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−−− 66日目(8/19) −−− |
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積算距離:6834.4km 最高速度:47.0km/h 走行距離:95.80km/day 夜間に雨は降らなかったようです、どうやら。せっかく舞鶴公園の東屋を確保したと言うのに。ま、降らないに越したことはない、と。 朝市はパスしました。今回の旅では朝市はほとんどがハズレだったし、3〜6時ってことはあまり一般向けではないんだろうと言うのがその理由。 ということで27号線でひたすら南下。 その途中で珍しく感心したのが、舞鶴西I.C.の出入り口の歩道の処理の仕方です。大抵は大回りさせられるか、地下道を歩かされたりするんですが、ここの処理の仕方は上手いです。 その感心したI.C.からホンの数km先に黒谷和紙の里があります。無形文化財だそうです。ついでに言うとNHK「ぴあの」の舞台だそうで。 またさらに数km先に安国寺があります。が、これは線路の向こうの県道の更に奥にあるので気付きにくくて、私も気付き損ねて2kmほど過ぎてしまいました。高低差はさほどなかったので戻りましたが。で、参拝したはいいけど、これが産湯に使った井戸なんですなんて看板立てられても…だから何?って状態でした(苦笑)。ま、一応墓はお参りしましたが。 そこからまたも数km進むと綾部市街です。天文館やらグンゼ博物館やらがありますが、さして見たいと思うものではないのでパス。 ここからなら福知山が近いので、足を伸ばして行ってみました。明智光秀がどうとかという御霊神社を参り、福知山城の概観を見学。ガイドブックに、福知山全体を見るならここがいいよ、と載っていた6代目音無瀬橋からの景色を楽しみ、あっという間に(と言っても2〜3時間)福知山を後にしました。 綾瀬に戻ると、鴨そばを食べるべく「丹波の味しるべ盾」なる店へ。鴨そばはそれなりに美味かったけど、うどんにするべきだったかな。 腹をいっぱいにしてから27号線に復帰して長源寺へ。参拝を済ますと和知駅のそばにある道の駅にて一休み。 一休みをする分にはいいところかもしれませんが、ここは正直何もありません。一応店はあるんですが買う気は失せます、見ていると。 まず鮎の塩焼きがガイドブックにも載っていたのでチェックしていたのですが、店頭を見るとパックされて冷め切っている3匹千円。焼き立てなんてお世辞にも言えない状態の代物を見てはねぇ…。 限定だというわち黒ゼリーも見た目と値段とが合ってません。他の人もそう感じていたのか、数量限定と銘打ってる割に大量に余っていました。 これは偶然でしょうが、自販機も不調で金を飲み込んだはいいけど商品が出てこないという間抜けをしてくれて私はちょっとムッとして店員に文句を言いに行きました。 で、本来の道の駅としての機能くらいは…と期待して見て回ったけど無駄な行為でした。 ということで、本当の意味で一休みだけして出発。近辺にはいろいろとスポットが密集していますが、その全てをパスして走りつづけるとついに9号線に合流します。 多分ここからつらくなるだろうと言うのは等高線付きの地図で確認済み。というか、これまでそこそこ登りがもつらかったんですけどね。ここからどういうルートを選ぼうとも必ず峠を通らなければならないんです、京都に入るには。 ということでもう少し進んでおきたいという考えもあったんですが、ここいらで休むことにしました。というのも、次の町である園部に行ってしまうと、多分寝られる場所がないし、何より個人的に薗部という名前が嫌い。 16時に丹波の道の駅「丹波マークス」に着いたのでちょっと頑張れば目の前の観音峠は抜けられたはずなんですけど、そう言うわけで止めました。 丹波マークスは道の駅というよりも、手前にあるサービスエリアに客を取られた集合型店舗が道の駅の名を語って客を寄せようと言う意図のようです。そのために道の駅としての役割は弱く、食料確保にしか使えませんでした。 そこから9号線を西へ戻る形で進むと京都府立丹波自然運動公園に出ます。ここは寝るには最高です。設備は整っているのでその分、ホームレスやら暴走する若い輩がいるかと思いきや。夜になるとこの公園は入り口を閉鎖してしまいます。しかも中に合宿所がある関係で、ホームレスもいません。 ということで5時ごろに入ると運動公園内でどこかの大学のアメフト部が練習をしていました。 私はその練習風景をボーっと眺めながら食事を摂り始めました。すると、私に向かってではなかったのですが、私のすぐそばで練習を眺めていた人に向かって1年坊主らしき輩がこう言いに来ました。 「試合前の練習だから見学しないでくれ」 私にも言いたかったようですが、私は食事をするためにベンチに座っているだけ、と言う状況だったので何も言われずにすみました。が、一応礼儀としてそれ以降の食事は後ろを向いて食べました。 それにしても心の狭い連中です。秘密の特訓なら府立で一般人が入って来れるようなところで練習するほうが悪いとしか思えません。 それから暗くなるまで練習していた彼らも引揚げ、私はそのベンチで就寝としました。 |
....つづく |
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