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1957 アマチュア内規18の不備 投手の遅延行為 |
2006/9/21(木)21:16 - マルゼンスキー - p37030-adsau12honb6-acca.tokyo.ocn.ne.jp
>息子(高校)の練習試合での出来事です。ランナー2塁。我がチームの投手はプレートを外さず2塁ベースから2〜3
>mに位置した遊撃手に牽制球を投げました。ランナーは遊撃手より更に3塁寄りにいました。
高校野球では、次のアマチュア内規がよりどころとなります。規則適用上の解釈などには明記されていません。
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<アマチュア内規18 投手の遅延行為>
走者がいるとき、投手が、投手板から軸足を外して、走者のいない塁に送球した場合、または、投手板上からでも軸
足を投手板からはずしても、《塁に入ろうとしていない野手に送球した場合には、投手の遅延行為とみなす》。
(規則8.02(c)、8.05(d)、8.05(h))
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この《塁に入ろうとしていない野手に送球した場合には、投手の遅延行為とみなす》がくせ者なんでしょうね。これだ
け読めば、みっちゃんさんのケースはボークともとれます。私は、高校野球でこのようなケースで数回ボークが宣告さ
れているのを見ています。アマチュア内規18が誤解をまねく表現となっているからでしょう。
一方、全軟連では、これを次のように記述しています。
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<全軟連規則適用上の解釈10>
投手が、投手板上か、軸足をはずしたかに関係なく、本来の守備位置にいる野手に送球した場合に、その送球がけん制
とみられない場合は、ボークが宣告される。(8.05d、h)
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全軟連では、この<規則適用上の解釈10> に従えばいいわけです。
定位置いる野手に送球しても、側に走者がおり、それがけん制とみなされれば、ボークにはならない、ということです。
この全軟連の<規則適用上の解釈>というのは、私が知っている項目は全てアマ規則委員会で決まった事項ばかりです。
高野連の審判は、<アマチュア内規18 投手の遅延行為> がよりどころですから、あういうボークの宣告となるので
しょうね。ここにあのジム・エバンス審判講習会のレポートがあります。
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<ジム・エバンス審判講習会に参加者のレポート>
『走者の動きに関連したプレイになっていれば、守備体制にある野手に送球してもボークではない。例えば、2塁走者
が遊撃手の前に出てきた。遊撃手に送球するのは可。だが、定位置の2塁手に送球すればボークである』
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結論として
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<結論>
「アマ内規18」は、舌足らずの不備な条文である。投手板上からでも、投手板を外してからでもけん制できるような
位置に走者がいて、塁に入ろうとしない定位置の野手に送球しても、《プレイの必要》があればボークでない。
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