－－－　　６２日目(8/15)　　－－－
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積算距離：６４３６．９ｋｍ最高速度：４０．２ｋｍ／ｈ走行距離：９３．１ｋｍ／ｄａｙ　４時に蚊で目が覚めると少し雨。小雨かなと思ったけど例によって空に星が見えない。これは来るかな？と予感すると少し雨が強くなったので、運動公園の中央にある管理棟らしき小屋に避難しました。　まずは寝袋と荷物。次に自転車。途端に雨が土砂降りに化けました。　蚊が起こしてくれたのか、はたまた別の力があったのか？そういえば夜に雨に降られるときは決まって避難できる場所を確実に確保してるんですよね。ひょっとしたら岩戸神社で天照大神に頼んだ、雨を降らすなら雨宿りできる場所を用意してからにしてくれと頼んだのが効いているんでしょうか。まさかね。　４時はさすがに早過ぎるので２度寝して起きたのは６時。だけど６時になっても雨はやんでくれません。　真上には分厚い雲。風上に視線を移しても雲の切れ間なんてこれっぽっちもなし。インターネットの天気予報は大外れです。　それでも雨の中、米子はやめてコインランドリーに向けて７時に出発。　洗剤なしで４００円…高い。１００円で１０分の乾燥はまあ普通だけど。　結局洗剤なしで洗いました。まぁ、汗ばかりで落ちにくい油汚れはないしね。　発見したコインランドリーは夕べ夕食を買ったスーパーからすぐ近くでした。分かっていれば夕べのうちに済ませられたのに、気づかなかったばかりに朝っぱらから１時間コース。　どうにか乾燥も済ませて、ガイドブックの「松林の中を快走」なんて言葉にだまされて、本当なら空港沿いを走れば良かったものをわざわざ４３１号線へ入りました。が、これが大失敗。　道が悪いのか松が悪いのか、水はけが以上に悪くて、快走なんてとんでもない。しかも松林の中がキャンプ場になっているために歩道に堂々とワンボックスを止めるバカが数組。避けて通るにはびしょぬれの植木に体当たりかまさなければならないんですね。　さすがにキレかかって文句言われてもいい覚悟でドアミラーに体当たりかましてやりました。結局何も言われませんでしたが。　しばらく行くと弓ヶ浜の公園が左手に見えてきます。ここが結構いい場所。こんなにいい場所があると分かっていたらこっちで野宿したのに…なんて思っていたら皆生温泉に到着。　ここはすぐそこに海水浴場があって公共浴場も海水浴の帰りに入れるようなシステムになっています。時間と天気さえ気にしなければ海に入りたいところなんですが…残念ながら温泉だけにしておきました。　そうそう、皆生温泉の手前で「本の学校」なる書店に入りました。たいそうな名前だけに広くていろいろな本がありました。　その後９号線に復帰。大山を右手に、日本海を左手に見ながら純粋なチャリダーのように走行。　その途中、登りの道でフリーターチャリダーに追い抜かれました。「こんにちわ！」　元気良く声をかけてくれた彼とは話しをしないまま数ｋｍを一緒に走ることになりました。少し先の赤碕にある道の駅で彼を見かけ、更に少し先の由良にある道の駅で見かけ、北条にある道の駅で見かけ、とうとうそこで話しをしました。　彼は四国出身で福岡から出発、中国地方を回る予定だそうです。　しばらくいっしょに走っていたんですがそれも羽合町のＴ字路に突き当たるまで。彼は９号線を行くので左へ。私は羽合温泉に寄るつもりなので右へ。　立ち止まってお別れを惜しむなんて事はなく、走りながら、「じゃあ、お元気で！」「それじゃあ！」　互いに手を上げ、左と右へ。なんとなく格好いいなと自分に酔いかけつつ、目指すはハワイゆーたうん。「日本一周してるの？」「いえ、西日本を」「それだけ回ってれば日本一周と同じだよ。我々から見れば」　これは風呂上りに会話した内容です。そう言うもんかなと苦笑いしながら話してました。　風呂から出ると一旦倉吉駅前にでて食事をすると東郷湖の裏にある運動公園で寝ようと移動を始めました。　時間的に閉まっていましたが、東郷温泉はホテルに１泊して楽しむには結構よさそうなところがいくつかありました。　そんな温泉街を抜けて到着した運動公園はなかなか。　就寝準備を始めたら湖の向かいの羽合温泉で何やらイベントの音。と言っても演歌ばかり聞こえてくるので老人たちのカラオケ大会か、マイナーな有名人が来ているのか。　更に遠くのほうで花火が上がり出しました。方向的には北条公園辺りでしょうか。ちょっと遠すぎて迫力なさ過ぎ。　イベントは好きですが、湖の向こうだから行こうとしたら３０分はかかってしまうし。　そうこうしているうちにイベントは終わり、頃合を見計らったかのように男２人女１人の３人組みが運動公園の広場に登場。　薄暗い中、サッカーもどきで遊んでましたが公園内の灯りが消えると３人は公園の奥へと消えていきました。　それ以降は眠くて寝てしまったので、どうなったかは分かりません。
．．．．つづく
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