目次 前へ
−−−  72日目(8/25)  −−−
積算距離:7362.7km
最高速度:39.9km/h
走行距離:92.65km/day

 ということで、宮川沿いの運動公園で予想通りご老人たちに朝も早くから起こされた私は伊勢神宮に向けて出発。
 正確には伊勢神宮と言うものは無いんですね。地図で一生懸命探しちゃいました(苦笑)。とにかく外宮と内宮の2ヶ所あることだけは分かった私は、まずは伊勢駅前を目指しました。駅前に出ればいくらなんでも地図ぐらいは見られるでしょう。
 と、思っていたのですが…大甘でした。伊勢の観光案内所は駅前にありません。仕方なく駅前の見づらい近辺マップを眺めてました。そこで助け舟を出してくれたのは人なつっこそうなタクシーの運ちゃん。ラッキー
 話を聞いて伊勢の見所を始めて確認できました。外宮を回って、内宮に行ってからに行けるようなら行ってみようかな、と言う予定だったのですが…。
 本来、夫婦岩で日の出を見て身を清めてから外宮を参り、最後に内宮を回るべきなんだそうです。日の出をっつったって…もうとっくに日は昇ってるんですね。あーあ、夫婦岩のすぐそばにYHがあったから迷ったんですよねぇ。大失敗です。これだから無知は困ります。
 優しい運ちゃんは他にも伊勢の見所を教えてくれました。美術館&徴古館は入らなくていい、あそこは建物が貴重だからそれだけ見れば十分だ、とか。
 貴重な情報に礼を言い、とにかく外宮へ。外宮は正確には豊受大神宮と言い、内宮なる皇大神宮の台所としての役割を担っているのだそうです。
 観光案内所はそんな外宮の目の前にあります。殿様商売なのか、開く時間は10時。時間を見て無理だなと判断、とっとと外宮に入りました。
 一部改修しているようですが、全体を見るとどうも観光向けの神社と言う雰囲気が強いです。少々引き気味に外宮を出て運ちゃんに教えてもらった道を走るためにわざと大回りして内宮へ。
 内宮も観光向け神社そのもの。唯一何気ないところでここだけは雰囲気が違う、というところがありましたが、多分本来の神社としての役目は果たせてないんじゃないでしょうか。
 と、ここでも引き気味に内宮を出発。本来最初に行くはずの夫婦岩に向かいました。ここも思いっきり観光地としての存在になってます。観光地そのものの道を通らないと夫婦岩には行けません。で、行ってみると縁結びの趣が凄い。これはちょうどいいやぁと、福岡のK先輩のことを頼んでおきました(笑)。
 朝日の出が見られなかったので、ここで長時間いる必要はありません。とっとと伊勢市街に戻りました。で、運ちゃんに教わった徴古館と美術館を見て、倭姫宮というところを見て、月読宮へ。
 月読宮で気になったのはその敷地内に4つの社があると言うこと。月読、イザナギ、イザナミ、月読荒御魂。この4つ目は一体何なんでしょう。
 そこから内宮に戻って赤福へ。店の中は込んでいたのでみやげ物の赤福を購入して、その裏の川淵で食べました。
 で、ここでは見知らぬ老人と話しをしながら手紙を書き、親元へ旅の中で最後になるであろうその手紙を出して出発。
 一応、と言うことで観光案内所に立ち寄って地図だけもらって伊勢を出発。本当はここで三重県の地図があったらよかったんですが、残念ながらありませんでした。
 ということで、結局一番分かっている昨日走ってきた道を逆走。ここはいつも北西の風が吹いているのか、昨日は走りやすかったのに今日はちょっとつらいです。代わりに目の前でスカートがめくれると言うおいしいこともあったから、まあ文句はこれ以上言うまい(笑)。
 そのまま体力が続くのであれば四日市まで行きたかったのですが敢えて手前の津で取りやめ。津には17時に到着。もう少し…鈴鹿辺りまで行きたかったのですが、鈴鹿は地図で見る限り公園が無いので、結果的にかなり手前になってしまったんですね。
 津では津城跡が手ごろだったのですが、薄暗くなってきてホームレスの溜まり場になってしまったので移動。運動公園は高い塀やフェンスに囲まれていてベンチも水も無くて却下。結局県庁前の公園に変更して就寝しました。
 追記…さらりと流しましたが倭姫宮で実は逆ナンされました。2人組の観光者らしい女性たちに。おお、これでこのたびでは何度目の逆ナンでしょう。機会があったら、その話しはいずれ。
....つづく
目次 次へ
.