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−−− 2日目 −−− |
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翌朝、早々に起床してタコともう一人の知人ゲンさんとで2泊3日の旅行の始まり。 まず最初の目的地は小樽です。その途中途中で寄り道。 長万部経由にて昭和新山へ。 車を止めてガラス工房に入ります。私の実家が板ガラスの加工業なもんで、さすがに土産として買う気にはなれませんでしたが、さすがは工芸品。綺麗な物は見ていて飽きません。 私の実家がガラス屋である事をガラス工房に入ってから言われて思い出したタコはいきなり自分の計画のミスに気付き悔しそうにしてました。 工房を出、しばらく歩き、私は北海道限定のキティちゃんグッズを入手しました。 種類としてはそこいらにある物と一緒なのですが、色が違います。 綺麗なラベンダー色(年寄りなら藤色と言いそう)なんですね。ドピンクのお子様向けより、落ち着いた大人っぽい色にキティちゃんの顔は思ったよりセンスがいいです。 従妹が確か好きだった事を思い出しました。丁度良い土産になりました。 車は少し逆走し、昭和新山のふもと、洞爺湖湖畔にあるわかさいも本舗にて昼食を摂りました。 そして小樽に向けて出発。この時、サイロ展望台に行くか行かないかでもめたのですが、通り道と言うことで結局寄りました。しかしサイロとは名ばかりで過去に展望台として使っていたのであろうサイロらしき物はあるのですが、なんと立ち入り禁止。 それじゃあただの展望台と変らないと思うんですが…(苦笑)。 その後、京極町ふきだし公園へ。ここではタコは水を汲みました。 ここの水は名水だ、と言っていたのですが、ポリタンクで車中に数日入れっぱなしでも大丈夫なのでしょうか。 中にはポリタンクをカートに乗せていくつも持ってきて汲んでいく人もいるくらいなので多分大丈夫なんでしょう。 私は知らなかったのですが、このふきだし公園には非常においしいアイスクリームがあります。 本当に牛乳をそのままアイスにしたような味です。 店主のおじさんも気さくで良い人っぽく、非常に気に入りました。 ただ、難点はおいしく作る為に、普通アイスクリームを固める為に使われる材料をカットしているとかで、下手に斜めにするとアイスが見事にひっくり返る恐れがあるという点。 私は事前に聞いていたので大丈夫でしたが、それでもちょっと不安でした。 余談ですが、公園内の普通の水飲み場でも水を汲んでいる人がいました。 この公園は水道水ですら美味しいのでしょうか(笑)。 そしていよいよマイカル小樽。私はここの石原プロワールドに行きたかったのです。ここには“あの”山口百恵ファイナルコンサートの本当の最後にステージに置かれたマイクの本物が飾られているのです。 山口百恵が特別好きだと言う訳ではないですが、見たかったのです。 開設当初の報道を見る限り、超満員で特にマイクのコーナーは立ち止まってはいけないと指示されるほどの大盛況でした。 しかし私が行った時には平日だったせいもあってかガラガラ。ただ、私が思うにガラガラだった理由は値段(1200円)の割りに中身の仕掛けがあまりにもチャチいというせいもあったのではないでしょうか。 私はマイクが見られた事に関しては満足だったと話しましたが、メインである筈の西部警察の展示に関しては3人の口から良かったという声は全く出されませんでした。 正直なところ、あんな仕掛けでは客は呼べないと判断したからこそあのマイクを展示して客引きをしたのではないかと言うのが私の見解です。 チャチかったために時間が大量に余り、それではマイカル小樽内をぐるっと見ようと言うことに。 私たちが立ち寄った時はヒルトンはまだオープンしてません。 ビブレも定休日なのか空いてません。 サティも用事はありません。 ということで見られたのはごく一部でしたが、その感想を以下にられつします。 ・ワーナーマイカルシネマズ小樽:最新の設備、最高のサービスをウリにしている映画館です。値段は一般的ですが今の時代、映画がどこまで売れるのかは分かりません。7スクリーンとの事でしたが私が通り過ぎた時は5つしかやってなかったようです。 ・フライツァイト小樽:温泉付きスポーツクラブとの事ですが、通路から内部は殆ど見えません。という事で私たちはなんと気付かずに通り過ぎてしまいました。 ・パームボウル:ただのボーリングです。ブラックライトで楽しめるらしいですが、そんな、よその真似をしてもねぇ。 ・石原プロワールド:前述のごとく、正直、見る価値はないでしょう。山口百恵を含め、相当好きでないとね。体験型アトラクションとのことですが、カートに乗ってぐるりと一週、時折エアを浴びるだけでよくもまぁ体験型などと銘打てた物です。似てない人形は笑いのタネとしては最高かも。 ・海のルネッサンス:古めかしいイメージで統一した飲食店街。面白いですが、少々料金が高めのようです。 ・観光名所小樽よしもと:入りはしませんでしたが、時間が大量にあって、入場料が千円を切っていれば入ったでしょう。気にはなりますが、中身が分からないで大金をはたく気にはなれません。土産売り場では北海道の物に独自のパッケージをしただけの物が殆ど。せっかくなんだから大阪土産をもっと置いて欲しいところですね。 ・ダイナレックス:屋内型テーマパークとの事ですが、最大のウリは速度のないジェットコースター。イメージとしては花やしきの屋内ジェットコースターでしょうか。 そんなこんなで歩き回り、よしもとでウケねらいで「タコでおまっ」を購入(なにしろ私たちにはタコがいる)。さらにタコに食べさせて共食いさせようと本場のたこ焼を購入。さすがに本場だけあっておいしいたこ焼でした。 これはマジメにお勧めです。少々とろとろ過ぎますが、こんなもんなんでしょう。 そこから道に迷いそうになりつつも定山渓温泉ホテル鹿の湯に到着。入り口を見て絶句しました。 修学旅行の一群どころか、三郡、四群もいたのです。 歓迎のプレートには小学校が3つ、中学校が1つ書かれていました。 これは大浴場が大変だ、とある程度覚悟しました。しかし、実はこれが逆に良い結果を呼びました。 夕飯時、修学旅行生たちがレストランを占有してしまうので夕飯は部屋に用意させてくれ、とのこと。 知っている人は知っていますが、食事を部屋で摂りたいと頼むとその分、割増料金が取られるものなのですが、ホテル側からの依頼なので料金変更無し。さらに部屋で食事を摂る都合で、3人なのに5人くらいが泊まるのに使いそうな角の大きな部屋を割り当てられたのです。 まずはひとっ風呂浴びようと浴衣に着替えて大浴場へ。意外にもさほど混んでいないそこでざっと汗を流し、食事を7時に頼んだのでそれに合わせて風呂を出ました。 食事は観光地のホテルらしく、何だか分からない素材がいろいろとありましたが、どれもおいしい。 好き嫌いの激しいタコ、小食のゲンさんは仕方ないにしても私はしっかりと全部食べてしまいました。 ここしばらく、胃を小さくしようと苦労してたのに…。 そして再び風呂へ。風呂はさすがに修学旅行生たちが使う時間帯は混んでいたようですが、それを避けて入ったところ、ゆっくりのんびりと浸かれました。 時間帯を上手く避けられたおかげで貸し切り状態の時もありましたしね。 風呂に上がり、ふと見つけた麦茶がまた上手い。昔の麦茶は確かにこんな味でした。腹が張っていなければ何杯も飲みたいくらいでした。 |
....つづく |
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