1974 普通の守備行為で捕球できるときに限ります |
草審判の久間です。 故意落球を宣告できる打球というものは,内 野手が普通の守備行為で容易に捕球できるで あろうと審判員が判断したものに限られます。 打った次の瞬間には内野手が落下点でグラブ を構えることのできる飛球とか,ほとんど立 ち位置を移動することなく捕球できるライ ナーとか,そういう類の打球の場合です。 内野手が飛びつかなければ捕球できないよう な打球は,普通の守備行為で容易に捕球でき るとは考えられません。よって,そのような 性格の打球については故意落球の判定は行わ れません。 したがいまして,そのような打球をグラブに 当てた後地面へ落とし,結果として併殺が完 成したとしましても,ボールインプレイとい うことになります。 >こうした場合、走者はライナー制の当たり >の時はかえって、塁に止まるようにやって >いけばいいように思うのですが… これにつきましては,野球規則云々と言うよ りむしろ走者の走塁技術の問題となりますの で,審判員である私の立場からは何とも申し 上げられません。ご了承ください。 失礼致しました。
〔ツリー構成〕
【1961】 故意落球について 2003/10/12(日)03:10 Yamaきち |
┣【1964】 走者を救済するための処置です 2003/10/12(日)15:55 久間(くま) |
┣【1973】 際どいプレーの時には? 2003/10/14(火)20:35 Yamaきち |
┣【1974】 普通の守備行為で捕球できるときに限ります 2003/10/15(水)01:19 久間(くま) |
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