1996.7 石垣旅行記

 明けて三日目。

1本目、石崎マンタスクランブル
 「今日行ってマンタがでないと今のところ確率100%だけど確率50%に落ちちゃうからやめといたほうがよくない?」っていうガイドさんの冗談を「まだ規程打席に達して無いからいいよ」という冗談でねじ伏せ、もう一度"石崎マンタスクランブル"。マンタが出ることを祈って昨日の200本記念シャツを彼はまた着ている。今日は昨日ほどはやくは来てくれなかったがそれでも程なくして来てくれた。うーん確率100%で見れてしまった。なんと運がいいのだろうか。こんなところで運を使ってしまっていいのだろうか?と思った。今日は昨日より近くを通って行った。今日はビデオを持っていたのでファインダーを覗きながらの撮影と自分の目で生で見ながらと、影像がぶれるのもお構い無しに顔を動かした。やっぱり自分の目で見て脳裏に焼き付けたいからね。今回もホバリングしてとどまってくれなかった。「もう一回戻ってくるまで粘りましょう」とガイドさんが言ってくれたので戻ってこいと強く思いながら待った。思いが通じたのか戻ってきてくれた。ちょっと遠くにいたので近寄っていった。そうしたらなんと右からもう一匹マンタが出てきた。なんと2匹のマンタのランデブー!!ちょっと遠かったのでビデオではうまく映らなかったけどしっかり脳裏には焼き付いた。今回の石垣で最高の思い出の一つになった。

2本目、樹下美人
 水深10mほどのところにT字型した根がありハナダイ、スズメダイが群れていて綺麗だった。水深も深くないのでビデオで撮るのにライト無くても困らないほどさんさんと降り注ぐ陽射しのせいでよけいにそう思えたのかもしれない。隣にはキノコ型の根もありなんか自然の造形ってすげーなーって感じだった。ビデオ撮るのに夢中になって置いて行かれるとこだった。

 昨日と同じように2本終わったのでサービスに戻ってお昼ご飯。今日はカレーライス。おいしかったのでおかわりして2杯食べた。

3本目、御神崎 カスミの根  石垣でのラストダイブ。ポイントはちょっと遠出して"御神崎 カスミの根"。水中でみんなで手を振ってサヨナラの撮影をするはずだった。が、な、なんとバッテリーが切れてしまった。入った直後は撮れていたのにぃ。くっそー。結局約1kgほど余分なウエイトを持ってダイブしてしまった。餌付けされたカスミチョウチョウウオが人に群れているのはけっこう圧巻だった。ドロップオフでサラサゴンベとにらめっこしていたら、何やら上で動くものがある。なんじゃらほいと思って見てみるとオニオコゼ君がこっちをみていた。ぎょっとしてちょっと後ろにさがると彼はこっちに出てきた。近くにいたバディがカメラを持っていたので呼んだ。そのあと半分くらいのメンバーは深場に行ったのだが、ぼくはエアーの残りが少なかったので行けなかった。

 ラストダイブを終え石垣の空の青さ、海の青さを目に焼き付けながら帰った。

 夜はまたペンションの屋上で。今日はBBQ。BBQセットはさっきペンションに届いたところの新品。あした潜らないこともありがんがん飲んだ。途中"さうすぽいんと"のオーナーの高嶺さん夫婦+スタッフ二人が沖縄舞踊を舞ってくれたりと遅くまで騒いでいた。

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