが見られて満足だった。(^^)v

 ボートにあがり島を後にした。昨日は「ムンジャガンからリゾートへ帰る途中に温泉があるからダイビング終えたら行きましょう」と言っていたのだが、ちょっと時間が遅くなってしまったので温泉にはよらずにリゾートへ直行した。
 ちょうどリゾートに着いたとき、夕日が沈む時間で急いでビーチまで駆けていったが、タッチの差で沈んでしまった。
 今日はこの後ナイトダイビングの予定だったので準備が出来るまでしばらく部屋で待っていた。

【3本目】Lovina Beach
 リゾート前のビーチからジュクンに乗って出発。そう、初めてのボートナイト。もうすっかり日が暮れていてボートの上から見る夜空は満点の星空。とてもきれいだった。ジュクンの船体、アウトリガーが立てる波で既に夜光虫が光っていた。
 ポイントに着いて夜ではあったがもちろん水面で器材装着。どうやらこのときにサブライトを落としたらしい。(;_;)水面で集合した時に確認したときには既に無かった。僕のメインライトはビデオ撮影用の20Wのライト。なんとか最後までバッテリー持ってくれよぉと思いながら潜降。
 ナイトダイビングの風景はやっぱりいつもと同じ。アオブダイがサンゴの間で膜を張って寝てたり、泳いではいても寝ててあちこちぶつかってる奴がいたり。しばらくしてエノモトさんが何か発見した。ちょうどイソギンチャクの真ん中にエビのようなものがいた。何だろぉ?って見ていたら、突然そいつがスコーンと下へ引っ込んだ。あぁあぁ?エノモトさんと顔を見合わせ、なんじゃこりゃ?状態。ちょうどイソギンチャクの真ん中に直径8cm位の穴が縦に空いていた。覗いたらさっきの奴が奥深くにいた。しばらくしても出てこないので、なんだろぉ?っていう疑問を残したままそこを後にした。
 少し進んだら高井さんが呼ぶので何?って思ったら、体長8cmほどのイカがいた。色をくるくる変えて威嚇体制だった。そうしたらエノモトさんがレギを外して口を大きく開けてそのまま飲み込んじゃおうかって格好をした。さすがに一同大笑いだった。後でエノモトさん曰く「おいしそうだったんだもんでつい」とのことだった。
 その後恒例のライトを消して夜光虫大会。この頃になると僕のライトがだんだん暗くなっていた。や、やばい。極力人と一緒にいる時は自分のを消してバッテリーの延命を図ったのだが、ついにはスイッチを入れてもすぐ消えてしまった。やばいなぁと思っていたら浮上のサインが出たので一安心した。

 リゾートに戻り器材を片づけて夕食に出かけた。今日は昨日とは違うところだった。メニューを出されたがよくわからないのでどうしても自分の食べたい物は頼んで後はエノモトさんにお任せした。で、出てきたのは食べたくて頼んだアヤム・ゴレン、ナシ・ゴレン、片焼そばみたいなの、等など。結構たくさん食べた。最後にはデザートとして、クレープにバナナチップとアイスクリームの乗ったのを食べた。今日の食事もおいしかった。

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