実は、会社が外資系なのもあり仕事でよくアメリカへく。そのとき貯めたアメリカン航空のマイレッジが4万マイルを越えた。ちょっと前まではアメリカン航空のマイレッジはアメリカン航空でしか使えなかったのだが、最近JALと提携したことによりJAL便の無料航空券が手に入れられるようになった。JALで4万マイルあればバリ島まで行ってこれる。Mちゃんから「バリはいいよぉ」ってさんざん聞かされていたので、行きたいなぁとは思っていたが、無料航空券は一人分しか無い。さすがに誰か友人と一緒にいくにしても自分だけってのははばかられたし、一人で行くのはちょっとなぁと思っていた。
 7月の半ばごろ、CMAS-ML(今はSDML)の高井さんが「バリへ行きますけど誰か一緒に行きませんかぁ?」って言っていたので、これはチャンスと思い名乗りを上げ一緒に行くことになった。
 最終的には高井さん、高井さんの友人の須賀さん、僕の3人で、これまたSDMLでもご活躍(?)のバリ島でダイビングサービス”Southen Dreams Diving Service”をしているエノモトさんにお世話になることになった。航空会社は僕はJAL、高井さん達はガルーダ・インドネシアを使い、結局飛行機の中は一人旅ではあった。

 7/5、9:30に高井さん達と成田空港で待ち合わせしていたので、7時に家を出てクルマで成田へ。首都高速湾岸線、東関東自動車道ともに順調に走り、空港近くの全日空のホテル近くにあるサン・パーキングへクルマを預けた。ここは会社が契約しているので料金がお徳。空港までパーキングのバスで送ってもらい、重い荷物をさっさとチェックイン。高井さん達との待ち合わせまでまだ1時間ほどあったので、ベンチに座ってMちゃんや、友人から借りたガイドブックを見て時間をつぶした。
 9時半ちょっと過ぎチェックインを終えた高井さん達から携帯に電話が入る。お互いメールでのやり取りはあってもあったことは無いので携帯片手にそれぞれがお互いを探し、ごたぁいめぇん。
 それからマクドナルドで軽い食事をして出国。出国審査を終えたところで別々の飛行機のためそれぞれに分かれた。
 JALのゲートはE70。何処だろぉ?って思って進むと自動運転しているカーゴの駅の真ん中に"ゲートE70↓"の標識。降りていくとそこはバス乗り場。そう、バスで飛行機まで移動であった。ちょっとだけ時間があったので売店でエノモトさんへのお土産に草加せんべいを買う。バスに乗り込み移動開始。バスはどんどん進み、高架を渡って第1ターミナル脇の貨物ターミナルの横に止まっていたJALのB747の脇へ。タラップを上って機内へ乗り込んだ。
 機内では窓側の席、隣2席は外国人の人がジャカルタまで座っていた。飛び立ってちょっとして窓から外を眺めると富士山が見えた。機内のシートに座ったまま富士山を見たのは始めてだったのでちょっと感激。しばらくして最初の食事。JALどころか日本の航空会社の機内食は食べたことが無かったのでどんなかわくわく。メニューは写真の通り。まぁまぁのお味でした。機内では「ライヤー・ライヤー」が上映されていた。面白そうだとは思ってたけれど映画館に見には行かなかったのでちょうどいいやと思い見ていた。最後は結構感動してしまった。
 成田からデンパサールへの便はジャカルタを経由していく。現地時間で夕方の5時ごろ、最初の目的地であるジャカルタに到着。1時間ほど飛行機を降りて待つ。ジャカルタ空港でまた高井さん達と会い空港内を散策。2軒ある両替屋は双方でレートが違う。時間になったので乗ってきた飛行機に再度搭乗してバリ島へ。トランジットは初めてではなかったけど、前回のときは飛行機を乗り換えた。今回は乗ってきた飛行機にまたのった。バリ島までは約1時間半。途中で日が沈んだ。
 デンパサールにはほぼ定刻の20:30に着いた。飛行機を降りて、どうせ急いで入国審査を終えても預けた荷物が出てくるのに時間かかるさとゆっくり行ったら、荷物は既にターンテーブルから下ろされて整列していた。バリ島ではこのターンテーブルのところにポーターがいた。荷物を取ると”運ぶよ”みたいなことを言われたが”じぶんでやる”といった。彼らには悪いがキャスターバック一つくらいごろごろして行くくらい自分で出来る。税関を通り、ドアを出たら現地係員と御対面する旅行者でごった返していた。そこをなんとか抜けて待ち合わせ場所にしていたダンキンドーナッツの前まで行くとちゃんと”SDML”と掛かれたプレートを持ってエノモトさんが待っていてくれた。わぁこの人が自称”バリの貴公子”だぁ。
 定刻で着いていれば10分後にはガルーダ・インドネシアもつくはず。しかし、なかなか出てこない。「入国審査とか混んでるんですかねぇ」とエノモトさんに話すと、「成田からのガルーダは機内で入国審査しちゃうからそこはパスできる。荷物がなかなか出てこないんでしょう」と言われた。しかし、かなり待っていても二人は出てこない。どんどん後から着いた便のお客さんらしき人は出てくる。どうしちゃったのかなぁとずいぶん心配していたらやっと出てきた。どうやら須賀さんの荷物がジャカルタで降りる人の荷物と一緒に下ろされてしまったらしい。既に1時間後に到着する香港からの便に乗せたのでその時間にまた着て欲しいとのことだった。
 ぽっかり1時間空きが出来てしまったのでとりあえず食事でもってことでクタの町中へ食事に行った。エノモトさんがよく行くお店らしく入るなりエノモトさんは店員さんと変に踊ってる。うーむ、バリの奇行師?席に着き4人の出会い、バリ島へようこそ、明日からよろしく、等など乾杯!。ビンタンビールに、チャーハン、最後はバリ産の赤ワインを飲んだ。
 時間が来たので空港まで戻り荷物を受け取って本日の宿泊地チャンディ・ダサへ向かった。最初のうちは車窓から夜のバリ島を眺めていたんだけど結局気がつくと寝てた。約2時間ほどでチャンディダサ・ビーチバンガロー2へ到着。部屋は僕がダブルルームを一人で使い、高井さんと須賀さんがツインルームを使った。部屋に荷物をおき、またリゾートのレストランで軽く飲んでいたら、その日までエノモトさんのところでダイビングでお世話になっていた人が現れた。こんな遅くになにしてんねん?
 このリゾート、海沿いにあり、部屋まで波の音が聞こえてくる。その音を聞きながら明日のダイビングを期待してぐっすり寝た。

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