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−−−  47日目(7/31)  −−−
積算距離:5285.0km
最高速度:60km/h
走行距離:117.83km/day

 一昨日から喉が気になる…風邪かなぁ。
 7月も今日で終わり。つまり旅も1ヶ月半ということになります。3ヶ月の予定なのでちょうど半分ということですね。
 朝食に、と夕べ買ったご飯とおにぎりを食べてみると…マズい。本当に不味いわけではなく、多分喉が痛いせいでしょう。
 そんな状態でも体力だけはしっかりとしていて、いざ出発してみたらおよそ15kmの上り坂を1時間強でクリアして7時前に雲仙温泉に到着しました。
 1500mはある雲仙を見ながら登っただけに余りのあっけなさに驚いたのですが、何のことはない雲仙温泉は標高700mほどなので思ったよりも楽だった、と言う訳ですね。
 ここの温泉街にも地獄巡りがあります。賽の河原、清七地獄、雀地獄、地獄地蔵、お糸地獄、真知子岩、大叫喚地獄、八万地獄、湯神少彦名大神、月面地獄…。30ある地獄だそうですが、近場で看板表示されているのはそれだけでした。
 ということで30分で回り終えました。
 雲仙温泉の各施設は9時に開始します。8時に回り終えてしまった私は公園でしばらく休んでました。
 で、何とか入浴と温泉卵だけは確保して、こんなんで観光といえるのかなと考えつつもその考えを吹き払って出発。

 雲仙から長崎へは山がそこそこあるわりに飯岡の少し先までトンネルが存在せず、結構きつい道が続きます。
 が、どうにか12時頃に到着。まずは腹ごしらえ、とツル茶んなる店へ。途中、眼鏡橋のそばを通ったので一応、形なりの観光をしてから店へ入り、チキントルコライス850円なり。
 ガイドではボリューム感がどうとかありましたが、そうでもないな、というのが印象です。
 これならまだ入る、ということで今度はグラバー園のそばにあるはずの四海楼に向いました。すると、改装中。
 これは食べられないのか?と思いきや、仮店舗が中華街にあるという情報。さっそく向いました。
 中華街はグラバー園のすぐそばにあります。行ってみるとこれがまた見つからない。諦めて道端のアイス売りのおばちゃんからアイスを買って少し歩いた途端に見つかりました。探し物なんてこんなもんでさぁね。
 本場のちゃんぽん。やっぱり美味いです。

 さて、指宿で手に入れた情報では長崎では長期イベントをやっているはず。まずは駅前に出て観光案内所に入りました。
 ここでは県の観光地図は存在しないと断言されました。嘘だぁ。代わりに貰った市の観光地図は使いづらそうだし、唯一、港まつりの会場の位置が分かったことだけが利点でした。
 で、港まつり会場に行ってみると…つまらない。時間のせいもあるんでしょうが、目録見ても何もないし、会場一周しても面白味がない。
 結局、250円と異様に安いとうもろこしを買ったのですが、これがまたまずかったぁ。いえ、私の体調不良はとっくに治ってました。本当に不味かったんです。
 数日前に1度焼いてしばらく放っておいたとしか思えない干からびたとうもろこし…タレを塗っても染み込まないからしょっぱいだけ。あんな焼きとうもろこしを良く売る気になれたもんです。
 私は早々に会場を後にしました。花火も何も関係ありません。

 夜景を見るべく市内観光を軽く始めてみたのですが、自転車で走ると見えてくる長崎の悪い点がちょっとひどすぎました。
 まず、長崎市外のタクシーの運転がこの上なくひどいです。
 自転車とは関係ないですがコインランドリーも高い!洗剤込みで600円なんて初めて見ました。少しでも安い洗剤込み500円、乾燥機7分100円というところを利用しましたが、もうちょっと考えて欲しいところです。
 また、歩道が徹底的に悪いです。しかも悪いのによく見ると舗装されたばかり。自転車でこれほどひどいと感じるんだから、足が不自由な人は長崎で車椅子に乗ることは不可能でしょう。
 驚いたのは、メインの橋である旭橋が、車道も歩道もあるのに自転車のみが通れないということ。車道は自転車通行禁止、歩道は階段のみ…ふざけるな、と徹底的に気分を害したのはこの時でした。
 大回りして展望台への道へ向ってみましたが、自転車で登るのは無理そう。ということでロープウェイ乗り場に回ってみました。
 あれ、この道は来たことがある…と感じたのは既視感ではなく、前回来た時に夜景ではないながらも夕方の景色は見たから。
 それを思い出した私は夜景はもういいやという気になってしまいました。気分を害したのが一番の理由ですけどね。
 路面電車の発達ゆえに自転車に対する施工がおろそかになった点が否めないのが残念なところでしょうか。
 ということでとにかく北上。琴海パーキングという、道の駅になり損ねたかのような駐車場で就寝としました。
....つづく
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