冒険者の宿 金の割り符亭

LAST UPDATE : 1997年2月2日

主人のたび猫  僕の名前は、たび。昔、僕がまだ子猫だった頃、シルクロードを旅するキャラバンが泊まる隊商宿の居候だったんだ。宿には、色々な人がやってきたよ。その人たちから聞いた旅の話はすごくおもしろかったんだ。話を聞けば聞くほど、色々空想が広がって、僕も雄猫、一度は冒険の旅に出てみたいと思っていたら、ちょうど僕を連れて行きたいという人が現れて、今度はらくだの背に揺られることになったんだ。最初は爪をしっかりたてて鞍のおしりのところにしがみついていたのだけれど、そのうち爪がぼろぼろになってきてしまって、結局、鞍の横っちょについている食料などを入れる革袋の中に入って行くことになった。
 この年、1996年3月に出発したユーラシア横断バス旅行を皮切りに、ほぼ一年の間に訪れたシルクロードの国々の旅行の思い出を集めてみたよ。写真はすべてデジタルカメラ コダックDC-40で撮影し、パソコンはパナソニックのプロノートミニを小さなリュックにいれて行ったんだ。
 今は、ニャーニーズ・アイランドに金の割り符亭という、冒険者のための宿をやってる。ここにも、結構変なやつが来るから、また、その話もたまってくるに違いない。楽しみにしていて。あなたにも、僕のしっぽに染みついたシルクロードの風のにおいがとどきますように。


ボタン   ユーラシア大陸横断バス旅行
   1996年3月31日から5月19日まで、50日間にわたって、シルクロードを西のイスタンブールから東の西安(昔の長安)まで、バスで旅行。そのときの日記と、ミニコラム。
 
ボタン   タクラマカン砂漠一周 4WDツアー
   1996年8月、夏真っ盛りのタクラマカン砂漠を、三菱パジェロで一周。ツアーのメンバーもすばらしく、本当に楽しくいい旅だった。
 
ボタン   天山山脈を越えたい! 準備日記
   1996年2月にふと思い立ってから、旅行会社の頼もしいお嬢さんの協力を得て、タクラマカン砂漠、続いてパミール、天山の両山脈越えのルートの旅を実現するまでの準備日記。特に、山越えルートに出発する前の8月、タクラマカンを旅行しながら得た情報で土壇場に中国から国際電話でルートを変更し、北京でウズベキスタンのビザを取得したあたりは、本当に綱渡り。
 
ボタン   パミールと天山を越えて
   1996年9月9日から10月2日まで、パキスタンのイスラマバードから、パミール山脈を越えて中国のカシュガル、そして天山山脈を越えてキルギスタンのビシュケクへ、そして緑に染められたウズベキスタンを訪れた、ひたすら山を越えてみた旅行。いろいろアクシデントがあったっけ。
 

ニャーニーズ・アイランド