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−−−  19日目(7/3)  −−−
積算距離:2143.3km
最高速度:55.0km/h
走行距離:1516.7km/day

 前日、33番まで行くつもりだったのが雨でコケてしまったので、本日は31番からの開始。
 ビジネスホテルを出る時、フロントにはちゃんとおばちゃんがいました。今回の旅では初ではないでしょうか。良かった。
 6時半に出るつもりが7時になってしまいつつも、高知市外はすでに慣れたもので、多少迷いかけましたが、難なく修正して無事31番へ到着。
 32番も迷わずに到着。
 33番で近道に失敗しながらも到着。
 さて次に、という時、33番の納経のおじちゃんに話し掛けられました。
 戦争に行った話から文鎮の話まで、私よりもう少し先に自転車の人がいると言う話まで聞きました。
 話を聞きながらおいしい地下水も戴き、いざ出発。出発すれば何のことはない、迷うことなく34番へ。
 いいペースだぞと自分で自分を誉めて35番。
 多少きついながらもクリアして道を戻ると、リアに大きなバッグをつんだバイクが35番に向っていくのが分かりました。
 そのバイクは36番へ向う途中で私を追い越し、私は少し遅れて36番に到着。
「バイクは速くていいですね」
 と、私の方から声を掛けると満面の笑みを見せて応えてくれました。
 私が先日であった女性チャリダーに彼も会ったそうです。そんな話をして別れると、彼は私を追い越していく際、挨拶をしていってくれました。うんうん、礼儀を知っている人でした。
 次の37番は何と60km。
 12時半に36番を出発したので少々きつそうですが、何とか行けるだろうと頑張ることにしました。
 この時、地図上では近道のように書かれている黒潮スカイラインを走ったのですが、大失敗でした。
 少し登っては少し降りて、また登り。その繰り返し。それが延々15kmも続きます。
 確かに景色はよいのですが、その為だけに15kmも走る車も少なく、時折お遍路と思しき車が走る程度でした。
 そのスカイラインを越えると更にきつい56号線が。
 延々緩い上りが続きます。自転車には最悪です。
 その道の途中、歩道に寝転ぶチャリダーを発見。どうやら33番のおじちゃんが話していたチャリダーのようです。
 彼は37番は諦めてゆっくり行くとのこと。
 この時、時刻は16時。メーターが合っていればあと20km。
 頑張れば間に合うと断言した私は彼と別れてさらに先へ。
 そして何と10分前に着きました。
 思わず、
「着いたぁー」
 と叫んでしまいました。

 少し手前に道の駅があったのですが、時間的都合でとばしてました。
 37番をクリアしたことでやっと時間が出来たので戻って一休み。
 ブタマンを食し、きな粉としょうがのアイスを食し、体力をつけてから38番に向けて走り始めました。
 ここは一番距離があるので今日中には無理と分かっていますが、出来るだけ近づきたかったんですね。
 しかし、37番から30kmほどの地点で暗くなったので断念。
 砂浜で星を見ながら夜を明かしました。
....つづく
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