1996.7 石垣旅行記

 台風5号が関東直撃したら、飛行機飛ばないのかなぁという不安は朝起きたらすっとんでしまった。天気は良好、ドッピーカン。最高に晴れていた。ほんというと、東京が雨降ってるなかドッピーカンの沖縄に行くっていう優越感を味わえなかったのがちょっとくやしい。

 今回の一行は総勢14名。ただし2名は1日遅れ。ぼくの50本記念をはじめ、200本記念、昨夜テストが終わってライセンスとりたてで初FunDiv、スタッフとして初めてツアーにいく女の子とバラエティに富んだメンバー。

 乗っていく飛行機は"Super Resort Express"ことJAL901便沖縄行。定刻は8:55なのだがなぜかうちのキャプテン(お店の店長)が間違えて7:00に集合してしまった。良く聞いてみると去年は宮古島経由でいったので飛行機が8:00発だったらしい。それと間違えたんだそうな。みんな朝ご飯を"ゆっくり"羽田でとっておでかけとなった。

 飛行機は順調に那覇に着いた。初めて沖縄の地を踏んだ。そうダイビングでも始めなければ沖縄なんて来ることはないだろうと思っていた。そしてJTA611便で石垣へ。着陸寸前でかなり大きく左に旋回したのでみんなびっくりした。飛行機に乗ってあそこまで傾いて旋回したのは初めてだった。

 飛行機から空港の建物に移動するバスの後ろの扉から降りたまん前のフェンス越しに現地でお世話になるダイビングサービス"さうすぽいんと"のスタッフ二人が絵の書いたB紙をもって出迎えてくれた。二人のうち一人は5月に一緒にシパダン・マブールにいきその後石垣にきていた子だった。

 荷物を受取り、ちょうどお昼の時間だったので空港の食堂で"八重山そば"を食べた。そばというよりちょっと太めのラーメンみたいな感じだった。

 迎えに来てくれたサービスのスタッフの運転で宿泊先"ペンション・アイランドリゾート"ヘ向かった。初めて見る石垣の風景は自然があふれ、さんさんと輝く日がまぶしいが、とても綺麗に思えた。そうしているうちにペンションに到着した。

 ペンション・アイランドリゾート。今月(1996/8)のマリンダイビングの石垣島の宿泊施設の所に名前こそ乗っているものの、たぶん宿泊された方はほとんどいないでしょう。なんてったって僕ら一行が最初の宿泊客なんですから。もとはタイヤ屋だったところを改装したというペンション。各部屋、冷房、シャワー、冷蔵庫、ビデオ、テレビ、トイレがそろっています。冷房、テレビがお金を入れなきゃ使えないなんて野暮はいいません。僕らが泊まった部屋はシャワー二つにベットがふたつ、そんでもって6畳ほどの畳の部屋もあるっていう部屋でした。そして二階建ての屋上はテラスになっていて海がすぐそこに見え、向こうには小浜島、西表島が見えるけっこう雰囲気のいいロケーション。難をいえばこの時期夕日が沈む方向にちょうどホテルが建っていて沈む夕日が見れないことかな。

 取りあえず荷物を置いて器材をメッシュにいれダイビングサービス"さうすぽいんと"へ。"さうすぽいんと"は河平地区にあるので山一つ超えてという雰囲気で現地へ向かった。

1本目、米原Wリーフ東
 ボートが2隻とも空いていたので12人のメンバーを5:7に分けて乗船、ポイントへ向かった。これが僕の50本目のダイビング。南の島にしては思ったほど透明度がよくなくちょっとどんよりした感じだった。見た魚?多すぎて覚えてません。印象に残ってるのはハタタテハゼ、オグロトラギス、ハマクマノミ、名前のわからない赤い変なカニ、くらいかな。チョウチョウ魚系、スズメダイ系は多すぎて覚えてません。50本記念に海のなかで写真撮ってもらうの含めて約50分のダイビングだった。最後に10分くらいフリータイムがあったのでハタタテハゼとにらめっこして過ごした。

 その日の夜は初めてのお客さんということで、ペンションのオーナーもいっしょに乾杯!けっこうな量の料理をおなかいっぱい食べた。その後で散歩がてらちょっと海までいった。不思議なことに磯の香りというものがしない。わかめとかを干した形跡が無いからだろうか?理由はわからない。
 帰りにコンビにによったら石垣の情報誌の特集が「もぐる・もぐれば・もぐるとき」だったのでおもわず買ってしまった。特集の内容はよくある今年はダイビング始めよう!的なものだった。

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